急がば回れで勝つ方法

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当方の相場用語で、含み損は負けと言うのがあります。

形勢不利となった時点で負け、と言うもの。

では、勝てさえすれば良いのか?

それも違います。

微益も負けであります。

なぜなら、微益はコスパが悪い。

含み損も微益も避け、迂回してがっちり勝つ。

急がば回れに関する当方の思いは以下のようなものです。

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相場の急がば回れ

相場においては、多少の勝ちはすぐに帳消しとなります。

すなわち、微益で勝っても負けに等しい。

大事なのは勝ち幅であります。

大きく勝って初めて本当の勝利となるのです。

迷いながら、悩みながら、小さく勝つ、と言うのが一番よくありません。

そもそもコスパが悪い。

そのうち大負けを喫することまで考えれば、危険な兆候に過ぎないのであります。

すなわち、迂回をしてでも、より大きな勝ちを取りに行く。

これが当方の考える、急がば回れの意味であります。

迂回と能力

迂回と言うのは、本質的に能力が高くなければできない芸当です。

例えば、目的と出発点の関係は、下図のようなものであります。

これは平地の状況を空から俯瞰した図です。

目的物と出発点の間には、障害物があります。

障害物とは目的物の前に張り巡らされたネットです。

このネットを、動物は迂回することができません。

例えば犬の場合には、まず、特殊能力である嗅覚。

これによって目的物、すなわち餌をかぎつけ、そこを目がけてネットに近づくのであります。

犬の目的に対する経路

そして、ネットに突き当たり、初めて直進できないと察知します。

次にネットに沿って端まで移動し、やっと餌にたどり着きます。

訓練をしても、最初から迂回することはできません。

犬は計画性において、人間に遥かに劣るからです。

ただ嗅覚に引っ張られ、衝動的に行動するのみ。

これが犬の能力の限界であり、本能です。

本当の勝つ方法

人間の場合はどうでしょうか。

人間は最短距離で目的物にたどり着くことができます。

最初から迂回することができるのです。

人間の目的に対する経路

すなわち、迂回することで目的に対する最短距離を取る。

このコスパは、反復すればするほど積み重なり、他の動物との差が開いて行きます。

人間は他の動物に比べ、コスパの差を積み上げることで、最終的に大きな利を手にすることができるのであります。

迂回することで勝つ

同じ目的物にたどりつく意味では、人間も犬も等価である、とはなりません。

最小の労力で最大の利を得る、と言う観点が大きく違うのであります。

そして、微益を捨て、大きな利益を取りに行くこと。

これが相場で言うところの、迂回して勝つ、と言うことに他なりません。

毎度障害物に突き当たり、仕方ないので横ヨコに移動して、やっと目的に達したよ。

これを繰り返していては、微益を手にして相場に負けると言うことになり兼ねません。

含み損を耐えて勝つ、と言うのも同様です。

含み損は、ネットを延々と横ヨコに移動する、コスパの悪い行為に相当します。

がっちり値幅を取る。

そのためには迂回もやぶさかではない。

これが当方の考える、相場の急がば回れであります。

さて、本日の結果は、スイング負け。

もうちょっと頑張れば、勝てたのですが。

頑張らずに損切り、これ、当方の迂回戦術であります。

ですよね?

迂回なのか言い訳なのか。

当方にはわからなくなってきましたが。

重工、商社、原油、プラントなど、資源系、輸出系の主力株ざっと買い持ち。

やっちまった、相場下がったらやべー。