強い銘柄はいくらでもあります。
しかし、問題は、買った途端に下げてしまう。
相場が悪意を持っているかのように。
すなわち、強い・弱いで判断はできません。
そうではなくて、ポジションを持った後にどうなるか。
これが全てであります。
ポジった後の強弱を見極める。
これが相場の聖杯に違いないのであります。
買ったら下がる銘柄
買った途端に下がっては、そもそも買い持つ意味がありません。
ノーポジでいれば良かったのです。
強力な値上がりこそ見せかけである場合が少なくない。
結論を言えば、強いだけでは全くダメであります。
むしろ弱くても構わない。
激ヨワ銘柄ですら、買ってから上がれば無問題であります。
すなわち、強い銘柄群から、買った途端に下がる銘柄を排除すること。
そうすれば、買っても下がらない、おいしい銘柄のみをポジることができる筈であります。
買っても下がらない理由
なぜ買った途端に下がるのか。
グイグイ上げて行っている、しかし、ポジった途端にドカン下げ。
この理由は何か。
答えは、急上昇した飛行機が一転、垂直下げをする現象にあります。
すでに上昇余地を使い切っていたのであります。
すなわち、値動きの上昇余地が残されているかどうか。
強い値動きと、その残余上昇余地。
この、2つの視点を持つ。
双方が満たされた時、買っても下がらない状況が担保されるのであります。
上昇余地の正体
上記を式で示しますと、下記となります。
(トータルの値上がり)=(すでに上がった幅)+(上昇余地)
すなわち、値上がりと言う大まかな考え方ではなく、それを2つに分割し、予測していく必要があります。
最も強い銘柄のうち、上昇余地が十分残されている銘柄を選ぶ。
これにより、買った途端に下げ、大損をこくと言う事象は避けられる筈であります。
では、どのようにこの式を応用するべきなのか?
千鳥足の観測法
酔っ払いの千鳥足を観察しますと、ある時、一方向にタタタンと動き出します。
行ったり来たりしながら、バランスが一方向に崩れる瞬間があるのであります。
値動きは千鳥足の如く。
酔っ払いの挙動を読む訓練、これこそ相場の聖杯なのではないか、と。
ランダムウォークの読み方
相場において、ランダムウォーク理論と言うものがあります。
値動きはランダムなので予測できない、と言う理論。
すなわち、酔っ払いの酔歩を読むことはできない。
本当にそうでしょうか。
当方、酒場で観察していたことがあります。
はっきり言いましょう。
読めます。
おっさん、今度は右だな。
次は左だな、と言うふうに。
瞬間的な予測はつけることができるのであります。
立ち変わって、物理学のランダムウォーク理論においては、変動距離と時間を関数として表すことができます。
そこにはこう書いてあります。
過去の経緯と将来の行動は関係がないのであると。
すなわち、おっさんの現在は、酒場において、過去から解き放たれる。
酔歩の独立性
おっさんと同じく、相場も過去から解き放たれている。
そう考えることもできます。
相場の鍵は酒場のおっさんにあったのであります。
さて、本日のトレードはデイなし・スイング負け。
アレな株のギャッダンを食らいました。
最も目をかけていた銘柄は微妙にしか上がらず。
トータル微負け。
大損せずに済み、儲かった気分であります。
玉の外し方をうまくやれば、プラスにできた感じ。
今月、毎日損切りなんだが。
相場は全体的に弱い。
かと言って売りは担がれてる人も多く、神経質な相場と言えるでしょう。
仕方ないので、アレな株、酔歩買い。
連休前の週末です。
酒でも飲もうと思います。
酔歩、やったるわ。
良い週末をお過ごしください。