投資の研究に際しての心構え。
結論は、簡単に大儲けの方法は見つからないと言うことです。
まずは情報を集め、分類・整理をし、時間をかけて「株の聖杯」をつかむための努力をする。
その上で、運よく儲かる手法が見つかったなら、それこそラッキーです。
1.データを集める
株の研究の第一歩は、まずはデータを集めることです。
- 今やっているトレードのデータ
- 過去の株価情報
自分のトレードに関する記録情報は、大事なデータになり得ます。
さらに過去の株価情報を分析し、自分のトレードとつき合わせをすると、新しい発見ができる場合があります。
今の時代、情報を集めるだけなら、おカネをかけずに済ませることも可能。
それがインターネットの時代です。
2.パソコンツール等を活用する
集めた情報は、パソコンなどを活用して記録・保管し、分析できればそれに越したことはありません。
データが大量であればあるほど、効率の良い分析をする必要があります。
私の場合はエクセルを使いデータをまとめています。
しかし、困ったことに、そうそう簡単に儲かるトレード方法が見つかる訳ではありません。
成功のためには、まずは情報を見渡し、その上で何らかの発見をする必要があります。
3.情報の分類・整理の重要性
大量のデータの分類・整理。
それは、言い換えれば、鍵になりそうな情報とそうでない情報の振るい分けです。
重要でなさそうだと判断したデータは、とりあえずいったん目の前から遠ざけます。
見込みのありそうな情報をよく観察し、「手法」が見つからないかを探す訳です。
とは言え、情報の洪水の中で永遠に結論の出ない「株の迷宮」にハマる可能性もあります。
4.株の迷宮は異次元世界
そもそも人間が同時に認識できる事柄は、あまり多くはありません。
大量のデータを全て解釈し、理解することは不可能です。
「株の聖杯」がどこに落ちているのか?
当たりをつけて、みごとに探し出せるかどうか?
そこには、運も関係して来ます。
歩き続けるために必要なこと。
それは、情報を調べる効率を少しでも引き上げることです。
5.単純な処理能力を上げる
パソコンを扱う単純な処理能力を上げることは、トレードにおいてスムーズな発注を行うことにも役立ちます。
例えば、テンキーを利き手以外の手で入力する習慣をつけますと、数字を入力するのが速いだけでなく、作業がかなり楽になります。
少しでも楽に、ストレスを減らして作業を進めることは大事です。
指先を動かすことは、脳に刺激を与えることにもつながります。
6.データ依存が逆効果を生む場合
最後に、データに頼り過ぎて失敗する例をご紹介します。
「株の聖杯」を早くに見つけたい一心で、しゃかりきになって情報を追いかけていると陥りがちな注意点。
それが俗に言うカーブ・フィッティングです。
やはり「株の聖杯」は簡単に見つかるようなものではなく、時間をかけて研究するべき対象。
もし「手法」が見つかったなら、それこそ儲けもの。
あとは延々そのやり方を続ければ良いだけ。
ラッキーとしか言いようがない事なのです。