完璧にゲームをすすめたい?
それなら感情を冷徹な機械仕掛けにすることです。
トレードルールを守ること。
それが株の売買に求められるポイントで、退場から離れる大事な方法です。
ルールを作る理由
冷静沈着、機械のように正確に、最短の時間で仕事をこなす男。
実際にそんな男がいたら、日本では「ラクをしている、余裕がある」、「仕事量が少ないからだ」、「仕事を早く終わらそうとしている」等の批判を受けそうです。
仕事を抱え過ぎて体調を崩しながら、他人に手伝ってもらいながら頭を下げて残業。
それで何とか消化するくらいでないと、評価されません。
ヘンなポーズを取りながら、周りの顔色を伺いながら仕事をする必要があり、無意識にそれを実行している場合すらあります。
完璧なトレードとは?
完璧な仕事術。
デイトレードにおいては、それが求められます。
完璧でなかったら、ただ損をするだけです。
「やってるアピール」のためにヘンな仕事術を駆使するのは、全くもって意味がありません。
結果が全てで、出来たか出来なかったか、ただそれだけです。
評価は稼げたかどうかだけ。
そもそもが他人から評価される必要など皆無です。
結果次第で即、退場ですが…。
デイトレ評価の優先順位
デイトレの評価は一目瞭然で、損益が第一であり、第二、第三がなくて、その次に来るのが「ルールを守れたかどうか」。
ルールを守ったのに損失が出た場合は多少マシ。
ルールが守れなかったら、たとえ利益が出ていたとしてもマイナス評価です。
例えば、「よそ見をしない」と言うルールがあったとして、ルールを破ったのに利益が出ていたとしても、それはマイナス評価です。
その理由は、次回以降、大損をする可能性があるからです。
ルールを守ると言うのは、新たな問題を発生させないための予防線です。
ルールの守り方
不思議なことに、一旦ルール破りをすると、次々となし崩し的にルールを破ると言う、デイトレでは最もやってはいけない状態に突入しがちです。
ナンピン禁止ルールを設定していたのに、たった一度ナンピンをしたおかげでどんどん窮地に追いやられて、さらにナンピンを繰り返してしまった、等と言うのはよくある失敗です。
人間は感情の動物ですので、機械のように行動することが難しいです。
誘惑に流されたり、恐怖に負けたりして、余計な手出しをしてしまう訳です。
ルール遵守のためには、感情を排することが必須。
機械のように。
ルール破りの顛末
ずいぶん前の映画ですが、イギリスの俳優、ジェイソン・ステイサムによるトランスポーターと言う映画(シリーズものの一本目)。
テレビでも放映されご覧になった方も多いと思いますが、この中でジェイソン・ステイサム演じる主人公は、海沿いの城のような家で、一人で生活しています。
ドイツ車を駆り、地中海沿いの城で一人暮らし。
人との関わりを断っているような、どことなく厭世的な雰囲気が漂います。
謎めいた主人公ですが、デイトレーダーであれば、共感できる部分はあると思います。
単純極まりないアクション映画ですが、トレードに通ずるものがあります。
そもそも株取引とは、株の銘柄を価格から価格へトランスポートすることですから。
それに、株の売買はあまり人に言えないじゃないですか。
それが共通点。
何度か見直しました。
彼の信条はルールを守ることです。
仕事中にたった一つのルールを破ったことから、次々とトラブルに巻き込まれます。
でも、そこは映画です。
主人公の実力で全て解決。
言っておきますが、デイトレでこんなことをやったら、完全アウト。
退場です。
映画ではないので。
The Transporter (2002年フランス)
【ユーチューブ動画】ジェイソン・ステイサムのたった一つのルール破りとは…?
そのきっかけは女性。
女性の誘惑に負けるって、ありがちです。
ぜひともお気を付けください。