デイトレードが下手なりに経験した長きに渡る悪戦苦闘。
株の試行錯誤を読了時間5分で追体験するためにどうすればよいか、記事をまとめました。
大損してストレスまみれになる等と言う体験は、出来ればバーチャルで済ませておきたいところです。
以下の記事が何らかの一助となれば幸いです。
株必勝法への終わりなき旅路
世の中には10億儲けた、20億儲けた、100億、200億と儲けた方がいらっしゃいます。
そして、デイトレ界隈では有名人であったりする訳です。
「これをこうやったら儲かる」と言ういわゆる株の必勝法。
これはデイトレーダーにとって大事な飯の種ですので、原則、明らかにされることはありません。
ですから、相場については心構え的な、曖昧模糊(あいまいもこ)としたお話が世の中にあふれる結果となります。
有名な相場用語で、「もうはまだなり。まだはもうなり。」と言うのがあります。
意味おわかりになります?
「負けるが勝ち」のような、難しいお言葉。
「禅問答じゃねーんだよ!」
そう言いたくもなります。
一握りの勝者のお言葉を聞く
場合によると、「株の必勝法は存在しない、全て運勝ちを積み重ねたもの。」と言う方もおられます。
あるいは「オレさまは天才だから。天才の真似をしようとしても無駄。」とも…。
実のところ、必勝法が存在しようとも、それを公開した時点で同じやり方をする人が殺到することは目に見えています。
似たようなやり方を全員が取ったらどうなるのでしょう。
株価100円のところに多くの人が殺到したら、100円でその銘柄を買うことはできません。
逆に100円のところで大勢が売ろうとしたら、100円で売ることもできません。
買い値が上がって売り値が下がる、これが同じ行動の結果です。
その他大勢の負けに学ぶ
損をしている人の行動を研究すれば、おのずとその他大勢の行動がわかります。
つまり、負けに学ぶと言うことです。
相場においては、負けた結果をいくら公開しても、買い値が上がって売り値が下がることはありません。
年初から始めたこのブログですが、開始後10営業日にして自分に退場宣告。
デイトレの厳しさを痛切に思い知らされました。
株の大損は、逆に張っていれば大儲けできたと言う証し。
買いボタンと売りボタンが交換されていれば大成功だった訳です。
その意味でも負けの研究は価値があります。
場中の決算発表直後の乱高下に巻き込まれた負け
乱高下とは、相場のカオスな動きです。
そこで負けるようでは、値動きと言うチャンスを思い切り逃していることになります。
しかし、多くの人はこの乱高下で大負けを喫することが多いです。
このため、大多数の中の、これまた多くの人が、決算発表直後の乱高下は見送ると言います。
それだけ乱高下の中で利益を出すのは難しいと言うことです。
しかし、逆に言えば、そこで利益を出せている人は負けた人の分を総取りで利益に変えているのかも知れません。
確信のないトレードは無駄
“負けぐせ” のついたデイトレーダーはたいていの場合、ビビりながら利益確定をするため、利幅が小さいです。
利幅が小さくても、細かく何度も利益を重ねて行けば問題ないのですが、そうは問屋が卸してくれません。
勝ちへの確信のないまま、迷いながらデイトレードを続ける状態。
その他大勢の負け組がおちいりがちな相場心理です。
結論から言うと、確信のない薄利にホッと一息をつくくらいなら、参加しないほうが良いです。
それよりも、相場を良く観察・分析し、勝ちへの確信を得てからトレードをするべきなのでしょう。
腰の引けた勝ちで胸を撫で下ろしているのは時間の無駄なのです。
確信を得るための手順
負けの中で必死にあがいて、勝ちへの確信を得た体験。
これが負けから学ぶと言うことです。
確信とは、予定通り事が運び、予定通りの結果が出ること。
「これはイケる」と思った時だけ参加し、それ以外は見送ると言う判別作業です。
判断の根拠は目の前にある事実しかありません。
感情ではなくて事実。
負けトレードを微に入り細を穿って(びにいりさいをうがって)研究
微に入り細を穿つとは、細かく詳細に注意して、と言う意味です。
研究するのであれば、徹底的にやらなければなりません。
まず事実を列挙し、数値として置き換え一覧化したり、グラフ化するなどが必要です。
大損、退場宣言、その結果たどりついた結論。
それは、まず第一にポジションを小さくすること。
そして、損切りに至る際に、“あることを” をしないと言うルール。
結局のところ、失敗から学び手順をルール化し、それを機械的に淡々と実行することが大事なのかも知れません。
株で勝てない人が多数と言うことは、その大勢の人がそもそもトレードに向いていない可能性があります。
(自戒を含む。)
向いていないと言うことは、自分の“感性” をデイトレに反映させてはまずいことになります。
これが一般的によく言われる、ルールを守ることの重要性に相当します。
突然巻き込まれる不慮の事故?
いくら気をつけていても、突如として予想すらしていない事故に巻き込まれることもあります。
その例をを分析してみますと…。
やはり何らかの感情に左右されたトレードや、ルールを逸脱した行動が確認できることが多いです。
自分から崖に足を踏み込み、みずから足を滑らせる男。
相場は非情です。
心をへし折られたらどうなるかの追体験
相場を張っていると、そこまで頑張ってあがいていても、結局のところ負けに終わる日もあります。
その負けが、週末に来ることもあります。
そんなことはしょっちゅうです。
連休前に、“負けデイトレード” で引けた週末。
灰色の連休になってしまわないよう、気持ちを早目に切り替えることも必要です。
デイトレーダーはストレスに強くなくては、とてもではありませんがやってはいけません。