閑散・横ヨコ相場ほど、やりにくいものはありません。
様子見に徹するに限ります。
しかし、この閑散・横ヨコをどう定義するか?
日経やダウの出来高を見れば良いのか?
残念ながら、それだけでは判断がつきにくいのであります。
閑散・横ヨコ相場を察知し、うまくかわす手法。
当方の思いは、以下のようなものであります。
一定目線を維持する
日々、日経平均、ダウ、S&P500など、各指数の出来高を観察。
しかし、これだけではピンと来ない場合が多い。
適度に出来高が盛り上がっていても、実は相場としてはたいしたことがない。
そんなパターンは多いのであります。
相場の流行り廃りは、指数の出来高だけでは読めません。
もっと突っ込んだ実態を探る必要があります。
的確に実態をつかむには、一定目線を日々、維持することであります。
これによりわずかな差異を捉えることができます。
当方の場合には、新興市場・小型株のうち、一定売買代金以上の銘柄をくまなく観察しています。
そうすると、これらの銘柄数を自動的に体感することになります。
銘柄数は、日ごとに50~80程度を行ったり来たりしています。
もちろん、相場が流行れば、この株はグッと増えるのです。
このやり方には、突出した銘柄を見逃すことがない、と言うメリットもあります。
突出銘柄を観察する
仮に一見、相場が流行っていないように見えても、突出した1銘柄が相場を牽引することは良くあります。
目線を横に広げるだけではダメで、盛り上がった銘柄にこそ着目すべき。
これにより、相場の盛り上がりを掴むことができます。
突出銘柄は、ある時はIPO、材料株、主力株であったりします。
全ての分野に目を通し、グイグイ来ている銘柄を探すのであります。
この銘柄を当方、極超グイグイ銘柄と呼んでいます。
極超グイグイ銘柄はたいてい、突出した出来高。
そして陽線、あるいは時には陰線をつけるものです。
この銘柄が全員参加型となる時、全体相場がそれほど盛り上がっていなくとも、イケている感じになることがあります。
ターゲットの集中、これが相場を活況にしてくれるのであります。
ターゲットの分散を避ける
ターゲットは分散されていない方がよろしい。
グイグイ銘柄がいくつも出る時は要注意であります。
相場が流行っているように見えて、実は肩透かし、なんてことがあります。
確かにアベノミクス初期のグイグイ相場では、グイグイ銘柄がわらわらと沸いて出て来たものです。
しかし、中途半場なターゲットの分散、これは実は強い相場ではないことが多い。
見せかけだけの、デス相場です。
見せかけだけ、と言うのはかなり痛い。
グイグイ頑張ると見せかけて、見かけ倒しの増税。
さすが年貢の国ですね、と。
そして相場を下げ、経済を頓挫させる。
そんな場合がなきにしもあらず。
ターゲットが分散されるよりは、一見苦しくとも1銘柄突出銘柄であります。
その方が良い相場の入り口であることが多い。
良い相場とは、ターゲットが絞られており、そのターゲットが相場全体を規定しているものなのであります。
始値は終値を規定しない
株価を規定すると言えば、終値であります。
始値をもって、その銘柄の株価を指すことはありません。
終値こそが全て。
なぜそう言えるのか?
相場は場中に作られるからです。
寄り付きだけ上がって、あとはずるずると落っこちる。
このように、見せかけだけの盛り上がりを見せる銘柄は多いのです。
また、大きく下げたので安くなったと思わせておいて、さらにダラ下げすることもあります。
IPOなどは、10%下がったところから、あっと言う間にさらに10%下げる。
上がったところから急降下すれば、ストップ安につけることなく、平気で20%も下げてしまいます。
終値を確認するまでは、相場は確定されません。
すなわち、ザラバからは常に目が離せない、と言うことであります。
大引け間際に相場は作られる。
そんな思いです。
値がさ株は嘘をつかない
低位株は、その1円を引き上げるための金額が少ない。
雑魚が低位株を動かすことができるのです。
しかし、値がさ株はそうはいかない場合が多い。
大口さんが買ってくれなければ、動かないのです。
すなわち、値がさ株は嘘をつかない。
値がさ株が出来高を伴ってグイグイ来たら、それは結構イケる相場です。
値がさの突出相場、これこそ、当方の探しているものであります。
値がさをグイグイ動かすには、それ相応の巨額資金がいります。
日々、値がさのグイグイを待つ。
そして、大口さんの動向を探る。
これが当方の日課であります。
さて、本日のトレードは、前場ノートレ・ノーポジ。
やること茄子。
思わず手が出て素っ高値系のアレな株買い持ち。
また明日、です。