デイトレは蜃気楼の真ん中で、オアシスを求めて彷徨う旅。
株取引の聖杯。
それに巡り合えるまで、手法探索の旅は続きます。
聖杯って何?
100%勝ちのポイントを見つける。
それがどれだけ難しいか。
そもそも答えが存在しないかもしれない。
幻を追いかける作業。
砂漠の真ん中で蜃気楼を追い求める男。
砂漠とは、私にとっては表計算ソフトの中の数値の羅列。
意味のわからない怒涛の乱数表的カオス。
その中で、存在するとも知れないオアシスを探しているだけなのか…。
恒星と惑星にまつわる話
ずいぶん以前に、太陽の黒点数を数えて一覧表とし、その動向と地球上の地震の発生数の相関を研究している人がいました。
(今でもいると思いますが…。)
黒点数は太陽内部・表面のエネルギー動向をとらえる際に好都合であり、それが地球に対し何らかの影響を与えるであろうことは誰しも考えつくことでもあります。
この黒点数、地震のみならず経済の動向にまで影響を与えるとの仮説があります。
太陽が活発に動けば、地球上の作物の取れ高にも影響し、結果として経済活動にも寄与。
それらの影響は数年単位、あるいは数十年単位の周期的動向であるとも言われ、株価の上下動にも相関します。
難しいピンポイント対策
太陽黒点数と世界の平均株価を付き合わせグラフにして見比べると、相関があると言えないこともないです。
(単なる偶然の可能性もありますが…。)
私は2012年の夏頃、そういったデータから以降、平均株価が上がるかも知れないと見込みを立てていました。
しかし、実際にはどこで何をどうするべきか、皆目わかりませんでしたので、利益に寄与することはありませんでした。
つまり、大まかな見込みを立ててそれが当たっていたとしても、その見込みから実際に利益を出すことは難しい。
地震を予測し、ピンポイントで対策をするのが難しいのと同じです。
地震発生数が増える、あるいは減るであろうことを見込んだとしても、どこで何をすればよいか、なかなか手を打つことができない訳です。
おカネが無限にあれば、あらゆる策を講じて完璧に対策できますが、コスパが悪すぎます。
闇雲な対策では費用対効果の意味で弱いのです。
つまり、必要なのは観測データから「ピンポイントの対策」が打てるかどうか、と言うことです。
偶然か必然かを判断する難しさ
乱数表の中に規則性を求めると言う、無駄極まりない行為。
蜃気楼を追い求める行為は避けたいところです。
しかし、他にできることがないので、とりあえず表計算ソフトにデータを集めていじくりまわす。
ずっと以前からそうです。
それで、今年の4月からデイトレで少し安定性が出たような気がしていたのですが、これもユメと消えるのか。
一番最悪なのは、期間限定で効果があって、その後にダメになるパターン。
しかもなぜその期間だけ効果があったのかは永遠に解からないまま。
それ、結構多いです。
全てはカオスの中の偶然なのではないかと言う疑い。
まさに蜃気楼の中の砂上の楼閣で過ごす、つかの間の休息に過ぎないのではないかと言う怖さ。
ナノ秒取引の闇
最近では、自分の1枚(100株)の発注によって瞬時に板状況が大きく変わると言う体験が増えてきました。
例えば、100株の売り発注を下の板にぶつけたら、売れた瞬間(売れただけ良かったですが)に瞬時に売り板がたくさん出た。
本当に瞬間のことです。
あれ、何か意味があるのでしょうか。
目に見えないナノ秒の取引が行われている可能性もあります。
人間業では観測不能ですから。
それらは、ここ数年目立つようになった感がありますので、そういうことが上記の「期間限定」に寄与している可能性もあります。
全ては闇の中。
AIであろうと人間であろうと、結局はデータをもとにプログラムを組んでいる訳で、デイトレ手法の開発にはやはりデータをいじくり回す方法しかありません。
個人でナノ秒は難しいので、どうしてもスイング的な手法になりますが…。
株のブログを書いている理由
スイングバイとは、惑星間の重力を利用し、宇宙探査機などの軌道及び速度を燃料なしに変更する技術です。
少ない元手で利益を出せるなら、それもトレード上のスイングバイ。
私の手法はスイングで、デイの場合でもそれに近い比較的時間軸の長い取引。
これらは過去のデータを表計算ソフトでいじくりまわし、自分なりに考えて作ったシナリオの上に成り立つもの。
自分のトレードが砂上の楼閣のつかの間の夢に過ぎないのかどうか、実体験として確認していく作業。
それがこのブログの趣旨の一つです。