膠着相場の理由

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爆下げの「いっちょ買い」を狙いつつ、相場はいっこうに下がりはしません。

かと言って、グイグイ上がるコアな銘柄も不在。

失われた30年の先にあったものは、この冴えない、不透明な膠着相場と言うことなのか?

アベノミクス前夜、2011年頃の冴えない相場が思い出されなくもありません。

膠着においては、ややもすると損失。

手を出せば出すほどにやられる難解相場。

じわじわとやられ、挙句に身動きが取れなくなることが少なくありません。

そうなる理由は、当方の場合、以下のようなものであります。

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コアな銘柄の不足

相場は強いものが支配し、弱者は従うのみ。

柔よく剛を制す、などと言うのは夢物語であります。

あくまで剛の者の独壇場。

膠着相場でも同じです。

にもかかわらず、膠着相場においては、コアな銘柄の不足が目立ちます。

不足するどころではありません。

まったく見つからないこともあります。

コアな銘柄とは、剛の者が群がって参戦してくるようなグイグイ銘柄。

この銘柄は、売買代金、値動きにおいて、群を抜いているのであります。

膠着相場では、このコアな銘柄の不足により、トレードに窮する場合が少なくありません。

しかるにどうするか?

待つ。

これがよくある一つの解答であります。

待ちの損失

待てば待つほどに待ち人あらわれず。

膠着相場においては、待ちの時間的損失がはなはだしい。

そもそも、天井3日・底100日と言って、相場が流行るのは一瞬であることが多いのであります。

たいていは下げているか、下の方でうだうだとやっている。

それを30年間もやり続ける相場もあるとか、ないとか。

相場がしばしば膠着となるのはやむを得ないと言えます。

とりわけ日本市場においては、今後の金融増税の懸念で、さらなる膠着もあるよ、と。

起死回生はいつくるのか?

膠着で済めば良いのですが。

膠着相場のわっしょい

あくまでわっしょいに期待する。

これが相場に向かうものの心意気であります。

そして、祭りに期待し神輿に乗っかる。

なぜなら、わっしょいのないところに、ドカン利益なし。

そして、裸でねじり鉢巻きのふんどし一丁。

我さきに神輿に駆け上り、準備万端、ワッショイ待ち。

ここで大勢が神輿を担ぎ上げてくれればこちらのものです。

ところがそうは問屋が卸さない。

裸で神輿に上がっては途方に暮れ、肌寒さに震えながら、ひたすら祭りを待つ涙目の男。

これが世に言う、わっしょい待ちにわっしょいなし。

押し目待ちの下り最速

仕方がないので、今度は押し目を待つ。

ちょっと下がったら買って、上がったら儲かるこの手筈。

ところが、膠着相場の押し目は、時に単なる下げ相場の初動となりかねないのであります。

それだけではありません。

何度も押し目に入るようなことをしていると、押し目待ちの下り最速。

インした途端に垂直下落の展開と言うものがあるのであります。

膠着後の下り最速は、ややもすると垂直の自由落下になりかねない。

車で峠を攻めるとか、そんな悠長なものではないよ、と。

加速度において。

やられた時がチャンスとなる

すなわち、膠着相場は、強からず・弱からず・儲からず。

結果、気づけば下り最速に巻き込まれ、暴落に巻き込まれている。

しかし、皆がやられた時こそ、膠着相場の唯一のチャンスとなる場合も。

皆、と言うのは参加者全員のことであり、弱小の短期トレーダーが含まれない筈がありません。

やられた時がチャンス。

すでにやられているのに、チャンスも何もありません。

自分のピンチが他人のチャンスとなっている。

こっちがやられるのでは、世話ないわ。

おぞましからずや膠着相場と言うことであります。

以上が当方の考える、膠着相場の何たるかであります。

さて、本日の結果は、スイング負け。

いろいろ買って半分上がって半分下がる。

トータル、ならしたら負け。

膠着相場ではこんなことが多い。

そして、相場が崩れる時に限って、ついつい巻き込まれてしまう。

ナンピンなんざ、恐くてできません。

ぶん投げてすぐ次。

お祭りがなければ、暴落待ち、と言う感じですな。

危ない株いくつか買い持ち。