相場の難しさ、それは負け方にあります。
大きくやられたら仕舞い。
生還できる余力を残さねばならないのです。
そして、負けは必ずやってくる。
全勝はありえないのであります。
したがって、いかに負け、いかに生き残るのか。
これが大事なコンセプトになります。
負けを避ける
全勝を続けることなど、不可能であります。
どこかで負けざるを得ない。
その時、なるべく被害を小さくする。
これが相場で生き残り、最大限に利益を残す方法です。
すなわち、負けを受け入れ、いかに上手く負けるのか。
ところが、負けを取り返そうとして、ついつい悪あがきをしてしまう。
損の上塗り。
負けが負けを呼ぶ。
取り返そうとしてさらに悪あがき。
相場にありがちな事象であります。
すなわち、負けを避けるのではなく、スマートに負けることが求められるのです。
では、どうすれば良いのでしょうか。
負け額を小さく
負け額を小さくするコツは、チャンスのみにインすることであります。
チャンスと言っても、100%ではありません。
必ず負けは発生するのであります。
ただし、確率は良い。
この自覚であります。
高確率で勝てるからこそ、次のチャンスを待てるのです。
逆に言えば、「これじゃまずい、取り返さなくては」と思い始めるのがまずい。
取り返そうとして、かえってやられる。
相場の難しさはここにあります。
確率の高さと、その確信。
これにより余計な手出しを慎むこと。
賢い負けの方法
地上最速の動物、チーターが良い例です。
チーターの特徴は、その俊足のみならず、非常に賢い動物であることです。
無駄な争いをしません。
例えば、獲物を手にした、その直後の行動。
サバンナと言う荒野では、しばしば、獲物の匂いを嗅ぎつけハイエナが寄ってきます。
この時、チーターは獲物を守るために争うことはしません。
そのへんのワンコのように、ガウガウ吠え、周囲を威嚇するようなことは決してしないのであります。
ハイエナが寄って来た時点で、静かにその場を立ち去る。
せっかく手にした貴重な獲物を残して。
なぜなら、チーターは勝負事の本質をよくわかっています。
ハイエナの爪で傷をつけられたら、サバンナでは生きられません。
引っ掛かれた傷は、あとあと化膿し、高熱にうなされるようなことになりかねないのです。
そうなると、獲物を追うことすらままならなくなります。
すなわち、小さな傷がサバンナでは命取りになる。
それを十分知っているのであります。
負けを受け入れるとは、このような行動を意味します。
どんな時にも絶対はない。
それを理解し、行動をコントロールする必要があるのであります。
チャンスの絶対性
相場で言えば、チャンスは絶対ではない。
どんなに勝てる確率が高くとも、必勝はありえないのであります。
したがって、負けに拘泥してはなりません。
チーターがみずから獲物をあきらめ、静かに立ち去るように、無駄な勝負を避ける。
そして、次の機会に賭けるのであります。
なぜなら、地上最速の足があるのだから。
ハイエナごときに関わっていては、相場と言う荒野では生き残れないのであります。
でも待てよ、オレ、そんなに足が速かったっけ?
むしろハイエナのほうじゃ…
さて、本日の結果ですが、デイ負け、スイング±0。
地味に痛い。
デイはずっと持っていれば勝てたんですが。
まあしゃあない。
スイングは、もっとたくさんの銘柄を持ち越していれば勝てた。
相変わらずのタラレバであります。
持ち越し株を絞り込み過ぎましたな。
地合いいいんだから、さ。
素直に今回は引き下がります。
チーターのように。
しかし、昨夜買ったPTSで助かりました。
これがなかったらスイングも負けでした。
まあこの地合いですから、上がってるの買っときゃだいじょぶなんじゃないかな。
半導体主力、素っ高値レーザービーム買い。