以下については、私が日々、株の短期売買をやっていて、個人的に感じたことをまとめたものです。
株に絶対はありません。
これらを読んでトレードをした結果、損失が出ることもあります。
株式投資、あるいは、その方法を推奨するものではありません。
日々、勉強することは必要です。
あくまで、おまけの豆知識としてご覧ください。
1.デイトレードの時間帯はいつがいい?
一般的には、
- 前場の寄り付き直後(9:00~10:00頃)
- 後場の大引け直前(14:30~15:00頃)
が良いと言われています。
なぜなら、株取引の参加者がもっとも増える時間帯だからです。
なぜこの時刻に参加者が増えるのかは、通勤電車と同じような理由によります。
売買が活況になる時間帯が決まっている理由
朝、電車が混むのは、世の中の多くの企業が朝から営業を開始し、それに合わせて行動する人が多いからです。
株のトレードにおいても、営業時間に合わせて売買する必要があります。
このため、上記、寄り付き直後と大引け間際の時間帯に売買が活発に行われることになります。
通勤電車と同じく、もっとも激しいラッシュアワーは寄り付き直後で、大引け間際は朝に比べるといくらかすいているイメージです。
なぜ混み合う時間帯のほうが取引しやすいのか
株は、買った値段より高い値段で売らないと損をします。
みずから進んで損をしたい人は、1人もいません。
従って、値動きが激しい時間帯に希望の価格で売り切る必要がある訳です。
もし売買が活況でない状況ですと、当然ながら株価は動きません。
株価が動かないと言うことは、延々とそのままの状態です。
フリーズ。
その場合、株価も自分も動かない状態で、固まったままモニターとにらめっこをすることになります。
株の初心者時代に思ったこと
値動きが速すぎるとついていけない、株価がゆっくりと動いてくれたほうが助かる、そう思う株の初心者の方もいらっしゃるかも知れません。
2004年当時、株を始めた私もそうでした。
しかし、そう思うのは最初のうちだけで、やればやるほど、値動きが速く大きいほうがやり易いと感じるようになります。
(スキャルピングなど、超短期売買の場合。)
PCをチャキチャキと操作できないと言う方もいらっしゃるかも知れません。
その場合は、やはり不利になります。
スキャルピング的なトレードでは、スマホでもやってできないことはないと思いますが、やはりパソコンでマウスとテンキーを使ってトレードしたほうがはるかにやり易いです。
そして、上手な人は前場の早い時間でデイトレードを切り上げることが多いです。
2.ワンティック抜き、これがスキャルピング
値動きへのカン違い
買ってから1ティックも利益を得ることができない、そういう場合は、実は値動きを良く観察しているようでいて、しっかり見ていない場合が多いです。
値動きの観察不足。
それで、上で買って下で売ることになります。
値が動かないで、実質的に株価がほとんど真っ平な状態なのにインしてしまっていることも多いです。
常に歩み値を目で追う習慣をつけ、確認することも必要です。
ジグザグに動く株価に対し、下でインできれば1ティックは頂けるはず。
スキャルピングでは、ジグザグに動き回ってくれたほうが助かります。
注意点などを、以下の記事でまとめました。
デイトレ必勝法は、一言で言えば、株価が「ムン!…ムン!」と上がるところで一緒にインすることです。
活況な売買の中、膠着する場合に注意
売買は活況であればあるほど良いと書きましたが、そこは株価変動の七不思議。
売買代金が何百億円にも達する銘柄が膠着状態になることなど、相場では良くあります。
値動きが膠着してしまっては、スキャルピング的に利益を頂くことは難しくなります。
売りも買いも注文が殺到し、板(株価ごとの注文総数)が詰まり過ぎてしまうと膠着状態になることがあります。
デイトレで利益を出すためには、板は必ずしもギチギチに詰まっている必要はありません。
そこは、知識と経験を重ね、見る目を養っておく必要があります。
テクニカル指標をどう活用するか
長らく様々なテクニカル指標を試して来ました。
しかし、これは私の場合ですが、それらが利益に結びついた試しがあまりありません。
このため、最近はテクニカル指標を一切見るのをやめ、あくまで株価と出来高のみに集中するやり方を取っています。
そのおかげで、さらに損をするようになったかと言うと、そんなこともありません。
結果はほとんど変わらず…。
さらなる成績向上を求める日々。
信用取引の資金枠の話
数年前より、株の信用取引では一日のうち、何回でも同じ銘柄で、無限に取引ができるようになりました。
以前はそうではありませんでした。
口座に入っている資金の3倍程度の金額(建て代金)までしか当日の売買はできず、それ以上売買したければ現物取引に移行する必要がありました。
(現物で回してしまうと、翌日以降の信用枠がなくなり、回復するのに3営業日かかっていました。)
この信用無限回転の導入により、少ない資金の個人でも売買代金を膨らませることができるようになりました。
売買は何度でも繰り返せるので、利益を増やす可能性もありますが、損を膨らませるリスクも増えました。
トレードの巧拙(こうせつ)次第で、資金を増やすか減らすか、どちらにも転べると言うことになります。
運命はトレード依存
トレードが上手いか下手かで、どんどん株取引の運命が決まっていきます。
デイトレをすればするほど、上手なら資産が増えるし、下手なら減ります。
もはや、最初の資金の大小はあまり意味がありません。
資金が少なければ上手にトレードして増やせば良いだけ。
下手ならいくら資金が大きくても、どんどん減ってしまいます。
このため一念発起して、デイトレード克服のため、備忘録代わりに当ブログを開始。
それが2018年の年初です。
スキャルピングで開眼するべく続ける試行錯誤…。
いったいいつまでそれが続くのか、不安になってきました。
3.銘柄の選び方・絞り方
デイトレードにおける手順として、最初の関門となる銘柄選定。
株のおすすめ銘柄は、自分自身で探すのがよいです。
短期売買の場合、銘柄を一つに固定してしまうと、その銘柄に値動きがなかったらトレードが出来ません。
デイトレの機会を広げるために、やりやすい銘柄を選び出すことは大事な作業になってきます。
デイトレードをしやすい銘柄とは、
- ある程度値動きがある
- ある程度売買代金がある
の2点です。
これ以外にもあるかも知れませんが、それはトレーダー個人の能力や経験によります。
少なくとも、これら2点を無視するデイトレーダーは、あまりいないと言うことです。
株ツールのランキングの使い方
銘柄を選ぶためには、各証券会社が準備している株のツールにおいて、ランキング情報などを活用するのが一般的です。
このランキング情報は、証券会社によっても違いがありますので、複数の証券会社に口座を開いて試すのも一つの方法です。
市場別(東証1部、2部、マザーズなど…)の値上がりランキング、売買代金ランキングの2種があれば、工夫次第で事足りると思いますが、やはり各種の豊富なランキング情報があるに越したことはないです。
慣れれば前場の寄り付き直後の数分で、全市場の全銘柄(4000弱)から、デイトレードに適した10銘柄くらいを絞り出すのは訳もありません。
デイトレーダーは皆、同じような銘柄で勝負しています。
誰も扱っていない銘柄で利益を出すのは難しいです。
そのような銘柄は、たいていの場合出来高が少なく、値動きも小さいからです。
4.値動きを覚える
短期売買では、デイトレードにせよ、スイングトレードにせよ、値動きを覚える必要があります。
どの局面でどのくらい株価が上がるのか、下がるのか、ある程度の目測をたててトレードしたいところです。
そんなことが可能でしょうか?
その答えは私にはわかりません。
しかし、稼ぎ続けているデイトレーダーは少ないながらもおそらく存在します。
でなければ、ゆくゆくは損失を膨らませてしまうことにつながります。
稼ぎ続けているデイトレーダーが存在する理由
超短期売買の場合、上にも書きましたが、上手な人は資金が増え、下手な人は資金が減ります。
同じようなことを無限回繰り返しますので、上手いか下手かの違いに複利効果がかかります。
いずれにせよ、売買が下手なデイトレーダーは退場せざるを得なくなります。
その後、今度は残った上手なデイトレーダーの中で、一番下手なトレーダーから順に負け、退場に向かうことになります。
その繰り返し。
もっともトレードが上手い人が残る冷酷非情なシステム、それが相場であり、株式市場です。
値動きをどのように予見するか
株の値動きは、東証一部の大型株と新興市場などの小型株では明らかに違います。
私の場合、主力大型株のスキャルピング、例えば2000円台の値がさ株でしたらプラス3~5円程度の利益を取りに行きます。
なぜなら、その程度しか数秒・数分の時間軸では利益が出せないからです。
同じ価格帯の小型株でしたら、10円以上は狙いに行きます。
このように、毎日トレードをしていれば、自動的に値動きに対する“勘” が養成されてきます。
自動的に養成するのみならず、自分で数値化してルールを構築することが大事です。
そのルールが今後も有効なのか否かは、自分で検証しながら手を加えつつ、判断するしかありません。
何度もエクセルにまとめたり、挫折したりしながら徐々に新しい発見を積み重ねるしかないと考えています。
5.極小ロットの税金・金利の豆知識
株取引をしていれば、利益が出たら、税金がかかります。
たとえ手数料が無料であっても…。
少額でトレードしているので、そんなことは関係がないとお思いですか?
額が小さいから軽視して良い訳ではありません。
信用取引であれば、デイトレであっても1日分の金利がかかります。
信用取引、手数料無料、100株でデイトレードした場合の例
以下は概算(だいたいの計算)です。
若干の誤差はご容赦を…。
100株で1円分の利益が出たとしましょう。
1円上で売ることが出来たら、100株で100円儲かります。
この100円の利益から、金利と税金が引かれます。
金利を仮に3%としましょう。
金利は通常、1年間の分です。
すると、一日分の金利は3%を365日で割って
3÷365≒0.0082191…
より約0.0082%となります。
信用取引の金利は約定代金にかかる
ここが味噌です。
金利は“利益” の100円にかかるのではなく、“約定代金” にかかります。
たとえ100円の利益でも、約定代金が30万円かかっていれば、
30万円×0.0082%
=300000×0.0082÷100
=24.6
24.6円の金利がかかります。
金利が引かれた後、さらに税金の2割が引かれます。
利益 | 100円 |
金利を引いて | 75.4円 |
税金を引いて | 60.3円 |
結局、100円の利益から4割引かれた60.3円が、私たちの手に残ります。
その上、実はこの金利、損失が出た時にもかかっています。
いかがでしょうか。
これでもデイトレーダーになりたいですか?
12月7日のトレード結果
生きてるだけでまる儲け。
そう思うしかありません。
やられました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
【デイトレード新規建売買代金合計】
(買建)概算1200万円
(売建)なし
【デイトレード売買銘柄】
(買建)2330フォーサイド、2479ジェイテック、3182オイシックス・ラ・大地、3356テリロジー、3808オウケイウェイブ、4588オンコリスバイオファーマ、4680ラウンドワン、4777ガーラ
(売建)なし
【デイトレード損益】-3.2万円
【スイングトレード損益】+1.0万円
【本日のトータル結果】-2.2万円
【今月の損益】-1.7万円
【持越ポジション】新規買建なし
新規売建なし
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし