デイトレにより陥りがちな病。
いいことばかりある訳はありません。
静かに心が折られていく。
当然のことのように。
平穏無事な利益確定が一瞬にして葬り去られる。
これはある種のトラウマであり、それを受け入れずして真のデイトレ勝利はありえないのであります。
覚悟が必要であるかも知れません。
トラウマの作られ方
負ける時はいつもドカン。
コツコツ勝ちを積み重ねていても、一発で全てを抜かれる。
それがデイトレードです。
その恐怖は十分味わった。
トラウマは常に消えやしません。
混乱し、静かに心が折られたのであります。
普段の勝ちにさほどの意味はないと言うことです。
今の状況が何の心の安定も生み出さないと言うことです。
こんなにつらいことがあるでしょうか。
前提はどこにある
勝つためにはドカンを排除する必要があります。
それを実現するためには、微に入り細を穿つ調査をし、完ぺきを期す。
これで絶対にドカンを食らわない、大負けはしないと言える万全な態勢を作る。
あるいはそれが不可能でも、不可能を可能にする。
そんな努力をする羽目になります。
するとどうでしょう。
必然的に勝率は上がることになります。
「あれ?勝てるじゃん」と。
コツコツ、コツコツの生活が始まるのであります。
恐ろしい。
今の私にはこの着実な勝利すら、恐ろしいのであります。
なぜなら、それはドカンの前置きでしかないから。
今そこにある幸福は、不幸の前提でしかないと言う恐怖であります。
これが超短期売買と言っても過言ではありません。
辛酸なめお
常に瀕死の痛手を食らう可能性があり、いったん食らったら、今目の前にある平穏無事な幸せは、一瞬にして打ち崩される。
つまり、平穏無事は平穏無事ではないのであります。
日常の小さな幸せが、見せかけのものでしかないと言うことなのです。
これほど恐ろしい事象はありません。
大げさに聞こえるかも知れませんが、コツコツドカンとはそういう代物です。
そして、それを途中でやめることができなくなります。
やめる時は退場の時だからです。
つれー。
この一言。
この恐怖の辛酸から脱することはできないのでしょうか。
何かうまい手はないのでしょうか。
その答えの一つは、以下です。
正解はどこにある
優良銘柄を選び配当を得つつ、株価は見ない・気にしない。
この長期投資がどれほど貴重なものであるか?
それはデイトレードをやっていると常々実感させられます。
痛切に。
株と言うものはその企業が潰れさえしなければ、大方上がるものです。
長期投資においては。
優良銘柄を選びさえすれば良いのであります。
こんなに安全かつ着実なものはそうそうありません。
つかの間のデイトレの利益など、勘弁願いたい。
当方はそう思うのであります。
そして、長期投資を始める際には、できれば相場が低迷している時がよろしい。
資金を温存し、皆が相場に見向きもしない、世の中が悲観だらけの時期にスタートすべきであります。
これを痛切に知った。
デイトレでブッこいて思い知らされた。
マジで。
さて、本日のデイですが。
損益+3.6万円。
新規建て代金合計660万円。
トレード銘柄数2、トレード回数2、損切り0。
ほっとすると言うより、未だに震えている。
それは相場、あんたのせいだ。