理屈から言えば、必勝法は一つで良し。
必勝法さえあれば、わずらわしい相場観などいりません。
なぜなら、必勝ポイント1ヵ所のみにベットすれば良いからです。
後は徐々にワンショットを大きくして行けば良いのであります。
特に短期的売買において、この効果は顕著です。
勝ち続ける限り、多かれ少なかれ複利の効果が効きます。
その結果、資産はチマチマ増えるのではなく、グイグイ増えることとなるでしょう。
すなわち、必勝法、聖杯、それが何より大事であると言えるのであります。
必勝法の定義
言葉通りの必勝法は存在しません。
世の中に「必ず」と言うことはありえないからです。
相場において必勝法とは、資産を最も効率的に増やしていける手法を指します。
では、最も効率的に資産を増やせる手法とは、何か。
- ある程度の高確率で利益確定できる
- 負ける時に大きくやられない
この2点。
これが相場における必勝法の定義と言えるでしょう。
2つのうちどちらが欠けても必勝法にはなりません。
高確率で勝てても負ける時に爆損したのでは、トータル大負けとなります。
定義の1番目はザラバの至るところに落ちていると言えます。
ところが2番目については、これを満たす手法はそうそう易々と見つけることはできません。
多くの人はここで上手くいかないのであります。
すなわち、上記において、2番目が最も重要。
負ける時なぜ大きくやられるのか
確率的に優位であると信じ込めば信じ込むほど、損切りが遅くなります。
実際にデータを取り、高確率で勝てるとわかっている訳ですので、奢りが出るのであります。
さらに、勝てるからこそワンショット金額は増加していきます。
ここで玉をぶち込めないと、いつまでたっても資金は増加しません。
それが計算上の理屈です。
つまり効率良く事を進めようとすればするほど、負ける時にドカンと食らう確率が上がる。
剣の達人になればなるほど、一瞬にして致命傷を食らう機会が増えてしまうのであります。
では、一瞬にして致命傷を食らわない方法はないのでしょうか。
本物の刀で切り合っているのにも関わらず、自分だけは切られずに済む。
もしくは、切られたとしてもかすり傷。
やればやるほど切られる
いかに剣の達人と言えども、致命傷を食らう機会は常にあります。
相手が初心者だろうが、若輩者だろうが、本物の剣を持って切り合う以上、リスクをゼロにすることはできません。
ましてや、私たちは剣の達人ではないのであります。
やればやるほど「食らう」確率は上がりますので、おいそれと真剣勝負に挑んではいけないと言う事になります。
真剣勝負はやらない。
その上で、もしやるなら、絶対の確信を持って勝つ。
負ける勝負は決してやってはいけないのであります。
すなわち、必勝法を見つけるまでは勝負をしてはならず、やるとすればその必勝法のみを使い必ず勝つ。
で見つかったの?その必勝法
長らく相場における必勝法を探し、何度も打ち破られてきました。
致命傷を食らいつつ、生きながらえてきました。
満身創痍の崖っぷち。
本日もデイトレ、スイング、必勝法を試してみました。
絶対に勝つぞ、と。
するとどうでしょう。
昨日からのスイングはプラマイゼロ。
素っ高値のアレな株がギャップアップしてくれましたが、他でやられてしまいました。
デイトレは最近、主戦場を東証一部大型株に移行。
こちらもプラマイゼロで引け。
いやー恐い。
毎日が怖い。
日々、真剣勝負の恐さを実感しております。
すなわち、トホホの大引けであります。