経済新聞を読んで相場の森を歩き回ったかのような勘違いをしていた時期がありました。
今では、日経平均の日足や各国の指数を注視し、“相場のことは相場に聞く” と言う態度を大切にするようにしていますが、やはり油断は禁物。
本日も一瞬の隙に機会損失が発生しました。
相場の記事を読んだがために
NYダウ、S&P500、半導体指数、日経平均の日足を見て機械的に判断する、それによれば相場はそこそこ強いです。
細かい分析なんてあてにはしません。
それでリーマンショックを予測できた人はいませんでした。
正確に言うと、予測できる人がいたとしても、大多数の意見にかき消されてしまいます。
新聞冒頭の特集記事で一斉にたくさんの専門家(?)が全体相場の上げ予想。
2008年の新年、私は丹念に某経済新聞の解説を読んでいました。
もちろん、それで相場を当てようとか、何かを得ようと言うのではなくて、面白いから読んでいただけです。
株をやっていたら、経済新聞が面白くて仕方なくなります。
これはほめられたことではなく、逆に危険なことです。
自分が有益な知識を得たと勘違いする場合があるからです。
実態は、競馬好きな人が競馬新聞を読んでいるのとさほど大差はありません。
そして、その興味本位で読んでいただけの経済新聞ですが、相場の下げにつながる何かをそこに見出すことはできませんでした。
当人の能力に原因があるとは思いますが…。
相場と言う名の森を闇雲に歩く
自分の能力の限界。
ただ盲目的に新聞記事を読んでいるだけ。
以前に比べると新聞よりもネット情報のウェイトが高まったことが10年前との違い。
原則的には結局、五里霧中。
ただ相場と言う森の中を、太陽の位置、方位磁石を当てにして闇雲に歩き回っているだけです。
本日はそのような状況のもと、主力株に買いが入っているのを横目に9424日本通信の分足をずっと見ていました。
結局、見ているばかりで、ほとんど手が出ませんでしたが。
柱となる銘柄?目を離した隙に…
11時過ぎに日本通信の値動きが少なくなってから以降、多少の膠着感があり、もうデイでインすることもないなと思ってからは、気づいたらウトウトしていました。
柱となる売買代金が強力に上がる銘柄は、必ずしも毎日存在する訳ではありません。
ですから、このような銘柄のチャンスを逃すと言うことは、痛い機会損失となります。
地合いの中の核となる銘柄に注力すると言う態度は、機械損失を防ぐ大切な方法です。
案の定、日本通信はちょっと目を離したすきにストップ高に張付いています。
わかっているなら買っておけよ、と。
本当にこういうのが多い。
結局、握力もなければ相場を見通す神通力もない。
目を離した隙に勝利の女神にも逃げられてしまいます。
相場と言う名の森で生き残る方法
昨日からの持越株2銘柄はいずれも微妙に下で寄り付いて、すぐ切りましたが、本日も仕方なく同じような銘柄を2銘柄持越しました。
ノーポジで置いて行かれるのが困ると言う、実に消極的なポジションです。
デイトレに手を出すことは、今日もかなり控えました。
さすがの私も、確率の低い自分の行動パターンに気づいたのか…。
今はただ、明日以降、全体相場がアクティブに動いてくれることを祈るしかありません。