IPO初値|デイトレスケジュールは即金規制との戦い?リアルタイム売買事情

運動場の中央に円の中心を描く

IPOに期待すればするほど…

前場10時前、見渡すと、ある程度の出来高を伴い上がっていく銘柄が1銘柄程度しかありません。

直近IPO株の4421DIシステム。

普通なら迷いなくインするところですが、例によってこの銘柄、即金規制。

新規公開株(IPO)の即金規制とは

新規公開株が上場初日に寄り付かなかった時に出される規制で、買い付け代金が即日徴収されます。

即日徴収とは、簡単に言うと、手つかずの(3営業日の間、株の売買をしていない)現金が手元にないと、売買できないと言うことです。

もちろん信用取引はできません。

IPO株が初日に寄らない場合には長年、この規制をかけるのが通例となっています。

しかし、この即金規制、増担保規制に比べてもどうも好きになれません。

増担保規制とは

信用取引において、委託保証金が通常より多く必要となる規制です。

この規制が実施されると、委託保証金が30%、50%などの指定が入り、その率に応じて信用取引で建てられる建玉の大きさが小さくなります。

例えば、通常は信用取引において、30万円の運用資金で100万円を超える程度の建玉が建てられますが、これが60万円までとなったり、場合によっては30万円までしか建てられないと言った状況になります。

増担保規制は、その銘柄の売買が活況になり過ぎた場合などに実施されます。

条件はいくつかあり、東証で公表されています。

概ね、日々公表銘柄に指定された後に実施されることが多いです。

証券会社が独自に実施する場合もあります。

増担保規制では、それでもいちおう信用枠は残る訳です。

即金規制の場合には、インした後に他の銘柄で使う分の信用枠までなくなってしまうので、心理的な障壁が高いです。

“規制” は参加者を減らしてしまう

増担保規制もそうですが、このような規制による価格の調整をやると、出来高がスカスカの銘柄が増えてしまい、ただでさえ出来高不足、参加者が不足気味の相場に輪をかけてしまいます。

しかし、仮想通貨とか、為替、米国株、その他のデリバティブなど様々なマーケットに資金が分散してしまっている現状を考えると、この出来高が減ってしまう結果となる規制にはあまり賛成ができません。

そうは言っても現実は変わる訳ではないので、やはり売買を手控えるしかない本日の前場となりました。

様子見あるのみの一日となってしまいました。

低迷気味の新興株市場では、デイトレーダーが手を引いたら参加者が異様に少なくなってしまいます。

余計な心配かも知れませんが、個人投資家が参加しづらい状況を作るのはいかがなものでしょうか。

売買する側には出来高が命

案の定、4421DIシステムの分足も前場後半では冴えない動き。

出来高も微妙に不足した感じになり、監視銘柄から外さざるを得なくなりました。

私の場合、出来高が減って来たら即座に監視銘柄から外すことが多いです。

そのような人は多いのではないでしょうか。

そうなると、出来高が減れば減る程、様子見に入る人が増えてきてしまって、相乗効果でさらに出来高が減ってしまいます。

毎日新興市場を見ていると出来高が減って来たと言うのはすぐわかります。

本日前場、10時以降は新興株全体でも監視候補となる銘柄がなくなってしまいました。

もちろんもっと上手な人は、絶妙な相場勘でトレードに適した銘柄を見つけているのかも知れません。

そのあたりは個人の能力差ですので、いかんともしがたいですが…。

デイトレードは結局のところ、自分の能力や経験値に合わせてやるしかありません。

無理をしてインすることはかえって命取りになります。

新興株に手が出ない理由

そんな相場概況の中、前場10時30分頃より上がり始めた4582シンバイオ株は、本日の新興市場唯一の活況銘柄と言っても差し支えない状況です。

ところがこの銘柄は、例によって板が詰まった膠着した値動きでしたので、1ティックを取るのが至難の技だと思い、インするのに二の足を踏まざるを得ませんでした。

参考記事:
日経平均株価の予想と日本経済の動向が読めない|手詰まり=スキャのみ

前場は結局、1銘柄しかトレードする銘柄が見つかりませんでした。

なかなか珍しい状況です。

後場においても、今一つ盛り上がりにかける状態は変わらず、本日は手出し無用の日となりました。

小型株のIPOに手が出しにくい理由

明日はIPO株が1銘柄設定されているので、そちらに期待したいと思います。

しかし、初日に寄らずにまた即金規制になると、手が出しにくくなります。

意図的に寄らせないようにして即金規制に持ち込む、そんな意図をもって買いを入れる輩がいないとは限らない…、そんな勘繰りを入れたくなってしまうこともありますが、実際のところどうなのでしょう。

IPO株は小型株が多いですから。

小型株だからこそ即金規制を入れるべきなどと言う、私から見ると相反した考え方も有る訳です。

新興株のマーケットとIPOについて考えさせられた本日の相場でした。


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本日のトレード結果

【デイ新規建売買代金合計】(買建)概算90万円
(売建)なし
【デイ売買銘柄】(買建)4335アイ・ピー・エス
(売建)なし
【デイトレード損益】+0.3万円
【スイングトレード損益】なし
【本日のトータル結果】+0.3万円
【今月の損益】-4.3万円
【持越ポジション】新規買建1銘柄(東証1部)
新規売建なし
【含み益】なし
【225オプション】ポジションなし


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