株の今後に期待を含める事の危険性|有力銘柄が海の藻屑となる経験則

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デイトレと言う海に藻屑と消える上場廃止株。

アベノミクスで盛り上がった株に厳しい相場の鉄槌が下されました。

震えが走ったのも束の間、一寸先は闇。

明日は我が身です。

感情はひたすら排し、マイルールを見直し、明日のトレードに備えるしかありません。

週末ルール“株のことは忘れる”

金曜の引け後となれば、相場から離れ、ツイッターも見ず、スマホも開くことはありません。

株をやっていたら一年中365日、ネット情報・ニュースから離れることが出来ないとは言え、金曜の夜くらいはホッとしたいです。

場合によっては週末にとんでもない含み損銘柄を抱え、この銘柄、上場廃止になるのではないかとハラハラしながら、株を持ち越すこともしばしばあります。

それだけに、心配事のない週末は貴重。

本日、金曜日の大引けでは買い持ちの株がいくつかありましたが、それほどロットが大きい訳でもなく、含み損もないため、全く相場のことを忘れることができていました。

期待が行きついた先

そんな矢先、ネットを見ないと言っても、やはり何かの拍子に目に入って来る情報はあるものです。

夜分遅くになってから、1606日本海洋掘削の上場廃止のニュースを知りました。

この銘柄は、IPO初日からウォッチしていたこともあり、思い出深い株の1つでもあります。

月足チャートで株価を振り返ってみると、IPO当初の5000円台から1200円台にまで下がっています。

7割以上の下げです。

定かな記憶ではありませんが、IPO初日にインして持ち越したような気がします。

注目され、売買代金も相当上がったように覚えていますから。

その期待株の結末がこの状態。

株式投資のリスクをひしひしと感じざるを得ません。

実はこの海洋掘削、ここのところ、買い持ちしていた可能性は結構ありました。

その理由は、大株主に財閥系の大企業を多く含むことです。

大株主は石油資源開発、三菱マテリアル、国際石油開発帝石などで半分ほどの株を持っています。

三井物産や三菱ガス化学、東京海上日動火災も株主に名を連ねています。

当然、私の監視銘柄の中に含まれおり、株のツールにも登録していました。

危な過ぎます。

安いと思って全力で買っていた可能性もゼロではありませんでした。

紙一重です。

正直なところ、上場廃止はないだろうと思い込んでいましたから。

財閥系の大企業がこれだけ出資して出来た企業ですよ、と。

しかし、現実は上場廃止に決まった訳です。

期待感の根本的な要素

事業と言うものは非常にやっかいで、そのうち採算が取れて利益が上がると思うからこそ、そこに投資する人がいる訳です。

株が成り立つ根本に期待感があります。

事業は、先に投資をする人がいて初めて展開できるのです。

初めから利益が沸いて出るほど簡単な話はありません。

誰しもが先を見通そうとし、リスクを覚悟の上で投資をする訳です。

期待感と現実との戦いです。

期待が先行し過ぎた株は、株価が下がる一方となります。

これ、人間にも当てはまると思いますが…。

世の常として、期待され脚光を浴びることが、後々の展開のやりにくさにつながることがあると言うことです。

「この子は良い子、能力もある、運動神経も良い、イケメン。」

そういう期待感を子供時代に背負ってしまうと、場合によってはその後に本人が苦しむこともあります。

全ての期待感を排除する

逆に言うと、後々の伸びしろやプラスのサプライズ効果を考えれば、期待感を持つことほど意味のないことはないし、期待感を持たれる側にもメリットはないです。

期待感が禿げ落ちていく一方の可能性が高いですから。

そして、自分以外の何かや誰かに期待することほど、ラクなことはありません。

他力本願。

そうではなくて、他人には期待をしないし、自分にも期待させない。

一見、冷たくて荒んでいるかのような状態が、実は後々の伸びしろにつながります。

期待しないで淡々と見ておいてあげる。

これが本人にも周りにとっても最もやり易い環境です。

他者に期待し、ついでに自分にも期待させまくると言うのは、脇が甘いとしか言いようがない状態です。

自ら「私はこんなに凄いんです」と宣伝する人。

自分のクビを後でしめるだけになります。

大事なのはプラスのサプライズ

後になってから、「あれ?結構出来ているじゃないか!サプライズ!」と言うのがベストな状態です。

その時も急に期待感を膨らませてはいけません、私のルールでは。

ルールその1「あくまで淡々、冷静を保つべし」です。

海洋掘削はアベノミクスの恩恵を受け、一時、株価10000円を超える場面がありました。

天井でつかんで昨日終値の1279円まで持ち越している長期投資家も中にはいらっしゃるのかも知れません。

期待感ほど厳しく残酷で、タイムディケイ(時間的価値の減少)のひどいものはありません。

私は心を鬼にして、どんな株にも期待はしない、それを第一のルールとしています。