振り返れば、相場なんてものは、動かないことの方が多い。
1年間を振り返れば、閑散続きもいいところです。
例えば、時系列に
- 年始
- ゴールデンウィーク
- 真夏
- クリスマス
- 年末
の各時期においては、相場が動かなくなることが少なくありません。
たいていは連休の影響。
真夏の時期は、お盆休みが取れる人を除き、連休ではありませんが、暑さの影響でしょうか。
いわゆる夏枯れ相場と言うもの。
クリスマスの期間は欧米圏の連休です。
こうして見ると、下手をすれば1年中、閑散相場になりかねない。
動かない相場をどう乗り越えるか。
当方が思う、その方法は概ね以下のようなものです。
仕手株に乗る
相場とは無関係に、グイグイ来る銘柄。
相場が動かない場合には、嫌でもこの銘柄が目に入ってきます。
仕手株とは、実体不明の仕手筋によって動かされている、とされる銘柄。
あるいは、そうであるかのように見える、極端に値動きの大きい銘柄を指します。
これは、あくまで相場における俗語であり、明確な定義がある訳ではありません。
閑散相場においては、この仕手株が異彩を放ち、視野に入ってくることが多い。
なお、仕手株でのトレードを推奨する訳ではありません。
なぜなら、あまりに危険が多い。
しかし、危険を考慮に入れ、小ロットでトレードするならば、それはそれでよろし。
本当の閑散相場においては、ここでしかトレードができない場面も少なくないのです。
やむなく手を出さざるを得ない、相場の必要悪的存在、それが仕手株であります。
爆下げを探す
動かない相場においては、爆下げ株がチャンスとなる場合が少なくありません。
なぜなら、大きく下げた後の戻しは明瞭。
リバウンド狙いであります。
実は、大きく値が下がった直後のリバウンドは、一見小さくしか戻っていないように見えます。
チャート上では少し戻すだけ。
ところが、率を調べると、思いのほか大きく上がっている場合が少なくないのであります。
10%くらいのリバウンドならば、よくあること。
場合によっては、平気で2割・3割上がる。
銘柄によっては、2日で倍、なんてことも。
戻しの率に注目し、そこから頂くと言う手法は、なかなかにおいしい。
ハズすと痛いですが。
ひたすら待つ
閑散相場における正攻法は、待つと言うこと。
一番まずいのが、待つべき相場で下手に手を出し、かえって大損すること。
大きくやられるくらいなら、何もしない方がマシであります。
腕に自信がないのであれば、ひたすら待つ。
そして、相場が活況になった時だけ、参加するのです。
1年のうち、数回だけトレードをして、十分な利益を出している人がいます。
実はこのやり方は効率的であります。
なぜなら、チャンスはどこかに固まって落ちているからです。
チャンスの固め取り。
このためにはひたすら待つことが必要です。
膠着には勝てない
結局のところ、膠着相場には勝てないのであります。
膠着しない、値動きの軽いところを探す。
これが当方の結論であります。
そして、GOサインをすかさずとらえる。
GOサインを見抜くプロとならなければなりません。
Goプロを目指す、と言う訳であります。
さて、本日の結果はプラマイゼロ。
昨日はノーポジ。
しかしアレな株を買っておけば、まあ勝てたかな、と言う感じ。
米株も大きく下げる素振りを見せておいて、結構戻しました。
相場としては、総じて冴えない印象。
日経は場中、一貫して下げ続けました。
下げ相場か。
それとも夏枯れ相場の影響か。
嫌な汗がしたたりました。
ノートレ・ノーポジで引け。