値動きに関する注意事項まとめ。
気づかぬうちにとんでもない勘違い。
「これで相場をやめました。」
そんな経験を数度。
思い違いを防ぐために私が取っている方法、ご紹介します。
エンベロープはテクニカル指標としてはシンプルで、使い勝手の良い部類です。
1.チャート認識上、よくある間違い
値動き上昇率の例
値上り前 | 値上り後 | 上昇率 |
900円 | 1000円 | 11.1% |
3000円 | 3500円 | 16.6% |
100円 | 130円 | 30.0% |
これらの値動きを、チャートで表した例が以下。
値動きをチャート表示【900円→1000円】
値動きをチャート表示【3000円→3500円】
値動きをチャート表示【100円→130円】
これら3つのチャートでは、上昇率の全く違う値動きを同一形状として描いています。
いわば、それぞれの縦横比と縮尺(?)を変更し、同じ形状にしている訳です。
2.チャートの縦横比+縮尺は任意?
チャートの縦横比
チャートの縦と横のバランス。
縦軸と横軸の比率は、通常は任意です。
チャートの縮尺
縮尺とは、チャートの拡大・縮小倍率のことです。
(私が勝手に縮尺と呼んでいるだけ。)
完成したチャートをどのくらい拡大・縮小して描くかは、通常は任意です。
3.チャートは画面に収まり切らない
- 東証1部の主力大型株の値動き:数%程度(1日当たり)が多い
- 小型株・新興市場の株の値動き:10%以上(1日当たり)動く場合もあり
(場合によっては、1日で20%以上の値動きもあり得ます。)
双方のチャートを並べて表示する場合、同一の画面内に収めるためには、それぞれ縦横比も縮尺も変える必要があります。
縦横比+縮尺の任意性
チャートの縦横比、縮尺、個別株の価格帯(低位か値がさか)、これらを無作為に設定しチャート描くとややこしい事になります。
別物の値動きを同一のイメージで捉える結果になることもあります。
冒頭でご紹介した例は、株価が上がった場合です。
株価が下がった場合でも同じ。
そんなに下がってないと思ったら…
チャートを見ながら、直感的に売買をすることの危険性。
気づいたらとんでもない含み損を食らっていた、そんな経験、あります。
そのような勘違いを防ぐため、私が取っている方法は…。
4.エンベロープで値動きを把握
エンベロープとは
エンベロープは、英語のEnvelope(封筒、包み)が語源。
テクニカル指標の一種です。
移動平均線を上下に平行移動したもの。
エンベロープの設定
- 移動平均線自体の設定
- 移動平均線から平行移動させる率の設定
を調整します。
5.テクニカル指標:エンベロープのメリット
エンベロープの曲線効果
一定の率で移動平均線を平行移動した曲線。
これを常に表示させておくと、値動き率に関する勘違いが起こりにくくなります。
少ししか動いていないのに、大きく動いたと感じてしまった、あるいはその逆。
それを防ぐためには一定の効果あり。
同様の効果が期待できるテクニカル指標として、フィボナッチ・リトレースメントがあります。
常に出しっぱなしOK
フィボナッチ・リトレースメントの場合は、個別チャートに対し、その都度表示させる手間がかかります。
しかし、エンベロープの場合には、いったん設定したら画面を閉じるまで(ザラバが終わるまで)出しっぱなしOK。
銘柄を変更しても表示されます。
この点の手軽さは、フィボナッチ・リトレースメントの上を行きます。
私の場合、値動きの誤認を防ぐため、このエンベロープを表示したままにしています。
もちろん、それだけで儲かる訳ではありません。
(ここ大事。)
相場をテクニカル指標だけで乗り越えることは難しいです。
とは言え、エンベロープを表示させる事でチャートの誤認防止に役立てることができます。
4月22日のトレード結果
毎年この時期は値動きがイマイチになります。
なぜ?
そう考えるのは無駄。
参加者が減るのでしょう。
閑散相場。
本日、日経平均の売買高は急激に減っていました。
10連休まで残すところ4営業日。
億トレーダーが大勢、旅行準備に入ったのでしょうか。
「ハワイかよ。」
【デイトレード売買銘柄】
(買建)4657環境管理センター
(売建)なし
デイトレード新規建売買代金(買建) | 概算60万円 |
デイトレード新規建売買代金(売建) | なし |
デイトレード損益 | +0.2万円 |
スイングトレード損益 | なし |
本日のトータル結果 | +0.2万円 |
今月の損益 | +4.4万円 |
持越ポジション(新規買建) | なし |
持越ポジション(新規売建) | なし |
含み益 | なし |
225オプション | なし |