ビーチフラッグスと言う競技、ご存じでしょうか。
単純明快、砂浜でフラッグ(旗)を取り合う競技です。
最も運動神経、体力に優れた者が勝つと言う一面がありながら、実際にはそうとばかりは限りません。
実は相場も似ていると気づきました。
多人数による椅子取りゲーム、その中で勝つのはなかなか難しい。
では、どうすれば人に先んじて、なおかつ楽にフラッグを手中に収めることができるのでしょうか。
なぜか儲かる手法は面倒くさい
株をやっていると、面倒くさいほうが儲かります。
作業工程が多く、この発注、全てを自動でできないのか?
うざいなあ。
そんなわずらわしいトレードのほうが勝率が高いし、実際に儲かります。
あくまで当方の印象ですが。
逆に簡単にイン出来て、自動返済予約にてワンボタンで設定完了、そんなトレードのほうが簡単に利益が出ず、大損することも多いのです。
微妙な判断を強いられるような損切りも増えます。
よく考えてみると、それもその筈。
利益とは限られたパイですから、それを取りに来る人が多ければ多いほど競争が激しくなり、簡単に勝てなくなるからです。
一見簡単なトレードは競争率が高い
ビーチフラッグスとは、砂浜にフラッグを見立てた短いホースが置いてあり、複数人が「用意ドン」でそのホースを取り合います。
反射神経と体力勝負の世界。
ライバルが多ければ多いほど、フラッグを簡単に手にすることはできません。
この競技、単純なようでいて、体力面のみならず技術的な要素、戦略的な要素が大きいとされています。
例えば、味方を勝たせるために敵の邪魔をするなど。
誰にも負けない圧倒的な脚力、腕力、ダッシュ力があれば楽勝でしょうが、そんな突出した人間はそうそういません。
このビーチフラッグス状態は何としても避けたい、そう思います。
一見簡単に思えるトレード手法、実はこのビーチフラッグス状態になってはいないでしょうか?
ビーチフラッグス状態を避けるためには
誰も見ていない、気づいていないフラッグがあれば、それを独占できます。
邪魔も入らないし、急ぐ必要もありません。
相場においては、この誰も見ていない、気づいていないフラッグを発見したほうが良いと常々思います。
例えば、デイトレーダー全員が参加しているようなビーチフラッグスにおいて、フラッグを取れる自信がある人はどれだけいるでしょうか。
競争率が上がれば上がるほど、運による面も大きくなります。
割当てられたスタート地点の位置によっても、勝敗が変わって来るでしょう。
勝つためのハードルがたくさんあり過ぎるのです。
ここは一つ、ハードルの少ない勝負に入らなければなりません。
ハードルを下げる行為とは、相場で言えば、おそらく手のかかる面倒くさいトレードです。
手のかかる面倒くさいトレードとは
自分なりの作業工程がいくつかあり、目視でそれをこなしつつ、慌てながら発注を出すようなトレード。
当方にとって、それはストレスであり、できればやりたくない行為です。
しかし、その場合のほうが簡単に勝てる場合が多いし、損切りの場合にも上手に降りられる場合が多いと感じています。
その理由は、面倒くさいことは誰しもやりたくないというのがあります。
うざい工程があるからこそ、やる人が少ない。
逆に、ラクにインしたトレードはたいていやられます。
この現象を「相場のビーチフラッグス現象」と当方は呼んでいます。
そして、本日も食らいました。
ビーチフラッグスで大ケガ。
ずいぶんラクに発注出せちゃったなぁ、と思ったら運の尽き。
本日のデイ、損益は-20.4万円。
トレード銘柄数4、損切り1。
建て代金合計1300万円。
砂浜でのたうち回り、救急車で搬送されました。
軽い致命傷、きました。