ハイパーSBI2のレビュー

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当方、従来よりハイパーSBIを使用。

刷新された株ツール、ハイパーSBI2が登場し、しばらく経ちました。

現在でも当方は、旧と新、両方のハイパーSBIを併用しています。

両者の違い及び使い勝手について、当方なりの感想を述べたいと思います。

以下は、PCでの操作する場合についてのものです。

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ハイパーSBI2で改善された点

背景色

ハイパーSBI2では、背景色及び文字・チャート色について、よりダークなイメージにすることが可能になりました。

背景色は黒色と白色の2種類からの選択が可能ですが、黒色にした場合、従来のハイパーSBIよりもさらにダークな色彩となります。

したがって、長時間の閲覧において目が疲れなくなりました。

ツールの色彩は、慣れればそれで済むと言う面もありますが、より暗い配色の方が目にやさしい。

専業トレーダーに有利な条件の一つとなります。

連動性と選択制

ランキング画面、チャート、個別銘柄画面を並列表示し、連動させる設定にしますと、ランキング内の1銘柄をクリックしただけで、瞬時に全ての画面が切り替わります。

ハイパーSBI2では、連動させるのか、それとも画面ごとに独立させた銘柄について、表示させるのかを選択できるようになりました。

また、ハイパーSBI2では、この連動性にプラスして、そのままの状態でランキング画面上で矢印キーを使い画面遷移させると言う、便利な使い方が可能になりました。

矢印キーによる画面遷移

まず、ランキング情報の一つの銘柄をクリックし、各画面にその銘柄の情報を反映させます。

そのままの状態で、PCの矢印キーを下方向に押しますと、全ての情報が次の銘柄の内容に切り替わります。

矢印キーを連続で押せば、次々とランキング順に情報を更新することが可能です。

この矢印キーの活用は、従来のハイパーSBIでは使えませんでした。

(矢印キーを押しても、銘柄情報は更新されない仕様です。)

会社四季報に関する情報の並列表示

ハイパーSBI2では、会社四季報記載の企業概要・財務状況・資本移動、株主優待などの情報を並列して表示させたまま、特定の個別銘柄から別の個別銘柄へと画面遷移ができるようになりました。

従来のハイパーSBIですと、会社四季報の情報は、個別銘柄ごとに右クリックして選択しないと表示できない仕様となっていました。

すなわち、会社四季報の情報を閲覧する際、その都度クリックしなければならない一手間を減らせると言う効率化がなされました。

セッション足の追加

個別チャートについて、従来のハイパーSBIにおいて、ロウソク足の表示種類は、

  • ティック足
  • 1分足
  • 3分足
  • 5分足
  • 15分足
  • 1時間足
  • 日足
  • 週足
  • 月足
  • 四半期足

がありました。

新たなハイパーSBI2では、これらに加え、セッション足が追加されました。

セッション足とは、前場足、後場足を交互に表示するものです。

セッション足の表示期間については、

  • 1ケ月
  • 2ヶ月
  • 6カ月

の範囲でチャートを表示することができます。

また、このセッション足は指数にも対応しており、

  • 日経平均
  • 日経平均先物
  • ミニ日経平均先物
  • TOPIX
  • TOPIX先物
  • ミニTOPIX先物
  • JPX日経400
  • JPX日経400先物
  • 日経平均VI
  • 日経平均VI先物

のそれぞれについても、表示することができます。

従来のハイパーSBIの感想

当方、証券会社の口座は数多く開いております。

その中でも、一番古くから(2004年以来)利用しているのが、SBI証券であります。

他社の株ツールと比較しますと、ハイパーSBIはツールの見やすさにおいて、格段に使い勝手がよろしい。

特にチャートの見やすさは随一であります。

このため、当初よりハイパーSBIをメインのツールとして使ってきた当方。

SBI証券から発注をしない場合においても、ハイパーSBIは常時閲覧する習慣であります。

見やすさの理由は、チャートの表示期間に応じて、縦横比のバランスがちょうど良い具合に切り取られる仕様になっているからです。

ロウソク足の色彩も個人的には好ましい。

見やすさは全ての仕様に行きわたっています。

相場を隅々見回って、全体のイメージをつかむ際には使い勝手が良いのであります。

従来のハイパーSBIが優れている点

チャートの見やすさについては、タイル表示として、1画面に6銘柄以上のチャートを表示させる場合に顕著です。

証券会社によっては、タイル状に複数表示させたチャートが、いささかショボく感じる場合があります。

何かロウソク足が細く、貧弱な印象だったり、その割には移動平均線がうるさく感じられる等のツールが少なくないのです。

このタイル状にして多数の銘柄を表示させる画面を、次々とページ移動するのが、当方のルーティーンです。

このような使い方をしている人は少なくないと思われます。

登録した数十から数百の銘柄を矢継ぎ早に閲覧する訳ですので、チャートの見易さは大事。

のみならず、多数の銘柄をツールに登録する必要があり、一括して短時間に銘柄登録できる手際が求められます。

この一括登録の効率性は、従来のハイパーSBIの利点です。

ランキングの銘柄群より、最大で50銘柄ずつ、まとめて一気に登録することができるからです。

慣れるとこれがやり易いのであります。

ハイパーSBI2移行による残念な点

多数銘柄を一括登録する際の手間

従来のハイパーSBIですと、ランキング情報に表示された銘柄群について、最大50銘柄について同時にチェック欄にチェックを入れ(自動でチェック可)、そのまま登録画面に一括登録をすることが可能になっていました。

ハイパーSBI2で一括登録をする場合は、PCのCtrlボタンを押下した状態で、50銘柄を各々一つずつ、丹念にクリックし重複クリックの状態を経なければなりません。

ハイパーSBI2では、このように、若干面倒な手間を経る必要があります。

とは言え、従来のハイパーSBIとハイパーSBI2は、登録データについて、自動で同期できます。

多数銘柄について一括登録をする際には、まず従来のハイパーSBIで銘柄登録をし、自動でハイパーSBI2にデータを同期させれば、従来通りの手間で済むことではあります。

当方はもちろん、そのような使い方をしています。

画面のサイズ感

ハイパーSBI2では、より大画面のモニターに対応し、使い勝手を向上させるためなのか、個別銘柄画面、ランキング情報画面などを小さく縮める際、収まりが悪くなりました。

このため、ノートPCなど、小型のモニターの場合には、従来のハイパーSBIの方が使い勝手が良いと思われます。

(ある程度の大画面モニターであれば、大きな差はありません。)

以上が新・旧ハイパーSBIについての、当方の率直な使用感となっております。

さて、本日の結果は、いろいろ持ち越して、ほぼ全て上昇。

朝方、新興株はそこそこ強かった。

しかし、前場早々にすぐ利確し、ショボ益でした。

なかなか大きくは取れませんなぁ。

もうちょっと持っていれば、がっつりイケたのですが。

とりあえず、欲張らず気負わずやる他ありません。

適当に強い株買い持ち。

東電上がんのかなこれ。