株をやっていれば時折感じる孤独感。
慣れっこのつもりでいましたが、この話は他人事と思えず。
真っ暗闇の夜の海を泳ぎ続けて無人島。
この絶望的な孤独感の中で、果たしてどのように陸地までたどり着き、二日間を過ごしたのか。
相場サバイバルの糧にするべくまとめました。
海に転落、泳ぎ着いた無人島はどこにある?
【海転落の男性 無人島に泳ぎ着く】福岡市の博多湾でおととい、博多港と志賀島を結ぶ市営の渡船から誤って海に転落した男性が、無人島に自力で泳ぎ着き、きょう、海上保安庁に救助されました。 https://t.co/IdiEtLWcB5
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2018年8月29日
博多湾、端島は無人島
地図で見ると端島は、博多湾、北側の西戸崎からは約700mほど沖合の無人島です。
博多港から志賀島に向かうフェリーから夜景を撮影しようとし、誤って転落した事故とのこと。
博多港から志賀島に向かっていたとすると、湾内の中央を航行していたと予想できますので、泳げない人からすると、ほぼ絶望的な位置。
湾内の真ん中くらいの沖合で船から落ちたのでしょうか。
泳いだ距離は不明ですが、1kmくらい?
海では直線的に泳ぐことは難しいです。
夜の海ですし、泳ぎに相当慣れていない限りは、かなり危険であると思われます。
プールと海の違い
海で泳いだことがある人なら分かると思いますが、海面では上下のうねりや、海中の一方向に向かう流れなどが複雑にあり、プールで泳ぐのとは全く違います。
どんなに泳ぎが得意でも、流れに逆らって泳ぐことはほとんど無謀。
海での事故は、たいていの場合、流れに逆らって陸地に近づこうとし無理矢理泳いで溺れることが多いです。
泳ぎの得意な人が亡くなるケースもあります。
ですから、もし流れがあると思ったら、流れにまかせて浮いた状態を保ちつつ、徐々に横にそれていくような知恵が必要です。
流れがなぜ恐いか

海で流れから離脱する方法
逆に言うと、強い流れがあって、陸地からどんどん離れていく場合には、どんどん陸地から遠い方に流されざるを得ない訳です。
これが“流れの恐さ” です。
それは川でも同じで、流れに逆らうことは、イコール溺れることにつながります。

川で流れから離脱する方法
夜の海を何時間泳いだのか?
夜の海は真っ暗で、当然ながら街灯はありません。
真っ暗ですと、方向はまずわかりません。
上も下もわからず、かろうじて星が見えればそれが空の方向だと認識できる程度。
おそらく、遠くに見える光に向かって泳ぐしかなかったのだろうと思います。
人間が1kmを歩くには、大体20分くらいはかかります。
海中を泳ぐには、波の影響もあり、歩くよりも遅くなりますので、海中遠泳に慣れた泳ぎの速い人でもその倍はかかるでしょう。
そうすると、1時間くらいは泳いだであろうと思います。
場合によっては、夜の海を半日くらい泳いでいた可能性もあります。
この端島には、端島灯台が設置されていますので、その明かりを目指してひたすら泳いだのでしょうか。
無人島で2日過ごす
絶望的な夜の海から脱出してたどりついた無人島。
この50代の男性、無人島にたどり着いた後も、疲労のため一日目は横になっていたとのことです。
この真夏の暑さの中、波打ち際の木陰でも上手く見つけられたのでしょうか。
おそらく、蚊にさされても、虫が寄ってきても、疲労困憊でただただ横たわっていたのでしょう。
この島の近辺では、シュノーケリングに来た人が溺れる事故があり、この2カ月で3人が亡くなっているそうです。
おそらく、周辺の海域には予測できない潮流があります。
無人島では水もありません。
体力も残っておらず、ただカンカン照りの暑さの中、2日間、誰にも気づかれないと言う、第2のサバイバルが待っていました。
灯台付近で手を振っているこの男性、運良く近くを通りかかった遊漁船の船長が発見してくれたとのことです。
危険な海遊び|私の経験
子供の頃、岩場の海で遊んでいて、気づいたら潮位が上がっていて、陸地から遠く離れていたことがありました。
友人と半径100mかそこらの小さな湾の中央に浮輪を持って泳いで行き、2mくらいの海底にある貝殻を拾っていました。
一時間くらい浮輪と海底の往復をしていたでしょうか。
すると、気づかないうちに潮位が上がっていて、海に入った時には静かだった波もどんどん激しくなっていって、慌てたのを覚えています。
「やばい、流される」と思って必死に泳いで陸地まで戻った時には、結構高い岩の上に置いておいた荷物が流されて、ビーチサンダルもなくなっていました。
裸足で帰宅する時、その姿を見られて非常に恥ずかしかったのを覚えています。
でも、今思えば、そのまま沖に流されてしまい、命も危ぶまれるかも知れないようなことをしていました。
子供は恐ろしいです。
リアルなサバイバルの孤独性
真っ暗闇の絶望的な海で波に揉まれながら、「これはサバイバルゲームじゃない、リアルだ、リアルに生き残ることが全てで、ここには自分しかいないんだ。」
そう気づいた時の孤独感。
さっきまでスマホか何かで夜景を撮影していたと言うのに、この落差は何なんだと…。
そして、海から脱出し助かったと思っても、次のサバイバルが待っていた訳です。
ずぶ濡れで潮を飲み、疲労困憊の後、カンカン照りで飲み水なし。
海転落の男性、助かって良かったと思いました。
普段、私も何とか平穏無事に過ごせている有り難さを感じるとともに、そのような絶望的な孤独感も一歩隔てたすぐ向こう側に存在していて、忘れてはいけないのだと思いました。
本日のトレード結果
【デイ新規建代金合計】(買建)概算230万円
(売建)なし
【デイ売買銘柄】(買建)2459アウンコンサルティング、3776ブロードバンドタワー、4586メドレックス、6192ハイアス・アンド・カンパニー、6912菊水電子工業、9889JBCCホールディングス
(売建)なし
【デイトレード損益】+1.3万円
【スイングトレード損益】-1.2万円
【本日のトータル結果】+0.1万円
【今月の損益】+13.3万円
【持越ポジション】新規買建なし
新規売建なし
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし