サポートラインって、どうなんすかね?
当方、この語はあまり好きではありません。
好んでこの語を使う人はパスするようにしております。
そのあたりの諸事情を以下にまとめました。
サポートラインの真実
「このVWAPがサポートラインになっている。」
「200日移動平均線がサポートだ。」
ちまたでは専門家と呼ばれる人も含め、もっともらしくこの表現を使っています。
しかし、このサポートライン、本当に機能しているのでしょうか。
当方の感覚では、サポートラインが機能している感じがすることもあるし、全く機能していないこともあります。
当たるもハッケ、外れるもハッケ。
つまり、口に出して言うだけ無駄。
そんな、丁半博打的サポートラインは、サポートでも何でもないのです。
正直に言いましょう。
サポートラインなんて大嘘であります。
全ては大口が握っている
デカい玉をブン投げて来る者がいれば、そこにサポートラインがあったとしても、いとも簡単に抜けて行ってしまいます。
すなわち、サポートラインが機能するか否かは大口が握っています。
「抵抗線」なんて言い方も同様で、上に抜ける場合についても抵抗も何もあったものではなく、抜ける時は抜けるし、ダメな時はダメ。
たった1人か2人の挙動に左右されるのは、はたしてサポートと言えるか?
そう問いたいのであります。
小型株であれば、弱小個人のぶん投げでさえ、どんどん下がって行ってしまうことがあります。
先日、とある人が「この部分の下げは私の売りです。」とユーチューブで語っていました。
損切りでぶん投げて無限奈落。
分足チャートを見ると、彼が投げた少し後に同じくらいのダラ下げが発生しており、もう一人誰かが投げたのだとわかりました。
この例のように、小型株では2人も投げれば大きく下がってしまいます。
もはやそこにサポートラインがあったかどうか、それは関係ないのです。
大口が全てを握っているし、場合によっては弱小個人のブン投げで、いくらでもサポートは打ち破られると言うことになります。
サポート論の人の話
当方が長らく株をやっていて、サポートラインが機能したと実感したことはほとんどありません。
むしろ、そのラインを少しでも割った時には、鬼のように抜けて行ってしまうことも少なくはないのであります。
おそらく、そのサポートラインを意識している人が「ヤバい」と思ってぶん投げて来たのかも知れません。
ただ、そんな事情はこちらには関係ありません。
そうかと思えば、じわじわと微妙に下げる場合もあり、一体これは何なんだと。
なぜそんなにサポート、サポート言うのか、と。
当方、サポートと言う語を使って解説をする人の話は、聞き流すようにしています。
「あー、また言ってんなぁ」と。
一目均衡の雲なども同様。
雲を抜けた、抜けない。
「雲をつかむような話、言ってますね」と。
サポートラインが機能する場合
もしサポートラインが機能するとするならば、出来高が大きく、より多くの人が参加している銘柄。
しかも当日に売買が盛り上がり、全員参加型となっている場合。
そのうち、ごく一部のタイミングにおいては、多少機能していると感じる場合も無い訳ではありません。
しかし、たまにそう感じられるくらいの事で、サポートが機能したと威張ることでもないでしょう。
機能するならいつ何時でも機能してもらわにゃ、困るのであります。
こちとら身銭を切って相場に向かっているのであります。
効くんだか効かないんだかわからないサポートなど、サポートとは言えない。
当方はそう考えております。
とある方がこう言いました。
「サポして」と。
サポートは心もとない
当方、この「サポ」ご請求のお方に対し、こう答えました。
「オレのサポートラインは機能するかしないか、あやしいんだよね」と。
機能しない場合は機能しないし、時折り気まぐれで機能する場合もある。
実に心もとないサポートライン、それが相場であります。
狐につままれた顔で、サポご請求の方は去っていきました。
相場の世界は実に当てにならないのであります。
そして、これだけは言えます。
当てにならないものを当てにしてはいけないのである、と。
さて、本日のトレード、持ち越し株はほぼ同値降り。
デイは思い切り負け。
今月の上がりを飛ばしました。
しかし、東1でやっている分には新興株より打撃が少ない。
少ないとは言え、やられたことに変わりはありませんが。
当方も相場にお願いしようと思います。
「サポして、ピンチなの」と。