買い遅れ涙目と言えば、ご存じ上昇相場の名物。
実に涙目で相場を見送ってきた当方。
相場は人を置き去りにします。
チャンスを奪い、放置プレイをさせる、そんな相場が憎い。
しかし、ここで焦るとかえって痛い目にあいます。
大事なことは、まず相場に遅れずについていき、おいていかれたら素直にあきらめること。
その思いは以下のとおりであります。
上がる銘柄はどれか
微妙な相場こそ、ついていくことが難しい。
上がる銘柄がどうしても見つからないなんてことが、良くあります。
休むも相場の格言に従えば、ノーポジも一つの方法です。
しかし、ノーポジこそ相場においていかれる原因。
買い遅れ涙目はノーポジが生み出すのであります。
従って、何としてでも値動きを読み、ポジションを持ちたい。
相場に取り残されないためには、まず第一に上がる銘柄を察知すること。
これが全てにおいて優先されます。
そして、この上げ銘柄が明瞭に判別できないばかりに、保険をかけようと言う雑念が生まれて来るのであります。
すなわち、みずからの愚鈍さをヘッジでごまかす手法。
片張りで勝負できるか
相場において、ごまかしは通用しません。
わからないから両建てにする。
これは一見賢い張り方に見えますが、多くの場合、結局のところ、玉ばかり増えて利益が増えません。
上手なやつほど手数は少ない。
下手なやつは手数ばっかり。
ヘッジをすることで、手数ばっかりの沼に引き込まれる。
毎日両建てをしているのに、全然儲かりゃしないのであります。
ガチャガチャと玉を出し入れ底なし沼。
相場の底なし沼からの脱出法は、ただ一つ、ピンポイントでお目当ての銘柄を探し出せるか、であります。
ピンポイントで探せるか
日本株には4000内外の銘柄数があります。
この中に上がる銘柄は必ずあると言っても良いのであります。
にも関わらず、なぜピンポイントで上がる銘柄を言い当てられないのか。
その答えは、能力の不足であります。
能力が足りずに、上がる銘柄を見逃している。
すなわち、お目当て銘柄を見逃したのであれば、相場を振り返り、二度と同じ轍を踏まないようにすること。
どの銘柄を買っておけば良かったのか。
そして、なぜその銘柄を見逃してしまったのか。
これを逐一確認する作業が必要となります。
この確認作業をなくして相場をあきらめるなど、愚の骨頂であります。
どこであきらめるか
どこで相場をあきらめれば良いのか。
降参するのは、相場を全て調べ尽くしてからであります。
なぜなら、見逃した銘柄の中にグイグイと上がる銘柄がある。
グイグイと上がった理由は何なのか。
なぜそれに気づかなかったのか。
4000銘柄の全てについてそれを調べ上げ、どうにもならないと思った時、初めてあきらめれば良いのであります。
確かに、本日も見逃しがありました。
見るからに上がりそうな銘柄、チャンスの匂いをぷんぷんさせるグイグイ銘柄、これを当方は見逃していたのであります。
遅まきながら、その事実に気づいた。
全ては手遅れであります。
何を見逃したのか
本日の結果は、デイなし・スイング負け。
え?
相場が上がって、買い持ちなのに、負けかよ?
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、申し上げましょう。
ヘッジでレバETFを売っていたら、持ち株の上がりより、その担がれの方が大きかったのであります。
逆に言えば、買い持ち株の上がりが小さすぎた。
もっと上がる銘柄がいくらでもあったのに、見逃していたのであります。
完全なる銘柄のセレクトミスであります。
微損に済んだことを有難く思わなくてはなりません。
しかし、今日のぶち上げチャンスを逃したのはかなり痛かった。
仕方がないので、くら~い顔で主力株とアレな株、ま~たいろいろ買い持ち。
(-_-;)