0と1の勝負手法

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トレードとはデジタルなものであります。

すなわち、0と1の組み合わせでできている。

個別の事象は突き詰めれば、勝ちか負けの2種類しかありません。

つねに2分岐の選択を迫られる、非情な相場であります。

当方の考える、相場の仕組みは、以下のようなものであります。

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相場の碁盤目システム

相場とは、碁盤目状の道を歩かされ、常に移動をするもの。

その碁盤の道筋において、次に迫られるのは、勝ちか負けかの二択であります。

引き分けもあるのではないか?

残念ながら、引き分けは頻度が少ないのであります。

その上、カウント外。

ないのと同じ。

であるからして、眼前の道筋は、勝ちと負けの2分岐のみと決まっています。

順張り・逆張りのナンセンス

手法には順張り・逆張りがあると言う、この俗説。

下図で買いを入れる場合、これはいわゆる順張りであります。

順張り

そして、順張りにおいて、次の選択は上がるか下がるかの二択。

そして、次に逆張り。

逆張り

下がってきたところで買い、相場の界隈に従えば、これが逆張り。

順張り同様、経路は二択。

しかし、次に登場するのが、以下のような図であります。

順張り・逆張りの矛盾

この図は順張りか、それとも逆張りか。

手前勝手な分類法

おいおいちょっと待て、これは順張りでも逆張りでもなく、押し目買いだよ、と言う声が聞こえます。

まことに相場の分類は、手前勝手なものであります。

自分から見て、上から来たのか、下から来たのであるか。

経路によって呼び名を変える。

バックミラーを見て、自分の定義をするのであります。

なぜバックミラーなのか?

先が見えないからであります。

2分岐の分かれ道を前にしていると言うのに。

暗がりの分岐で勝つ方法

勝率は50%であります。

にも関わらず、コインを投げれば、表裏に偏りが出ます。

なぜ偏りが出るかと言えば、この50%は予想であり、現実が予想に追いつくには時間がかかるからです。

すなわち、予想に追いつく前の現実を狙いに行く。

50%に追いつく前の現実を。

収束前のばらつきを狙うのであります。

これが暗がりの分岐で勝つ方法となります。

ばらつきの理論

すなわち、0と1のばらつきを読むのであります。

ばらつきとは何か?

平均値に対する振れ幅であります。

振れ幅とは、たとえば、電車とタクシーの比較がわかりやすい。

電車とタクシーでは、タクシーの方がラクだし、早道もできる。

では、タクシーが常勝かと言えば、そうではありません。

渋滞に引っ掛かる可能性が高い。

すなわち、電車よりもタクシーの方が、要する時間に関するばらつきが大きい。

勝負のばらつきと言っても良い。

タクシーで得をするためには、交通状況その他を見定め、得をする方のばらつきを狙わなければなりません。

逆に、ばらつきの損をする方、すなわち渋滞に引っ掛かるようでは、大損をしてしまいます。

ばらつきのハイリスク・ハイリターン

電車ではなくタクシーを選ぶと言うことは、ばらつきの大きい方を選択すると言うことであります。

ハイリスク・ハイリターン。

すなわち、バックミラーを見て、ハイリターンのばらつきを読む。

碁盤において、分かれ道のばらつきを狙い、グッドタイミングでタクシーに飛び乗る。

渋滞を的確に避けて。

はっきり言いましょう。

電車よりタクシーの方が難しいのであります。

しかし、そこに勝機がある。

これが0と1のデジタルな相場を勝ち抜く方法であります。

ばらつきのマックスで爆益を目指したいですな。

さて、本日のトレードは、デイなし・スイング微勝ち。

思いのほか持ち株が上がらず、残念な相場。

東電では勝ちだったのですが、他がショボ過ぎた。

いろいろ買い持ちして損が出ていないので、本日はほぼノーカンの日であります。

時間無駄にしたなあ。

おまけにノーポジ。

やることなし。

仕方ないのでPTSでも見ようかと思っています。