今まで超短期売買はいろいろと試して来ましたが、利幅を限界まで狭くした取引は意図的に避けてきました。
その理由はいろいろあるのですが、一言で言うと、スキャルピング的なトレードをどうやれば良いかが今一つわからなかったと言うのが大きいです。
それが、約1カ月前から順張り、かつ、利をより狭めた取引に変更し実験中。
確かに一回のトレードの利益は少ないですが、勝率を出来るだけ上げることによって切り抜ける公算。
この1カ月で気づいたことをまとめます。
1.チャートの見方
板読み・スキャルピングに変更してわかったこと
長らくデイトレードにおけるチャートは、1分足を見てきました。
ところが、板情報から値動きを予想して、一瞬の利幅を取る方法に変えたため、1分足チャートはやめてティック足を表示するようになりました。
結局のところ、インのポイントは板情報を見ての“念力投資法”(上がれと念じてインするトレード)ですので、チャートを見る意味があまりない訳です。
ところが、それを繰り返すうち、どうもティック足だけ見ていたのではまずい状況が増えました。
ティック足のデメリット
銘柄コード入力後の表示時間
たしかにティック足では、すべてのティックが表示され、1分足よりもよりきめ細かな値動きを確認することができます。
ところが、きめ細かな値動きは板情報を凝視していればわかることです。
順張りのスキャですから、当日の高値からどのくらい離れた価格帯に現在の株価があるのかを確認できれば、チャートを見る必要がありません。
それでも板読みの補助にはなるため、常にティック足を表示していました。
ところが、ティック足チャートは、全てのティックがドットとして砂粒のように表示されるため、1分足に比べると銘柄コードを入力してから完全に表示するまでの時間に、若干のタイムラグがあります。
いわゆるもっさりした動きです。
微妙な表示時間の遅れ(0.1~0.3秒くらい?)ですが、1日中銘柄検索をしている現状では、かなりわずらわしく感じるようになりました。
ティック足は急騰が確認しにくい
一日を通し、急騰銘柄を探し続けている状態です。
しかし、慌てて銘柄コードを入力し、板表示を確認してからインしてみたら、どうも値動きが悪いことがありました。
当然、損切りになります。
「おかしいなぁ…」と思って1分足チャートを確認してみたら、株価が少ししか上昇しかしていなくて、とても急騰銘柄とは呼べないような銘柄にインしていました。
当たり前ですが、ティック足チャートと板情報だけを見てトレードしていると、このようなことが起こります。
トレードが近視眼的になると言うか…。
ティック足では拡大表示状態になっているので、1分足で目視した時のように、急騰状態を大づかみなイメージで確認することはできません。
遅まきながらその点に気づいたのが昨日。
ティック足はやめて、1分足で急騰銘柄を確実に目視した上でインするようにやり方を変えました。
ティック足チャートが“遅い” のはパソコンのせい?
1分足確認後にティック足に表示を変更しますと、どうも表示スピードに難があります。
私のパソコンのせい…?
ちなみにCPU はCore i7 の値段が高いやつ、メモリも20ギガ以上積んでいます。
ハードディスクを未だに使っていますから、そのせいかも…。
まあ、PCの動きが遅いのは我慢の範囲内なので、あまり気にしていませんが…。
その反応よりもっと気になったことがありました。
2.マウスと言う重要ツール
不完全なクリックとは
前々から気になっていたことではありますが、今まで一刻を争うようなトレードはそれほどしていなかったので、そのままになっていたことがありました。
最近のスキャルピング売買では、板読み状態で監視していて、「ここだ!」と言うところでマウスを1クリックし、インすると言うことを繰り返しています。
その際、「カチ!」とクリックしているのにも関わらず、不完全なクリックになってしまい、オンにならないことが度々ありました。
マウスはクリックされているのですが、何かのタイミングと言うかマウスの反応が悪くて、クリック動作が完了されていません。
クリック音はなっているのに、実際はクリックされていない状態。
これで何度もインのタイミングを逃しました。
誤クリックと不完全なクリックの違い
マウスには、そのマウスごとにクリックの“深さ” のようなものがあります。
私が昔使っていた、ノートパソコンを買った時にタダで付属してきた、しょぼいマウスはクリックが極浅(ごくあさ)でした。
このため、何の気なしにマウスを握っていただけなのに、勝手に指先に力が入って意図せぬクリックをしてしまうことがありました。
いわゆる誤クリックです。
その後に、ネットで調べてもう少し高級なマウスを求めて、マウス性能のスペック表も確認して値段の高い製品を買いました。
すると、確かに誤クリックは一切なくなり、マウスの反応も凄く速く正確になった気がしました。
しかし、不完全なクリックと言うのでしょうか、クリックしているのに押しボタンが起動しない、インしたい時に入れないことが度々起こるようになりました。
マウスのクリックが“深い” タイプだからです。
クリックが深いタイプですと、クリック音もうるさいし、デイトレードには向いていないかも知れません。
昔使っていた、しょぼい誤クリック誘導マウスに戻そうか、迷い中です。
3.順張りと逆張りにおける損切りの違い
デイトレードにおいて、以前は逆張りが多かったのですが、最近試行中のスキャルピングでは100%順張りです。
長らく逆張りが6割、あるいは7割以上を占めている状態でしたが、2018年に入り、デイトレード克服を一つの目標にしたことをきっかけに順張り多用派に転向。
デイトレではオール順張り状態に…。
その結果、損切りで上手く逃げられる確率が若干上がりました。
これもよほど注意していないと、高値づかみ後の急落を食らいますので、絶対ではありませんが…。
順張りのほうが意味のわからない“爆買い” が入りやすい
順張り・逆張りに関わらず、思惑が外れて含み損の状態になりますと、損切るか、株価が戻るかの様子見状態になります。
その際に、とんでもない意味のわからない爆買いが入って助かることが多いのは、順張り。
逆張りだと冴えない値動きにひたすら耐える感が強いです。
順張りの場合は、耐える前にドカンと買いが入るか、ドスンと下落して大慌てで損切るかの二択。
順張りで含み損を耐えていたら即刻アウトです。
時間に猶予がありません。
ですから、常に損切りを待ち構えている状態。
これが結構、私には良いような気がします。
例えば、本日の低位株でのスキャルピングでもそれが役に立ち、何とか上手く降りることが出来ました。
4.低位株スキャルピングでの返済予約
低位株のスキャルピングでは、私の場合、1ティックを利幅としてトレードします。
理想としては、同値降りを繰り返しつつ、1ティックの利幅を積み重ねるイメージ。
何らかの材料で急騰した低位株は、思いのほか値動きが激しいです。
このため、同値降りを多用しないと、気づいたらとんでもないティック数分抜かれて、含み損になっていることが良くあります。
「あれ?買い値まで10ティックかよ?戻る訳ないじゃん?」的な。
ですから、買ったらすぐ返済売りが出てくれる返済予約は、低位株では非常に便利です。
1ティック上にすぐ売り発注を出すことが出来て、しかも「やばい」と思ったら即刻売り発注を1ティック下げます。
これでしつこいくらい同値降りを繰り返しつつ、何とかトータルでプラスに持ち込む作戦。
本日は、このために建玉のトータル代金がかなり増えました。
儲けは少ないですが…。
12月4日のトレード結果
本日、せっかく頻繁なデイトレードで利益が出たのに、引けてみたら、そのすべてをスイングトレード銘柄の含み損で相殺。
何をやっているのでしょうか。
労多く益少なしです。
スイング玉が明日、ギャップアップしてくれることを祈ります。
【デイトレード新規建売買代金合計】
(買建)概算640万円
(売建)なし
【デイトレード売買銘柄】
(買建)3930はてな、4369トリケミカル研究所、4582シンバイオ製薬、4588オンコリスバイオファーマ、5216倉元製作所、7859アルメディオ
(売建)なし
【デイトレード損益】+0.5万円
【スイングトレード損益】なし
【本日のトータル結果】+0.5万円
【今月の損益】+0.5万円
【持越ポジション】新規買建1銘柄(新興株)
新規売建なし
【含み益】-0.4万円
【225オプション】ポジションなし