相場の一般論頼らざるべし

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相場において、一般論ほどあてにならないものはありません。

たとえば、ローソク足において、上ひげ・下ひげの一般論と言うものがあります。

ローソク足の形状で、その方向性を一般化するのであります。

また、上昇銘柄に乗れば良いなどと言う、よくある説明。

しかし、実際の話、これらをそのまま信用し利益が出るかと言えば、必ずしもそう上手くはいきません。

相場において一般論は、ほぼ役に立たないのです。

そう考える理由は、以下のようなものであります。

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上ひげは弱い?

上ひげが出たら弱い、この説は本当でしょうか。

ヒゲとは、行って来いを意味します。

行って来いとは、一方向に進んでから戻って来ること。

上方向に行って来いであれば、ローソク足においては上ひげとなります。

この上ひげが出たからには、上がりそうで上がらない状況を意味するので、ローソク足は弱いと言う説明。

しかし、相場を見ていればあきらかですが、上ひげが出た直後において、普通に爆上げをすることなど、多々あります。

ちっとも上ひげは弱くない。

弱いと言い放たれておいて、相場は見事に裏切るのであります。

上ひげ弱しの反証

上がってから下がった状態を表す上ひげ。

実はこの下げの機会を押し目と考えて買う筋は、いくらでも存在します。

彼らはいわば押し目買いですから、再度上がるまで売ろうとしないのです。

すなわち、上ひげが出たから、弱いとは言えません。

どんどん強含む場合さえあります。

これが事実であります。

上ひげで何が言えるかと言えば、どちらかと言えば弱いと言えるのかなぁ、と言う程度。

この感想的判断に意味はあるのでしょうか。

相場における一般論の効力はその程度であります。

一般論は難しい

下ひげは強い、などと言う論も同様であります。

下ひげはいったん下へ行き、戻った状態です。

下へ行ったが、買いが入った。

これを強いと判断する、この説明に信頼性はどのくらいあるのでしょうか。

結論としては、下ヒゲでどうこうと決めつけることはできません。

一般論は、あてにも何にもなりゃしないのであります。

実は相場において、このような例は枚挙にいとまがありません。

上げと強さ

上昇銘柄は強い。

確かにそうでしょう。

しかし、それはその時点での結果を言っているまでです。

あまりに急騰し過ぎた銘柄は、急落する可能性があります。

それなら、強くないじゃないですか。

逆に弱い。

むしろ弱すぎてたまらないのであります。

実際の話、上昇銘柄を買った瞬間に急落し、大損するなどと言うことは良くある話です。

つまり、上昇は強いなどと言う一般論も、さじ加減が難しい。

加減を間違えたなら、その論は全く無用の長物となります。

一般論で損失を食らう。

意味がないではありませんか。

  • 上ひげは弱い
  • 下ひげは強い
  • 上昇銘柄は強い

これらはあくまで一例にすぎません。

これらの言説はそもそも、なぜ存在するのでしょうか。

一般論の存在理由

なぜ一般論が存在するかと言えば、その説明が受け入れやすく、説明しやすいからであります。

たとえば、努力した方が良い、などという一般論も同様です。

これに反論してくる人は少ない。

そして、仮に反論されたとしても、昔からよくある説明を繰り返せば良いだけなので、対処がしやすいのであります。

実はこの手法、芸能人や政治家、インフルエンサー、そして学校の先生すらも多用しております。

よくよく聞いてみてれば、単なる一般論。

それを丸々鵜呑みにしても、必ずしも事は単純に解決はしないことが多いのであります。

一般論は必要か

努力をすると言っても、その方向性が間違えていれば、徒労に終わります。

中途半端に努力するくらいなら、最初から何もしない方がいい場合も少なくありません。

例えば、損切りを耐えてしまって、上昇を待つ。

努力の一環としてナンピン買いをしてしまい、忍耐の末、大損をする場合。

努力の重要性を訴える一般論は、この場合、意味を持たないのであります。

では、どうすれば良いのでしょうか。

当方の考える解決策、それは個別の特殊事例に着目することであります。

特殊事例の一つ一つに対応策を見つけ、その経験則を積み増すのであります。

例えば、上ひげが出たのに、強含んだ場合を覚えておく。

その場合、どう考え、どう行動すれば良かったか。

結論は一般論ではなく、特殊事例の集積、この重要性であります。

本日の結果は、デイ勝ち、スイング勝ち。

しかしプットで損が出て、たいして儲かりませんでした。

日経平均は下を予想していましたが、みごとに裏をかかれました。

下に行った方が面白い相場になるとは思いましたが、まあこんなものでしょう。

プット切るのが遅れ。

新興株は反転しかかった銘柄ざっと、大型は新高値の銘柄2つ買い持ち。