デイトレにおいて、個別株の売買代金、出来高、日経平均の売買高は、目の離せない大事な指標です。
個別株については株ツールのランキングで、日経平均構成銘柄個別・全体の売買高もネット上で確認します。
今がチャンス相場なのか否かを理解するのに必要な方法です。
デイトレと売買代金
売買代金はデイトレーダーにとっては、切っても切り離せない大事な指標。
相場全体の売買代金が活況な時には、相場の核となるような、売買代金が集中する銘柄が一つや二つ現れます。
それだけでなく、マザーズ・ジャスダックの売買代金も追従するように上がります。
記憶に新しいのは、アベノミクスの初期、2012年の終わりから2013年5月の時期。
連日売買代金は活況となり、東証一部だけでなく新興株の売買代金も相当盛り上がりました。
私は監視銘柄を売買代金で絞ることが多く、概ね100銘柄程度をピックアップすることが多いのですが、その時期にはいつも通りの銘柄選定方法ですと、倍くらいの200銘柄程度にまで膨れ上がりました。
実際に、日経平均の日足チャート10年分を振り返ると、2012年12月から2013年6月までの出来高が、他の時期に比べ突出して大きくなっていることがわかります。
売買代金ランキング上位の銘柄
売買代金上位の銘柄は、値動きも大きくなることが多く、デイトレードに向いていることが多いです。
ただし、これは絶対ではありません。
全体的な傾向としてはそうだと言うだけ。
当然、全体相場の売買代金が活況になれば、デイトレード向きの銘柄が増えることになります。
逆に、本日のように今一つ売買代金が盛り上がらない日もあります。
むしろそういう日のほうが多いです。
特に、相場全体の核となる、売買代金が突出した銘柄が少ない日は、デイトレが相当上手い人でないと儲けることが難しくなります。
売買代金ランキングで100銘柄をスクリーニングする
デイトレ向きの銘柄を選ぶ際には、各市場の売買代金上位を占める銘柄の中から、値動きの大きそうな銘柄をセレクトすれば大丈夫です。
大丈夫と言うのは、銘柄を選ぶやり方はそれで大丈夫と言うことであり、それで儲けられると言う意味ではありません。
相場の常として、どんな銘柄であろうとも値動きは謎に満ちていますから。
簡単に大損をすることが出来ます。
その点は要注意です。
毎日それらの銘柄の値動きを良く観察し、どうやったら着実に利益が出るかを考える必要があります。
簡単に手を出してはいけません。
スクリーニングのコツとしては、選び方はその人、その人のやり方で良いと思うのですが、銘柄の合計が大体100銘柄になるようにすると良いです。
その理由は、銘柄数がそれ以上多いと、場中に抽出作業をする際、時間がかかり過ぎることが多いからです。
200とか300をツールに登録するとなると、どんなやり方をしようと時間が掛かってしまいます。
それに、監視銘柄は多ければ良いと言う訳ではありません。
もちろん視野は広ければ広いほど良いのですが、そこから何を持って銘柄を抽出するかです。
それがデイトレーダーの能力を決めます。
日経平均の売買高も確かめる
本日は相場全体の売買代金が今一つで、盛り上がっている銘柄も少ないことから、私自身のデイトレは様子見の日。
お昼休みに日経平均の売買高を確認したところ、やはり盛り上がり不足。
持越株でも利益が出ておらず、今月の損益もわずかにプラスであるにも関わらずの様子見です。
日経平均の盛り上がり不足については、売買高の棒グラフが出ている日足チャートを確認すれば分かります。
他の日に比べ、棒グラフの長さが短かそうだったら、盛り上がり不足です。
日経平均のチャートは、探せばネット上にもありますし、東証のサイトでも昼12時に市況データが更新されます。
もちろん証券会社の株ツール上で確認できれば、それでOK。
盛り上がり不足の日のほうが多いです。
下手に手を出しても儲かりはしません。
(私の場合はですが…。)
本日も日経平均の日足は持ち合い、三角形のペナント型に近い形状です。
下に落ちるか、上抜けするまで待っても何の問題もありません。
ここから下に抜けると、2月のように爆下げする可能性もありますし、上に抜ければ4月のように上昇相場になる可能性もあります。
ただし、経験則によると、上抜け・下抜けがはっきりするまでは結構時間が掛かります。
持ち合いの膠着チャートは比較的長く続く印象。
その間、焦って手出しをしても私の場合、儲かった試しがありません。
(それでも懲りずに買い持ちしますが…。)
チャンスだけ参戦するには売買代金だけ見ていれば良い?
何かで読んだのですが、相場の“買い” を理解するのに10年、“売り” を理解するのに10年、一人前の相場師になるには合計30年かかると言う話です。
それでは人生終わってしまうじゃないか、と思いましたが、そのくらい確実に儲けると言うことは難しいと言う訳です。
どこかの才気あふれるトレーダーのように、数年で億って名を馳せる等と言うのは夢見ないほうが良いです。
私はあきらめました。
本日、朝から大引けまで様子見で、4712KeyH、4385メルカリ、4386SIG、4387ZUUなどを監視していましたが、ちょっと手が出ませんでした。
他にも急騰銘柄で1ティック狙う先月やっていた手法も、控えておきました。
今月はわずかにプラスの損益ですので、ここはチャンス待ち。
残り4営業日で何とか大損をしないこと、それだけに注力。
これも経験則。
本当に本当のチャンスだけインすれば良いと。
今月も残すところ4営業日となりましたが、何とかプラスを維持したまま来月につなげたいところです。