まとめて取るのが正解

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トレードの結論は、まとめて取ることであります。

一足飛びに利益を得る。

相場においては、これがもっとも合理的であります。

しかし、なぜまとめて取らず、小分けにして勝ちを得ようとするのか?

それは追いつめられた心理を意味します。

追いつめられずに厚い利益を残す。

最大限に利益を追い求める。

その心は以下であります。

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ひと月分勝つ

相場の理想は、ひと月に一度、最大のチャンスにのみインし、大勝ちすることです。

ひと月ではなく、もっと期間をおいても良い。

とにかく、厚い利幅を得ることであります。

にも関わらず、なぜ利が狭くなるのか?

相場に追い立てられているからです。

勝てやしない。

だから利益確定を急ぐのです。

すなわち、勝算が薄い。

自分のトレードが心配でならないのであります。

それで、ついつい利幅が狭くなります。

そうではなくて、勝算を着実に見積もり、確信を持って、安定の利幅を確保する。

これが相場の合理性であります。

普段は損切り

安定の利幅を得るために、何が必要か?

それは、不断の努力による普段からの損切りであります。

コツコツ、日々損切りを励行する。

なぜこんなに損をしなければならないのか。

目的は、行き過ぎの利幅をゲットするためであります。

大きく利益を取るために、頻回のカットが求められる。

なぜ、頻回のカットが可能か?

大きく勝てるとわかっているからであります。

すなわち、勝算の信頼性。

信頼性が薄いと迷いが生じます。

どうしようかなあ、こうしようかなあ?

あの人はこのくらい儲けている。

だったら、自分はこのくらいの利益で降りておくか、と。

迷いが比較の心理を生じさせるのであります。

比較心理のパターン

そもそもが他人と自分を比較している。

なぜ比較してしまうのか?

手法の独自性がないからであります。

手法が見つからない、困った。

仕方ないので、他人と似たようなトレード手法を使って、同じように利益を得たい。

あの人はこう、この人はこう、だから自分はこうする。

独自性などありゃしないのであります。

すなわち、真似で行こうと。

結局はこの行為が、利幅を狭めることにつながるのであります。

気づけば出来高の薄い閑散銘柄でモグラ叩きをしている、なんてことが多い。

これが相場のパターンであります。

出来高の重要性

まとめて頂くと言うことは、大勢の参加者を相手に少しずつ頂くと言うこと。

そして、その積算により多額の利益を計上すると言うことです。

すなわち、大勢を相手に、まとめて勝たねばならない。

大衆との対峙であります。

相場に参加することの優位性は、誰もがいつでも大衆と対峙できることにあります。

と言うことは、出来高の重要性。

ここを避けての大勝ちはありえないと言う理屈になります。

にも関わらず、皆と一緒に、和をもって尊しとしながら、コツコツとモグラ叩きで頂く。

誰も来ていないような銘柄で?

なぜ人はトレードをするのでしょうか。

独自路線で頂くためです。

独走態勢でドカンとゲットするためです。

他に目的なんざ、ありません。

ワンショット狙い

独走態勢への道は険しい。

険しい道に意図せず迷い込んでしまった。

相場に参加するとは、実はそういうことであります。

農耕民族が間違えて、狩猟の世界に入り込んでしまったに近い。

であるなら、モグラは狙わず。

何匹モグラを獲っても、飯の種にはならないのであります。

そうではなくて、あくまで大物狙い。

デカ鹿をワンショットで仕留める。

明日の相場で生き残るために。

さて、本日のトレードは、スイング勝ち。

デイはやりません。

モグラ叩きはやめたのであります。

持ち株は朝方の日経ギャップアップに乗り、久々の新興株上昇に乗り、ひと月振りにすっきり勝てました。

勝ててうれしいと言うより、もっと利を伸ばせたのに、と言う気持ちが強い。

ポジションを倍にしておけばダブルで取れたし、持ち続ければそっちでも倍行けました。

玉をダブルにして利を倍伸ばせば、4倍いけたのかも知れない。

素直には喜べません。

なぜなら、4カ月分の利益の可能性を不意にしているからであります。

欲深い?

それは違います。

これが相場の厳しさなのであります。

なぜなら、普段損ばかりしているのだからして。

明日からまたコツコツ損切りの日々に戻ります。

つれー。

新興株、IPO、低位など買い持ち。