非対面で荷物を受け取るための方法をまとめました。
新型コロナウイルスの感染予防を考え、様々な手段で人と人との接触を減らす試みが取られています。
宅配においては新たな動きが生まれつつあります。
それが荷物を受け渡すためのボックスやロッカーです。
運送業各社の荷物受取り方法についての試み
新型コロナウイルスの感染予防に際し、代表的な3社の対応例は以下のようになっています。
日本郵便 | 希望に応じ置き配 |
ヤマト運輸 | 宅配便ロッカーPUDOステーション |
非対面での受け取り | |
佐川急便 | スマホ画面上でのサインを控え伝票へ押印・サイン |
日本郵便
希望に応じて置き配などの対応が可能です。
ただし、対象外となる代金引換のケースなどがあります。
詳細は日本郵便グループホームページをご参照ください。
ヤマト運輸
宅配便ロッカーPUDOステーション
ヤマト運輸の「宅配便ロッカーPUDOステーション」を利用すれば、非対面で荷物が受け取れます。
自宅で受け取る場合においても、以下のような方法があります。
非対面での受け取り
ヤマト運輸は新型コロナウィルス対策として『宅急便』を非対面🚪📦でお受取りいただく対応を行っております。ご希望されるお客さまは、ぜひご利用ください。#ヤマト運輸 #クロネコヤマト #宅急便 #宅配 pic.twitter.com/b5wiQmrt2n
— ヤマトグループ (@yamato_19191129) April 2, 2020
なお、非対面で受け取る場合、置き配場所の選択肢として
- 玄関
- 宅配ボックス
- ガスメーターボックス
- 自転車のかご
- 車庫
- 建物内受付/管理人
などから、注文時に指定することができます。
佐川急便
荷物受け取りの際、タッチパネルを介したサインを控える対応が取られています。
宅配ボックスの利用
宅配ボックスが設置してあれば、非対面で荷物を受け取ることができます。
比較的新しいタイプのマンション等に設置されていることが多い宅配ボックス。
ロッカー型の共用施設です。
戸建て住宅でも設置することができます。
宅配ボックスの施錠形式
- ダイヤル式(機械式)
- 電気式
があります。
ダイヤル式(機械式)
配達員が荷物を入れる際に暗証番号を設定します。
その暗証番号を配達員が書面に書き、郵便ポストに投函します。
電気式
液晶パネルを操作し配達員が宅配ボックスに荷物を入れます。
受取りの際には、予め決められた暗唱番号を入力したり、専用のカードキーを使う等、様々です。
宅配ボックスで発生するデメリット
ダイヤル式(機械式)の場合
- 第三者によって暗証番号が盗み見られる
(不在票がポストから抜き取られる) - 配達員が暗証番号を間違えて書く又は書き忘れる
- 第三者によって暗証番号が盗み見られる
などが発生する可能性もあります。
その他の例
- 宅配ボックス設置により家賃・管理費が割高となる
- 荷物が一杯になっていて使えない
- 冷蔵便・冷凍便の場合は利用できない
- 慣れていない配達員が対応できず荷物を持ち帰ってしまう
などが想定されます。
アマゾンの試み
置き配指定サービス
アマゾンでは「置き配指定サービス」が注文時の配送オプションとして初期設定となりました。
置き配を希望しない場合には、対面で受け取ることも可能です。
Amazon Hub ロッカー
「Amazon Hub ロッカー」とは非対面で荷物を受け取るサービス。
無料で24時間荷物を受け取ることができます。
ただし、今のところ、駅・コンビニ・スーパーなど設置場所が限られています。
なお、「Amazon Hub カウンター」は対面で荷物を受け取るためのサービスで、「Amazon Hub ロッカー」とは若干違います。