同じことをやる人が増えると儲からなくなる

この記事は約4分で読めます。

今までは利益が出たのに、なぜかいつの間にか儲からなくなる。

相場において、よくある現象です。

その原因は、同じことをやる人が増えていると言うことでは?

同じことをやる、それは、どういうことなのでしょうか。

これをよく頭に入れておく必要があります。

スポンサーリンク

同じタイミングは無理

皆が同じタイミングで、例えば100円の株を買おうとする。

すると、当然ながら100円で買い切ることは難しくなります。

徐々に気配が切り上がり、103円とか104円。

そのくらいの段階になって、やっと皆が買い切ることができます。

この時、自分だけ周りより安く買うことなんてできません。

なぜなら、私たちは行列に並んでいるからです。

並んでいるからには、順番を待たねばなりません。

同じタイミングを狙おうとすればするほど、待たねばならない、この現実。

行列に並ぶ人々

トレードとは、遊園地でアトラクションの行列に並ぶのと同じです。

皆、同じことを考え、並んでいるのです。

同じこととは、出来るだけ早く、利益を出したいと言うこと。

遊園地で言えば、行列に並ばずに楽をして、我先と人気のアトラクションに乗りたい。

そうすれば実際、楽しい思いができるからです。

しかし、その人気のジェットコースターに、どうやって自分だけ早く乗ることができるのか。

行列を素っ飛ばし、割り込むことなどできません。

考えつくアイデアは、これも皆同じなのであります。

だからこそ、相場においては、知らず知らずのうちに高値づかみとなるのであります。

タイミングを変えてみる

タイミングを見計らって、並んでみる。

行列がすいている瞬間を狙うのであります。

行列をじーっと観察し、アイデアを絞って、絶妙なタイミングで並ぶ。

しかし、考えてもみてください。

そもそも人気のあるアトラクションは、全員が狙っているものであります。

目を皿のようにして、行列に並ぶ人が少なくなるであろう時間帯を、皆が見計らっているのです。

にも関わらず、自分だけうまい具合いに行くのでしょうか。

これは群衆の中における競争であります。

群衆の中の競争

渋谷のスクランブル交差点を渡るときのことを考えればわかります。

自分だけ遅くスタートしてみる。

しかし、横を見たら必ず人がいます。

大勢が横並びです。

では、スタートを早める。

早めると言ったって、信号が赤なのに渡り始めるわけには行きません。

自分だけタイミングをずらして、あの交差点を渡り切ることなど不可能なのです。

人がいればいるほど、行動パターンが重なって来るのです。

行動パターンの種類には限界があるのであります。

そこで考えつくのが、最初から競争を避けると言うこと。

競争は避けられるか

行動パターンの限界を察した時、まず思いつくのは、これもまた誰しも同じ。

誰もいない横断歩道へ行けば良いのではないか。

2~3人しか渡らない横断歩道なら、うまく立ち回れそうであると。

なぜなら、競争相手が少ないのだから。

これを相場に当てはめて見ましょう。

数人でやっているような、出来高閑散の銘柄。

そこで、その数人から株券を買い、彼らに売りつける。

はたして安く買い、高く売ることはできるのでしょうか。

できるかも知れません。

彼らがそれを許してくれれば、ですが。

すなわち、閑散であればあるほど、こちらの希望は通らないことが多くなる。

これもまた真実。

すなわち、結論を言いますと、正解はタイミングではないと言うことであります。

タイミング外の正解

ザラ場は定刻に始まり、定刻に終わる。

この制限の中で、自分だけ抜け駆けをして、最良タイミングでインする、これを夢見ることに無理があるのです。

タイミング外の正解、それは何なのか。

1日のザラ場単位、すなわちデイトレード。

実はこの時間制限を伴うトレード方法が諸悪の根源なのではないか。

当方が言えることはここまでであります。

なぜなら、これ以上言えば、みずからのクビがしまってしまうことになるからです。

できるなら、いいところでインしたいものですね。

これが相場の結論であります。

さて、本日の結果ですが。

デイ負け、スイングプラマイゼロ。

全然いいところでインできてないやん。

口ばっかりでさぁ。

仕方ないので、またアレな株買い持ち。