ここのところ、米株に比べ、日本株強し。
相対強しとは、向こうが下げてもこちらはあまり下がらないこと。
今まで通常こういうことはありませんでした。
日本株は米株の下げには率先して付き合い、上げには反応せず、なんてことが多かった。
そして、日本国内で独自の下げ要因が発生した場合には、やはり率先して誰よりも下げる。
言うなれば、率先ダメ相場であります。
そのせいか、最近ではやたらと米株が推奨される流れがありました。
仕方ありませんな。
米株は30年前から一貫して強かったのであります。
その流れもようやく終わる時が来たのか。
それとも、一過性か?
日足の比較
日足で見て、ダウ平均は一貫下げ、これに対し、日経平均は横ヨコ的な。
今までの例ですと、日本株はアメ株に追随することが多かったのであります。
すなわち、向こうが下げ始めたら、もんどりうって途端に下げ始める。
なぜ今回、そこまで酷いことになっていないかと言えば、円安。
円安になれば、日本株は下げない。
日本の主力企業はたいてい輸出で儲けている場合が多い。
その上、日経平均は値がさハイテクの影響が大きいので、そういうことになります。
円安でGDPは自動的に上がる、との試算もあります。
日本が高度経済成長をしていた時期も円安でした。
1ドル360円なんて時代もあったのであります。
結局、そういうことでしょうな。
新興市場はどうか
マザーズ指数、グロースコア指数は、日経平均に比べ下にあります。
中小企業は円安がマイナスに働く場合が多いので、こんなものでしょうか。
仕入れ原価が上がってしまいますので。
しかし、日々小型株を見ていると、下げが甘いと感じざるを得ない。
従来、小型株の値動きは殺伐としていたものです。
この株、大丈夫なのか?
欧米が下げている時には、それが普通。
30年間、それで慣らされてきているのです。
今回はちょっと違います。
じわじわ下げて、それ以上いかない。
キレのない下げ、と言うのでしょうか。
あくまで感想的なものだけれど。
買い・売り判断
こういう相場の場合、買うこともできないけれど、売ることもできない、なんてことになりがちです。
中長期のポジは、じわじわやられていく。
短期の場合は、なかなか買えない。
空売りもできないので、様子見が増えてしまう。
当方の場合には、局所的に買いを入れ、すぐ降りると言うのをやっています。
すぐ降りる前提で、ロットも小さめのことが多い。
難しい相場ではありますが、そんな感じでやっていれば、それほど損はしませんな。
米株が爆下げしてから買えば良いのです。
それで、上がったらすぐ売り。
あくまで個人的意見ですが。
米株・日本株の動向
米株は下げ見込み多し。
日本株も金融所得課税のお話がありますから、とてもではないが上げ見込み、とはなりません。
日本株はアベノミクスの一時期を除いて、ほとんど冴えないままです。
アベノミクスも消費増税で否定されましたな。
このままじわじわと米株のリセッションに付き合うハメになるのか。
万年冴えない失われた30年を素直に受け入れ、今度は米国のリセッション。
日本株の独歩高なんて、とても考えられません。
リーマンショックでやられ、震災でやられ、コロナショックの煽りを受けて、その割りには日本は強いよね、と。
たしかにリーマンショックで日本は相対助かった感じ。
メガバンクが潰れることもありませんでした。
むしろ、痛手なし。
震災では原発事故と言うトンデモ打撃があったものの何とか耐え。
コロナショックなんて外国に比べれば日本だけ被害が少ない。
日本、相対強いよね?
そんな見方が板についてきたのかも。
吹き上げ待ち
当方としては、このままではやることなし。
資金が入り込んできているなら、吹き上げ銘柄が来る筈です。
それ待ちですな。
グイグイ来たら、買って行きます。
あとは、米株の爆下げ待ちですかな。
そのどちらかが来ないならば、ずっと様子見。
休むも相場とならざるを得ません。
経験則上、それ一択。
さて、本日の結果は、スイング勝ち。
持ち株の低位は軒並み上げ。
ロット上げとけば良かったな。
しかし、PTSで売れば倍儲かっていた感じ。
なぜ売れなかったか?
夜間に現引してPTSでさばこうとしたら、発注は受け付けられるものの、翌営業日の朝まで反映されないとのこと。
当日の15時半までに現引しておかないとダメみたいです。
思えば、
信用買い→現引→PTS売り
と言う流れは、今までやったことなし。
良い勉強になりました。
まだまだひよっこですな。
PTS、やっぱり使えんわ。
IPO、低位、てきとー買い。