エクセルのフィルター機能を使ってデータ分析をする方法をご紹介します。
株のデータは気づけば大量にたまります。
それをどのように比較検討するかは株式投資の大事なテーマです。
手書きの表では、並べ替えや抽出作業が困難です。
上手く活用し新たなトレードルールを開発したいところです。
エクセルの表にフィルターを設定する
エクセルのバージョンによっては、細かい仕様が違う場合があります。
いずれのバージョンにおいても、操作は似通っていますので、以下のやり方を覚えれば応用が効きます。
通常の状態
(表中の数値は、架空のものです。)
フィルターボタンをセルに追加する方法
- 該当セルをクリック
- エクセルのフィルタと言う項目をクリック
フィルターを設定した状態
いずれかの列(縦に並んだ項目)に注目する
例として、「出来高」の列に注目し、
- 並べ替え
- 指定条件で抽出
する方法をご説明します。
出来高を昇順に並べ替える方法
- 「出来高」セルのフィルターボタンをクリック
- 「昇順」をクリック
1.「出来高」セルのフィルターボタンをクリックした状態
2.「昇順」をクリックした状態
出来高の少ない順(昇順)に並べ替えができました。
出来高が一定数値(1,234,000株)より大きい銘柄を抽出する方法
1.抽出条件を選択する
- 「出来高」のフィルターボタンをクリック
- 「数値フィルタ」をクリック
- 「指定の値より大きい」をクリック
- 「OK」をクリック
「OK」をクリックする直前の状態
2.一定数値(出来高)を入力する
- 「抽出条件の指定 出来高」の空欄に1,234,000と入力
(具体的数値を入力しなくても候補が表示される) - 「より大きい」を選択
- 「OK」をクリック
「OK」をクリックする直前の状態
抽出結果
出来高1,234,000株より大きい銘柄、2銘柄が抽出されました。
ショートカット・キーが便利
エクセルに限らず、あらゆるPCのキーボード操作に言えることですが、ショートカット・キーを使うと時短になります。
特に「戻す」操作は、エクセルにおいて頻繁に使う機会があります。
戻す操作は「Ctrl+Z」
「Ctrl」と「Z」のキーを同時に押すことで、一段階前の状態に戻すことができます。
慣れるとこれが一番早く戻せる方法かも知れません。
反復すれば、どんどん前の状態に戻せます。
大量のデータをあらゆる角度から分析する
データ量が多ければ多いほど分析に意味がある
項目数が多ければ多いほど、分析するための材料は多くなります。
膨大な行数・列数にくじけることなく、多角的に分析することで、新たなトレード・ルールを発見できるかも知れません。
結論はそう簡単に出ない
大量のデータはあっという間にたまって行きますが、結論はそう簡単には出ません。
毎日いろいろな角度からデータを眺め、新しい発見はないか探すしかありません。
続けるうちに操作に慣れ、目の付け所を変えることができるようになります。
トレードの聖杯が見つかるかどうかは、誰にもわかりません。
実験と検証を重ね、株の迷宮を脱出したいところです。