アクセスが低迷したブログに施した対策7種をご紹介します。
PV数は底値から若干回復しました。
どの対策が一番効いているのか。
その理由は?
ネットを牛耳るAIの挙動を追いかけます。
アクセスが底の150PVから300PVへ
一時的回復か
アクセスが最も高まった時期には、
- 25,000PV/日
- 150,000PV/月
に達した時期もありました。
平均1,500PV/日前後はキープ。
多少減っても1,000PV前後は維持されるだろう、そのような目測を立てていました。
ところが今ではアクセスは150PV/日前後を推移し、まだ下がるかと言う動きも見せていました。
アナリティクスで確認すると、以前は常時少なくとも5~10PV程度はアクセスがありました。
しかし今では0の時も多く「何だこれは凍りついてるのか?」
下記の対策により、300PV/日程度まで急回復したものの。
急回復と言ってもピーク時から見ると、誤差の範囲と言えるほど微妙な動きになります。
ですが、機械からすれば倍増は倍増であり、それなりに意味のあることなのかも知れません。
対策を打ったことでの効果なのか、はたまた偶然アクセスが微増しただけなのかは厳密にはわかりません。
要した時間
以下の施策を施すのに要した時間は8~10日です。
個別の施策の一つ一つは、1日程度で完了したものが多く、延べ2日かかったものもあります。
行った7種の施策
手を加えた順に列挙します。
テーマを変更
実はブログ開始当初から使用していたテーマが有料のもので、値段も比較的高い部類(30,000円以上)のもの。
しかし使い勝手はあまり良くありませんでした。
頻繁にあるテーマの更新の際に、テーマのデータを全削除してから再インストールする仕組み。
おまけに子テーマを作る事を非推奨していました。
私は無理矢理に作っていましたが。
さらにデザインも値段が高かった割には満足度が低い。
自分で変えられる部分が少ないのです。
まだまだネット世界での市販価格は、競争や淘汰が十分に進んでいないためなのか、値段に比例したものにはなっていないです。
外部からのリンクの否認(サーチコンソール)
件数は200件あまり。
サーチコンソールで調べてみると、外国の怪しげなサイトからの外部リンクが多数入っていました。
200件あまりを多数と呼ぶべきか否か。
場合によっては何千、何万と言うリンクが勝手につく場合もあると聞きます。
このくらいの件数なら手動で調べて対応することができますので、まだ良かったです。
内部リンクの全削除
これに要した時間は延べ2日間です。
機械的に500記事の内部リンクを消すだけでもかなり時間がかかりました。
以前、内部リンク追加によるアクセス増の効果は実体験していました。
ブログ開始当初にそれを実感したため、何かと内部リンクを貼る癖がついており、各ページ末尾に内部リンクの塊りを張り付ける事も行っていました。
これが「生きていない内部リンク」と判断され、半ペナルティ判定される恐れを感じたため、いったんは全削除することとしました。
内部リンクは確実にリンクが踏まれるものだけに限定したほうが良いとの判断です。
当初はそのリンクを人間が踏もうが踏ままいが、クロールがたどってくれる限りとにかく貼っておけば良いとの甘い考えがあり、反省。
作為的な階層構造の内部リンクに注意
少々機転の利いた人なら思いつき、またサイト構造の観点から見れば、以下は当たり前のことかも知れません。
当方も文章のまとまりごとに内部リンクを置き、そのリンク先の記事も同じような構造にすることによって、ブログ全体を多重な階層構造にし、クロールを促すやり方を取っていました。
確かに初めて訪れた機械は、ブログ内部の一見有機的なつながりを察知することでしょう。
しかし問題はその後です。
設定された内部リンクがたくさんあるにも関わらず、そのリンクを踏む人間が少ないのでは「生きた内部リンク」とは判断されない可能性があります。
機械は見てすぐ直感的に判断することはできないので、時間をかけて人間の挙動を追います。
集めたデータから類推するしか方法はなく、論理的と言えば論理的なのです。
直感的な判断をする高度なプログラムが存在するにせよ、人間のようにそれを押し通し続けることはできません。
人間の役に立つ目的上、間違いを無視し続けることはできないのです。
このため、時を経て補完的に集積データから検証し、最初の直感が正しければそれで良し、間違いがあれば修正する。
そんな手続きを踏むとすれば、半ば無理矢理、強制的に作ったブログの階層構造など、一時的な効果しかありません。
長い目(年単位)で見れば技術的な要素はあまり関係がなく、ブログはただ人が読みたい内容、人気がある記事を作れば良いことになります。
新規記事5記事追加
ブログ開始当初より文章構成力、段落ごとの要点のまとまりは幾分改善しています。
と言うよりも最初の心構えが良くなかったです。
どうせ機械には内容の良し悪し・文体の巧拙が判断できないのだから、適当で良いと言う考え。
人間は誰も私の文章など読みやしないだろう。
読むとしたら偶然来た人だ。
二度と戻って来やしない。
だから下手な文章でいいんだよ、と。
ただし、人間の挙動を捉える事に特化したAIくらいある筈です。
時間はかかるとは言え、機械にも内容の良し悪しの類推はできると言うことです。
直近5カ月に追加した20記事をnoindex設定
直近5カ月は一貫してアクセスが減り続けていたため、その期間に追加した20記事程度はアクセスに寄与しないとの判断。
ある人には役立つ内容であり好評価として判断されるとしても、機械にはそう判定できません。
機械はそれを読んだ人の挙動を追いかけ、データを集積した結果類推するのみであろう、それがこの施策を施した理由です。
カテゴリーページ・他のアーカイブページをnoindex設定
カテゴリーページが検索上位に来る例もあります。
これを根拠に、内部リンクばかり並べたページもマイナス評価にならないとの俗説があります。
しかしそうでない可能性もあります。
結局、正確なところは不明なのです。
わからないものはやめておく。
さわらぬ神にたたりなしです。
私の場合、このカテゴリーページのタイトルや説明欄にキーワードを詰め込んでいました。
これも修正し、キーワードが一つのみとなるようにしました。
最も低アクセスである10記事のnoindex設定
500記事もあると、アクセスの全然集まっていない記事は多数あります。
これをどこまで削除すべきかはわかりません。
おそらくもっと多くの記事を削除するなりnoindex設定したほうが良いのでしょう。
しかしアクセスが低くとも、着実に訪問者のある記事もあります。
逆に、自分としては気を抜いて書いた「とんでも記事」に、それなりのアクセスが集まっているケースもあります。
何がどうアクセスに寄与しているかはわかりません。
ですから削除すれば良いと言う訳でもないのです。
このため今回は10記事のみ対応しました。
私の感触ですが、まだAIは「おおあじ」な面も持ち合わせています。
今後改善されるのかも知れませんが、こちらとしてはそんな事情は関係ありません。
マイナス材料は全て排除し、機械に誤解される行動は一切排除する、その心意気です。