上がる銘柄の理屈は後付け。
株を買い持つからには、上がる銘柄が正義なのです。
論より証拠。
そして、なぜ値上がりするのか。
どんなに売られても、買う意欲のある人が大勢いるからです。
それも資金を十分に持った有力な投資家たちが。
値上がりはいわば大量の目が入り、選び抜かれた結果です。
そんな銘柄群を狙う私の方法をご紹介します。
その方法は、一言で言えば「ショック下げ時に全く下げなかった銘柄をピックアップする」と言うことです。
ショック相場の後に当面はグイグイ上がるであろう銘柄に乗る方法
その手順は以下の通りです。
- ショック下げ時にまったく下げなかった銘柄をピックアップする
- 大型株は外す
- 出来高のない銘柄を外す
- 10%下げたタイミングで買う
- ひたすら握力
これらを順にご説明します。
1.ショック下げ時にまったく下げなかった銘柄をピックアップする
2020年3月、マーケットはとんでもない暴落に巻き込まれました。
コロナショック。
今回の爆下げはリーマンショックを越えるとの声も。
実際の話、日経平均は窓を開けて大陰線が続出。
たった1ケ月でとんでもなく下げました。
このような時は、銘柄によっては株価が10分の1以下となることもあります。
しかし、探せば下がっていない銘柄は存在します。
むしろ上がっている銘柄も。
なぜ暴落時に下がらない株が存在するのか
そもそも、なぜ株価は上がるのでしょうか?
誰かが上の値段で買うからです。
そうでなければ、いずれ株価は頭打ちとなり下がり始めます。
暴落時に下がらないと言うことは、誰かが確信を持って買っており、しかもその状態が継続していると言う事です。
なぜ相場が大暴落しているのに買う人がいるのか
なぜ誰かが買っているのか?
その理由はわかりません。
とにかく誰かが買っている。
それが全てです。
買う人がおり、しかもいつまでもその流れが途絶えないため、株価は下がらないのです。
この事実をあなたはどう考えますか?
理屈はともかく銘柄選別
誰かが買っている。
だから株価は上がります。
特に暴落時においては、ちょっとやそっとの買いでは株価は上がりません。
誰かが確信を持って、相応の資金を投入して買い続けない限り。
これが私の銘柄選別法の根拠となるものです。
2.大型株は外す
東証1部の大型株には、財務優良、高配当の有力銘柄が多数存在します。
しかし、株の常識としてそのような銘柄は株価が上がりにくいのです。
もちろん値上がり益は重視せず、長期に渡り配当を売ることを目的とするなら、大型株で問題はありません。
高配当株には減配リスク
いくら有力な高配当銘柄であっても、何らかの理由で配当が減らされる、あるいは無配となるリスクはゼロではありません。
万が一減配となったら、株価の低迷は避けられないと言っても過言ではありません。
このような減配リスクへの対策としては、あえて無配の株を買う等の方法も存在します。
株マニアは有名・財務優良・高配当株を避ける
つまり、今、目の前にある優良データだけで銘柄を選別する方法は一見賢いやり方に見えて、必ずしもそうであるとは言い切れないのです。
株は下がったら負け。
いくら配当に厚い優良株と言えども、爆下げを食らって喜ぶ人は誰もいません。
そう考えると、必然的に有名かつ高配当の大型株は銘柄選別の対象から外れることになります。
3.出来高のない銘柄を外す
出来高の全然ない株。
そんな株の板状況を凝視していると、いつまでも経っても一向に買いが入って来なかったりします。
いつまで経っても買いが入らないと言うことは、次の瞬間も買いが入らない可能性は高いです。
ところが、冴えないそんな株でも、ある日、ある瞬間、急に買いが入り始めて急騰することもあります。
出来高の少ない株は、板がスカスカで売りも出にくい事から、上がる時はグングン上がる場合もあります。
従って出来高が無いからと言ってダメだと言う訳ではありません。
しかし、値上がりの具合が良い事と同様、下がる時も一気に行くのではと言う恐怖感から、私の場合は出来高の薄い銘柄を外すと言うのが一つのやり方となっています。
4.10%下げたタイミングで買う
どんなに値上がりし続ける銘柄でも、必ず上下動をしながら上がる場合がほとんどです。
ですから、下手なタイミングで買ってしまうと、その後に大きな値上がりを享受できる前に、無用のストレスを味合わされる結果となります。
下げたタイミングで的確に買い、その後は常に含み益。
それが理想。
その理想に近づくためには、ちょうど良い頃合いの下げで買うのがベスト。
私の場合、直近の高値から10%程度下げたところで買うようにしています。
もちろんそれ以上に下げてしまい涙する場合もなくはないですが、経験上、そのくらいのところで買うと丁度良い場合が少なくありません。
5.ひたすら握力
いったん買ったらひたすら握力。
もちろん損切りの目途はつけておかなければなりません。
しかしそこまで下げない限りはひたすら買い持つ。
上がると思って買っているのですから、よほどの事が無い限りは買い持ち続けるしかありません。
結局、大きな利幅を得るためには握力しかないのです。
以上、私の爆下げショック相場後の銘柄選別法をご紹介しました。
皆さんのご幸運をお祈りします。