PCのマルチモニター環境を快適化するグラボ・電源ユニットの豆知識

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グラボや電源ユニットを慎重に選んでも、ある日ハードディスクが起動しない。

PCの故障は突然に来ます。

パソコンの性能だけでなく、故障する事を念頭に入れ、熱やホコリへの対策、電源ユニットとパソコンケースの組合せにも注意して、相場に万全の態勢で臨みましょう。

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CPU、グラボは消費電力重視の部品選びへ

消費電力を下げるためには、あまりに高スペックの部品はかえってマイナス。

そういう理由で、最近では部品を選ぶ際には消費電力を先にチェックするようになりました。

まず消費電力で絞ってからその中でスペックの良いものを選ぶように。

特にCPUとグラフィックボードは温度が上がりますので、その観点で選びます。

CPUのスペック上の消費電力は、同じ価格帯のものでも倍くらい違うことがあります。

倍も違ったら発熱量がどのくらい違うか…。

そうすることによって、電源ユニットの消費電力も下げることが可能になります。

複数画面設定!グラボ増設時の注意事項

少し以前までは、マルチモニター化のためにグラフィックボードの2枚挿しなど、株をやるなら当たり前と言う雰囲気がありました。

実際私もそうしていましたが、最近では静音化と発熱対策のために1枚しか使いません。

主要部品の消費電力を抑え、グラフィックボードも1枚にすれば、電源を供給する電源ユニットの容量も小さいもので済み、結果として温度だけでなく値段も下がります。

それで静音化される訳ですので、良いことづくめです。

電源ユニットの隠れた寿命の秘密

実はPCの部品のうち、壊れやすい筆頭に挙げられるのが、電源ユニット。

故障すると、PCの電源が落ちたり、起動しなくなったりします。

PCを新調してから数年が経過した際の不調なら、その可能性を疑う必要が出てきます。

実は自作PCを組み立てる場合、電源ユニットを上下、どちらの方向に向けて装着するかは、結構大事な問題です。

なぜなら、電源ユニットの寿命にも関わり兼ねないからです。

電源ユニットにも、やはりファンがついています。

PC内のあらゆる電力供給の要であり、当然のごとく発熱しますから。

電源ユニットの冷却システムは、外部の空気をファンでユニット内に吸気し、内部を冷却しつつ外へ排気する仕組みです。

当然、電源ユニット内にホコリを吸い込みます。

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お掃除できない電源ユニットとパソコンケースの関係

実は、電源ユニット内部のホコリは、通常、掃除をすることができません。

もちろん無理矢理に分解すれば掃除できますが、説明書には分解しないよう断り書きがある場合が多いです。

そのくらい内部はデリケート。

素人判断で無理なことをしてはいけません。

掃除ができない以上、ホコリ対策は、結構、電源ユニットの寿命にも寄与してくるのではないかと思います。

電源ユニットを何も考えずに取り付けてしまうと、ファンがついている開口部(吸気部)が上向きになることが多いです(図1)。

ホコリは重力によって上から侵入しますので、開口部が上向きですと、ホコリに入ってくれと言わんばかりの状態となります。

ホコリは重力に従い上から侵入してくる

図1

私の電源ユニット・ホコリ対策

私のホコリ対策は、ひと手間を加えて、電源ユニットを下向き(ファンがついている吸気部を下方)に取りつけます(図2)。

(ただし、PCのケース、その他の事情によってはそのようにできない場合もありますので、構造等、よく調べて自己責任でお願いします。)

ホコリは下からは侵入しにくい

図2

電源ユニットの下方とPCケースの間に空間がある場合は、開口部を下向きに装着しても、吸気する上で不都合は出ません。

(ちなみに私のPCのケースは、底部に吸気用の穴が開いているため、電源ユニットを真下に向けて圧着させ、PCケース下方の外部から吸気する仕組みです。)

冷えている空気は下にあるため、下からの吸気は、エアフロー上も理にかなっています。

これで、電源ユニットが吸い込むホコリの量を減らすことができます。

あらゆるPC動作の要、CPU

CPUの消費電力は最重要項目と考えています。

CPUファンの回転数が、静音化に非常に寄与しますので。

熱は上がらないことに越したことはないです。

CPUファンの回転数の高低は、CPU本体が温度をもとに制御しています。

PCのBIOS設定で、CPUファンの回転数を「静音モード」にしておくことを試してみても良いかも知れません。

ファンの風切り音が全く違います。

その場合も、熱が上がった場合には自動的にファンの回転数が上がりますので、通常は問題はありません。

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実際にBIOS設定、加えて電源オプションの設定をいじってみた

モノは試しですので、今回、BIOSのCPUファンの設定を「静音モード」にしてみました。

どうせならより静かな環境にしようと。

PCの「速さ」にはほとんど期待していない私ですので、どうと言うことはありません。

付け加えて、ウインドウズの電源オプションの設定も「パフォーマンスを優先する」から「節電を優先する」に変更しました。

するとどうでしょう。

確かにCPUファンの音は静かになったのですが、株ツールの画面遷移が急にカクカクし、時おりフリーズしたり、株のツールが落ちることさえありました。

それで、慌てていずれの設定も元に戻しました。

BIOSを下手にいじるのは、さすがに慎重にしたほうが良いかも知れません。

私のPC、CPUのスペック

ちなみに私が使っているCPUはCorei7-4770T。

ハードディスクは4年前に買った1TBくらいのもの(東芝製)。

今時SSDを使っていない時点で遅れているのですが、ハードディスクが非常に丈夫で壊れないので、SSDに新調しないまま年月が経ちました。

SSDは3~4年前に買ってずっと持っているのですが、出番なし。

メモリは20Gです。

上記のCPUは省電力に特色があります。

性能はなかなかで、動作も軽快。

かなり満足しています。

それでも、BIOSでCPUファンの回転数を抑えると、それに伴いCPUの動作上の制限が加わるのか、相応の支障を来たすことが今回わかりました。

ファンのスペックまで注意する

細かいことですがファンのスペック上の回転数についても、出来るだけ低い製品を使った方が静音化には有利です。

当然ながら、普段、PCで何も作業をしていない時には、CPUファンの回転数を下げられるだけ下げておいたほうが静音化に寄与します。

そして、ごう音を立ててまで回転数が高くなるファンは、通常は必要ありません。

(ファンの回転数は、ファン単体のスペック表で確認できます。)

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高回転・高性能ファンを試してみた

以前、スペック上の回転数が高いファンのほうが高機能かと思い、買ったことがありました。

まさに「ごう音ファン」でした。

PCケースの排気用として組み込みましたが、あまりにうるさかったので、ファン・コントローラー(回転数を手動で管理できる部品)を組み込み強制的に回転数を下げました。

高回転数を出す能力がありながら低速で回転させるファンとはいかに…。

フェラーリを時速30kmでトロトロ走らせているみたいなものかも知れません。

ファン回転数の妙

ファンについては、猛烈な風を巻き起こしたところで、冷却能力が上がるとは限りません。

ファン回転数がどのくらいあれば足りるのかについては、真夏の最も暑い時に扇風機で涼む場合のことを考えればわかります。

風を強くあてればそれなりに涼しくはなりますが、ある程度以上の風になると、それ以上涼しくはなりません。

風が生暖かいだけで、冷えない訳です。

その場合、扇風機だけでは限界があります。

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真夏の最高温度の中、どうしても涼しくなりたいなら

高温の風を強く当てても冷却効果はあまりありません。

確実に涼しくなりたかったら、気化熱を利用するため予め水を浴びてから風に当たるか、空気そのものを冷やしてから当てる(つまり冷房)をしないと無理。

(当然ながら、PCに直接、水をかけてはいけません、念のため。)

これが、ファンの回転数が高い必要性があまりないと考える理由です。

そこまで気にするようになったのは、私も最近のことですが…。

PCの自作はお気をつけて

以上、ご参考になりましたでしょうか。

あくまで、素人なりの経験則の上に至った結論であることを、ご承知おきください。

もちろん、下手に自分でPCをいじって壊れやすくなってしまう可能性も有り得ます。

その面では十分お気をつけて頂いた上で、様子を見つつ自己責任で調整をお願い致します。