コツコツドカンのドカンを減らしたい。
これ、株をやっている者の悲願。
それさえできれば、かなりの確度を持って相場に勝てる気がします。
ではどうすれば良いか。
結論から言いますと、相場の女神さんの顔色を読むことです。
そんなことができればの話ですが。
ドカンの原因3種類
ドカンを食らう原因としては
- 損切りの遅れ
- 玉がデカすぎる
- 損切り遅れ・玉デカすぎの両方
等があります。
どれも困ったものですが、一番まずいのは1番目。
次に3番目で、2番目はいくらかマシと言えなくもない。
その理由は、自分であらかじめコントロールできる問題かどうか、です。
ワンショット金額は、トレードに入る前、注文フォーマットに入力する数値を変えることによって行います。
ですからトレードのずっと前の段階で、操作を行うことが可能です。
損切りが遅い場合には、それほど前もって修正をかけることはできません。
あくまでその必要に迫られてから、やばい状況になってから、「よっこらしょ」と行わなければならないのです。
これが損切りの難しさ。
物事はその場で急に実行するよりも、あらかじめずっと以前から、全てを仕組んでおいたほうがやり易い。
しかし、損切りは常にその場その場の対応が迫られるのであります。
ではどうすれば損切りの遅れを防げるのでしょうか。
逆指しの自動損切りを設定しておく
証券会社の発注システムにもよりますが、最近では逆指しによる自動損切りが設定できる場合が増えてきました。
このありがたいシステムにより、買い値より5%下がったら自動で成り行きの売りを出す等、設定が可能です。
確かにこれで救われる場合も少なくはありません。
ただし、ここで声を大にして言いたいことがあります。
短期売買において、5%も下がってから損切りしたのでは遅すぎます。
これは当方の感覚的なものですが。
ワンショット100万円でインし、5万円もやられていたのでは痛過ぎるのであります。
やはり損切りは、1~2%程度のところでカットしたいもの。
では、逆指しの自動損切りの値を丁度1~2%下に設定しておけば良いのではないでしょうか?
浅い損切り設定の弱点
トレードは一筋縄では行きません。
損切り設定を浅くすると、ちょっとした上下動で損切り値に達してしまい、何かと損切りが発動してしまうことになります。
損切り貧乏になってしまうのです。
浅い損切り設定の弱点は、損切り貧乏になることです。
損切りは機械的に行えば良いとは必ずしも言えません。
本当に一直線に下がる場合にのみ損切りし、1.5%程度下がってから高値を取るケースでは損切りしないほうが助かるし、現実問題、そのほうが良いのです。
このあたりが非常に難しい損切りの側面です。
値動きその他、見えている状況から、上がるかどうかを判断する。
もの凄い職人技、選択眼が求められます。
そして、これがなかなかつらいのであります。
カットするか残すかを誤ると
結局のところ、最終的な損切り判断はその場で、自分の判断で行う必要があります。
前もって機械におまかせをしておいて、後は寝ていれば良い、とはなりません。
それで良いのなら楽ですが。
カットする判断が甘く、何かと損切りを発動すると損切り貧乏に。
つまり、上がるのなら持っていなければなりません。
かと言って、耐えれば良いと言う問題でもない。
一直線下げを食らったら、爆損してしまいますから。
その微妙な判断をどうやって行えば良いのですか?
こればかりは、相場の女神さんの顔色をうかがわなくてはなりません。
顔色を見て、どう判断するか。
言葉で説明することは難しいです。
表情から何かを読み取る、この普通の人間であれば誰でもやっていること、この行為を文字に置き換えることは可能なのでしょうか。
眉毛が何ミリ動いて、目じりがどのくらい下がった、などを数値化すれば良いのでしょうか。
それができれば、機械的プログラムに実行させ、自分は寝ていることができそうです。
相場の表情を読み取る
相場の表情を読み取る必要があるとすれば、その能力にたけた人が勝つことになります。
これが相場の非情。
その能力、はたして訓練で上がるものなのでしょうか。
全く無理とは言いませんが、やはり先天的なものではないでしょうか。
例えば、動物も人間の表情を読むことができるそうです。
訓練で身につけたと言うより、最初から備わっているものでしょう。
ペットは人間の顔色をうかがい、行動を変えます。
しかし、当の人間のほうは、動物の表情を読み取るのは結構難しい。
よーく見ていれば、少しはわかります。
喜んでいるか、怒っているかくらいは。
注意力を注いでその程度。
ただし、それ以上は無理。
何を考えているなんか、わからないです。
この能力を鍛えて向上させたいところです。
勘を磨くのであります。
さて、本日のトレードですが。
損益-27.0万円。
なんやこれ。
もう知らんわ。
一撃爆損・一直線下げ、2回食らいました。
玉がデカかったので、モロにボコされ。
尾張。
さようなら。