総務省の特別定額給付金ポータルサイトが開設されました。
一律10万円の給付は、世帯主が受給権者となり申請手続きを行います。
ところが世帯主本人が申請書を書けない場合があります。
身体的状態により、みずから申請書に記入できないケースなどです。
親が別世帯であり、なおかつ身体が不自由な場合(介護施設に入っているなど)もないとは言えません。
その場合には親族などが代理で申請を行うことになります。
さて、どのように手続きをしたら良いのでしょうか。
郵送とオンラインのどちらで申請する?
総務省の特別定額給付金ポータルサイトでは、まず「申請方法」についての記述があります。
郵送またはオンラインで申請する方法の2種類です。
このうち、オンラインで申請する場合には「世帯主のみ行うことができます」との記載があります。
したがって、代理人(親族など)が申請する場合は、郵送による申請をすることになります。
代理人が申請するには
- 市区町村から申請書が届く
- 申請書に記入する
- 必要書類とともに郵送する
と言うのが手順の概略です。
詳細は、総務省 特別給付金ポータルサイトの「申請方法(郵送)」のページに記載があります。
このページにおいて、代理人が給付申請を行う場合の記入欄は以下です。
引用元:総務省 特別給付金ポータルサイト(https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/apply/post.html)
この欄は申請書の裏面にあり、「代理人が給付申請を行う場合のみ記入。」との但し書きがされています。
そこで気になったのが、画像右下の「世帯主氏名」の欄です。
本人が記入できない場合どうするのか?
そもそも本人が記入できないからこそ、代理人(本人の親族など)が申請書を代筆する訳です。
にも関わらず、本人の署名が求められるとは本末転倒。
世の中には自分で記名できない方も少なからずおられる筈です。
このことについて、特別定額給付金コールセンターに問い合わせをしてみました。
特別定額給付金コールセンターに問合せをしてみた
【質問】
代理申請を行う場合の「世帯主氏名」欄に本人が署名できない場合にはどうすれば良いですか?
【回答】(2020年5月3日)
- 代理人による申請も認める事を予定しているが、代理人の範囲も含め申請手続きの詳細については今現在、市区町村の意見も聞き検討している。
- 詳細が決まり次第、総務省のホームページ等で情報提供をする。
- もうしばらくお待ち頂きたい。
- 代筆でも良いのかはまだ決まっていない。
とのことでした。
「よくある質問」のページの参考事項
引用元:総務省 特別給付金ポータルサイト(https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/faq/)
電話などで確認の上、所定の書類を取り揃えて手続きをする必要がありそうです。
後に市町村に直接電話で確認した内容【2020年6月】
- 別世帯の親族の給付金申請を「代筆」のみする場合、「代理人」扱いではなく「代筆」扱いとなる。
(給付金が振り込まれる口座が本人名義の場合。)
- この場合、「代理申請」ではないので、必ずしも本人が署名をする必要はない。
とのことでした。
つまり、別世帯の親族の申請書類を代筆してあげる事は可能です。
全ての市町村でこの扱いが適用となるのかどうかはわかりません。
ですが、当方の場合、某市町村の役所からこのような回答を得ました。
状況に応じて市町村の役所に確認しつつ、対応するのがよろしいです。
一律10万円の現金給付はいつから?
給付開始日は今後、市区町村において決定されます。
なお、「可能な限り迅速な給付開始を目指すものとする」(総務省ホームページ)との見解が出ています。
子供は対象に含まれるのか?
給付対象者は「給付対象者は、基準日(令和2年4月27日)において、住民基本台帳に記録されている者」です。
この条件に合致するお子さんであれば対象となります。
給付額は?
一律10万円です。
(当初の1世帯あたり30万円は取り下げとなりました。)
どのように申し込むのか
- 郵送申請方式
- オンライン申請方式
となります。
詳細については総務省ホームページ トップ>政策>業務管理・その他>新型コロナウイルス感染症対策関連>特別定額給付金 をご参照ください。
誰に聞けばいいのか
コールセンターにて問い合わせをすることが可能です。
総務省ホームページに
- コールセンターの連絡先
- 応対時間
の記載があります。
【参考事項】健康保険の傷病手当金は新型コロナでどうなる?
新型コロナウイルス感染時の傷病手当金についての記述【厚生労働省ホームページQ&A】
傷病手当金は病気やケガで業務に就けない場合に受け取れる給付金です。
自宅療養を行っていた期間の扱いなど、様々なケースについて対象となる場合があります。