IPO株の活況具合を見てデイトレードでインするかどうかを決める。
過去にとんでもない「ドカン」を食らっている私ですから、慎重になるのもやむを得ません。
結局は売買代金・出来高を見て、「勘」を頼りに判断します。
それで上手く行くのか?
その答えは相場のみが知っています。
日経平均が急に下げ始めた
日経平均株価は27年来の新高値である24448.07円を10月2日につけ、8営業日目。
本日、天井から安値圏付近にまで下がったところにいます。
この下げのスピードは比較的早いほうですが、時折よくある程度の下げ。
格別猛烈な勢いで下げていると言う訳ではありません。
日経平均採用銘柄の主力株は、下降相場に向けた日足を形づくっています。
主力株を空売るかどうか迷った末に、とりあえず手を控えることを決めました。
その理由としては、今継続して検証中のスキャルピング売買がそこそこ機能。
建玉が小さいので、微益。
とは言え、連日プラスで推移。
デイトレードがそこそこ機能するなら、無理矢理ポジションを持ち越す必要はありません。
もちろん、油断は大敵なのですが…。
新興市場は毎度の微妙な雰囲気
一日をかけてじわじわ下げる日経平均。
マザーズ指数、ジャスダック指数、ジャスダック平均ともに日経平均に準じた動きでした。
やりにくい日でしたが、これも珍しいことではなくどちらかと言うと相場の日常。
売買代金上位の銘柄のうち、新興市場の銘柄で目立ったものは3356テリロジーと4420イーソル。
特にイーソルは昨日売買が成立せずに終えたIPO初日の銘柄。
ぜひともデイトレードでインしたかったのですが、即金規制。
デイトレ資金は30万円ですから、信用取引ができないとおカネが足りないです。
IPO株の即金規制とは
IPOのセカンダリー売買において、初日に初値がつかなかった場合、初値が決まるまでの間は信用取引ができなくなり、現物株の売買のみ。
しかも買い付け代金は現金で即日徴収されます。
現金で即日徴収とは、手つかずの現金がないと買えないと言うことです。
即金規制になると、本来あったであろう出来高が細り、盛り上がりに欠ける場合が多くなります。
IPO株の実況中継
4420イーソル
本日の4420イーソルは、寄り付き直後にガラガラと値崩れ。
その後ジリ上げしながら後場へ。
この時点で、盛り上がりに欠けている印象は否めず。
ところが後場から13時にかけて上昇速度を増しました。
IPO株は値動きが大きい傾向があり、ティックを飛び越えて瞬時に値段が動くことが多いです。
チャンスが来たと思いましたが、何せ即金規制ですからインできません。
と言うことで、イーソルではチャンスを横目に1度もインできずに終わりました。
4598DELTA-P
その他の直近IPO株では、4598DELTA-Pが上場2日目。
前場後半で「上がるかな?」と思わせる場面があったものの、あと一息売買代金も足りず。
こちらもインできませんでした。
やはり、スキャルピング売買は、厚めの損切りをした時点で完全敗北です。
何かが足りないと感じた銘柄はスルーしたほうが安全。
特に直近IPO株は、買った途端に特別売り気配と言う例もあります。
DELTAはここを超えたら急騰しそうと言うポイントでパッタリ出来高が途絶え、だらだらと下落していきました。
インしなくて正解。
助かった…と言うのが正直なところ。
IPO株の売買代金
IPO株、特に初値をつける初日、売買が活況であるかどうかの判断の目安は、売買代金。
1日で100億円を超えるかどうかです。
それ以下ですと、今一つ分足チャートもスカスカ感が否めない状態になります。
本日のイーソルは約73億円、DELTA-Pは約25.7億円ですので、ちょっと足りない印象。
IPO株はもともと小型株であることが多いにも関わらず、上場初日には100億、200億円と売買代金が上がることも多いです。
このため、値動きが非常に大きくなることもあります。
大きい資金が投入される銘柄と、閑散過ぎる銘柄。
どちらの場合も値動きが大きくなることがあります。
しかし、売買が閑散である銘柄は非常に危険です。
買い板、売り板が飛び飛びになっていることがあるからです。
翌日以降まで持ち越しする場合にも同じことが言えます。
したがって、やはり売買代金が活況となったほうが安心感があるような気がします。
とりあえず、本日は毎度のようにたいして儲かってはいませんが、大きな損切りはなかったのでオーケー。
本日のトレード結果
【デイ新規建売買代金合計】(買建)概算150万円
(売建)概算30万円
【デイ売買銘柄】(買建)2191テラ、2479ジェイテック、2656ベクター、3390INEST、7928旭化学工業、8114デサント
(売建)8114デサント
【デイトレード損益】+0.4万円
【スイングトレード損益】なし
【本日のトータル結果】+0.4万円
【今月の損益】-7.2万円
【持越ポジション】新規売建なし
新規売建なし
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし