ナンピン計算、押し目買いについてまとめました。
押し目買いは計画的にする必要ありです。
いつの間にか“倍ナンピン” 、その場合、そもそも買いのタイミングが間違えているのかも。
“ポンコツナンピン計算機” に陥らないよう、買い増し計算は慎重にする必要があります。
ナンピン買いのタイミング?
どれだけやっても、いつまでたってもナンピンをしてしまう、それが相場の常。
ナンピン買いなしで勝てるなら、それがベストです。
しかし、上がると思って買っていて下がったのなら、さらにまた買うのも一つの方法。
けっしておすすめはできませんが。
ナンピンするのなら、ある程度、確信を持って買いに入れなければ、やってはダメです。
しかし、確信とは何なのでしょうか?
ナンピンとは
ナンピンの意味は、買いの場合、株価が下がっていく時に買い増し、買い付け単価を下げる売買方法です。
株価が上がっていく時に買い増すと、買い付け単価が上がってしまいますが、これを逆ナンピンとか、買い増しナンピンと呼ぶ人もいます。
また、空売りの際、株価が上がる局面で買い増すことを、空売りナンピンと呼ぶ人もいます。
データは数値でしかない
確かにデータを持って、何パーセントの確率で、ここではリバウンドがあるだろう、そういうケースもあることでしょう。
しかし、データは単なる数値です。
買ってから暴落したら大損するだけで、全く何の保証という仕組み。
結局のところ、どこでリバウンドするかは結果が出るまでわかりません。
確率は確率であって、未来の保証はどこにもありませんので。
ナンピンとは不確定性に向けた決断に過ぎない
ナンピンとはつまり、そのあと比較的早い段階でリバウンドが来るか、あるいは想定外の下げに巻き込まれても、そのまま忍耐することを意味します。
一旦、忍耐の態勢に入ったら、その状態を否定することはできませんし、逃げることもできません。
不確定性の暗い海の中を、ただひたすら生き残ると言う思いで、泳ぎ続けなければなりません。
ナンピン買い増しはこの上なく無情
9割の確率で勝てそうだろうが、ほとんど可能性がないだろうが、一旦ナンピン態勢に入ったら皆同じ。
ナンピンしてから想定外の動きをされたら、損切りの準備をする他ありません。
そこでさらにナンピンをすると、さらに逆に行かれた時に壊滅的な打撃を受けることになります。
心を病むかもしれないナンピン売買
何年株をやっても同じこと。
ですから、徐々にナンピンに対する警戒心が強くなってきます。
巻き込まれたらアウト。
プレッシャーと忍耐のカオスの中を、頭を抱えながら過ごさなければなりません。
「巻き込まれないようにしていたのに、巻き込まれました。」
「上がると思ったのに、上がりませんでした。
今日だけは許してくれ。
もう二度とナンピンはしないから。」
何度そう思ったことでしょう。
こうしてデイトレーダーは心を病んでいくのかも知れません。
それを防ぐ方法は唯一。
ナンピンをしないことです。
ナンピン買い増し売買のリアルな姿とは
本日前場、ナンピンをしないルールはいとも簡単に破られ、気づくと必死に耐えていました。
- 電話が鳴っているのも無視し
- 運送屋さんがピンポンを鳴らしているのも無視し
- トイレにも行かないで
- 誰とも口を聞かないで
- テレビも見ないで
- 牛乳も飲まないで
- 必死に忍耐しました。
値動きばかりを求め、ひたすら利益が出るまで耐え、トレードは下手くそで泥臭い。
“行って来い” をひたすら耐えるのみ。
やっとのことで本日、生き残ることができました。

休むも相場と言う株格言
そして、大引け間際、私がやることと言えば、明日への持越株の発注を出すこと。
日経平均はじりじり下げ、マザーズ指数、ジャスダック指数ともに日足の移動平均から5%以上乖離し、「これどう見てもおかしい、これ下げ相場?」と思い、手出し無用の相場とも思いましたが、本日も昨日までと同じように買い売り2対1のポジションで両建て持越しです。
休むも相場、その言葉が頭をかすめました。
しかし、休むことはできなかったです。
明日以降、爆損をしないよう、ただ祈るばかりとなりました。
本日のトレード結果
【デイ新規建代金合計】(買建)125万円
(売建)なし
【デイ売買銘柄】(買建)1606日本海洋掘削 4388エーアイ
(売建)なし
【デイ損益合計】+0.5万円
【持越決済】+0.1万円
【本日のトータル結果】+0.6万円
【今月の損益】+4.8万円
【持越ポジション】買建6銘柄(新興株メイン)、売建3銘柄(主力大型株)
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし