おはぎゃあ経験則のまとめ

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おはぎゃあとは

おはぎゃあとは、忌むべき相場のご挨拶。

暴落の朝、ネット上を駆け巡る叫びであり、大幅含み損待ったなしを示唆する悲鳴。

この語を知らぬまま、相場は語れません。

ポジションを持つものであれば誰しもがいずれ発せざるを得ない、ネットスラングにして痛々しい感嘆詞であります。

意味

おはぎゃあ=おはよう+ぎゃあ

食らった者は誰しも、体で理解する。

そんな語であります。

その朝、相場が寄り付けば確実に大やられ。

逃げることのできない、相場の蟻地獄が目の前に待っています。

このネット上の共通認識を、互いに目配せをし合いながら、悲しく確認し合う。

「おはぎゃあ、おまえもかい?」と。

おはぎゃあ検索で相場がわかる

試しに検索してみてください。

ツイッターの検索窓に「おはぎゃあ」と打ち込むのです。

通常であれば出てくる結果は、「ぎゃあ」とか「うぎゃあ」「おぎゃあ」がメインです。

「おはぎゃあ」なんて、出てきやしません。

なぜなら、おはぎゃあは通常、忘れられた感嘆詞なのです。

ところが、暴落の朝は違います。

わらわらとおはぎゃあ祭りが発生。

そして「おはぎゃあ」と叫ぶ者みながヤラレている。

寄り付けば大幅含み損、あるいは追証さえあるよ。

何とか切り抜けなければなりません。

どうすれば良いのか?

以下は、当方、幾多の失敗経験から得た、いわば、おはぎゃあルールであります。

おはぎゃあの経験則

寄りで切る

おはぎゃあが来たら寄りで切る。

これが意外とできない。

「意外と」どころか、ほとんど全くできない、なんてことが多い。

これが相場初心者にありがちな事象であります。

寄ってから戻るのではないかと考え、実際戻るケースもそこそこある。

このため、つい様子を見てしまいます。

しかし、相場が下げ始めているのにそのままポジションを持っていて、楽しい目にあったことは当方の場合ありません。

じーっと耐えていて、上手く行った試しがないのです。

多くの人が大方そうではないか?

寄ってからの分足で言えば、直後に陰線が続くことが多い。

この「多い」と言うのもどちらかと言えばであって、絶対ではありません。

しかし年間を通して見た場合、寄りでカットして次のトレードで取り返して行くほうが、最終的にプラス収支に持って行けることが多い。

と言うことで、おはぎゃあの寄りはぶん投げ・損切り。

おはぎゃあの朝はこのルーティーンに始まるのであります。

机上の空論に走ってはならない

ぶん投げた損をデイで取り返す。

そんなことができるのなら、誰も苦労はしません。

デイトレは毎日でも、やろうと思えばできます。

これが大きな罠であります。

デイで勝てれば、取り返すための効率を上げられます。

この考えにとらわれ、余計な手出しをしてしまうのです。

デイで取り返すと言わないまでも、多少の埋め合わせができればベスト。

この甘いささやき。

確かにその通りなのです。

しかし、同じことを大勢が考えています。

ほとんど全員だな。

全員がそう思い、それを狙っているのであります。

すなわち、限られたパイに大衆が群がることになります。

欲の心がパイを微細に分割してしまうのであります。

パイの微分。

ここで思い返すべきは、相場において、机上の空論は無用の長物に過ぎない、と言うこと。

やられた分をすぐ取り返せるくらいなら、最初から損などしていないのであるからして。

チャンスを選別する

チャンスは平均的に散らばっている訳ではありません。

局所に固まって落ちています。

例えば、宇宙のチリやゴミは、最初は散らばって存在しています。

しかし、そのうち寄り集まって偏りができます。

これは星ができる原因でもあります。

同じようなことは世にいくらでもあります。

電車の山手線で言えば、環状線の中を各列車が等間隔に進んでいます。

これはコンピュータで連携し、常に位置を修正し、そうなるように設定しているからです。

これを人間の感覚だけでやると、徐々に電車同士が接近してしまい、最終的には電車の渋滞が発生します。

その結果、どうにも身動きが取れなくなるのです。

つまり世の中の全てにおいて、放っておけば偏りができてしまう。

チャンスが落ちている場所も同じで、どこかに偏在しており、それを掴みに行く必要があります。

偏在している場所を特定し、そこにピンポイントで入って行かねばなりません。

すなわち、取り返すのであれば、闇雲に手出しをしてはまずい。

おはぎゃあの朝、塊のチャンス探しが始まるのであります。

逆張り注意

結局のところ、多くの人はインするポイントに迷っています。

買いであれば安く買って高く売らなければいけない、この強迫観念。

その結果、ついつい逆張りになります。

当方も逆張りオンリーでやっていた時期がありました。

しかし、安い株には相応の理由があるため、なかなか値上がりしない、なんてことになりかねない。

そうかと思えば、ちょっと目を離した隙に急騰してしまう。

結論を言えば、逆張りだからと言って簡単に儲かると言うことはありません。

どちらが有利とは言えない、それが事実です。

上がる株はどんどん上がり、信じられないほど上に行く。

とある証券会社の報告によりますと、逆張りをしている人のほうが生き残っている人が多いそうです。

しかし、当方に言わせて頂ければ、もともと逆張りをしている人の方が多い。

したがって、逆張りで生き残っている人が相対的に多くなるのも当然と言うことになります。

もしチャンスが順張りのほうにもあるのなら、参加しなければ機会損失になります。

個人的な感覚では、逆張りのほうがカットするのが難しく、ナンピンにハマるなどリスクも少なからず。

相場が下がったからと言って、逆張りに拘泥してはならないのであります。

なぜおはぎゃあなのか

儲かっていたのに直後の一撃で爆損するなど、日常茶飯事。

休むも相場とは良く言ったもの。

どこで手を引くかが大事なのであります。

早めに手を引いておいて損はありません。

いつまでも相場に居残っていて、うれしい思いをしたことなどありません。

そもそも、居残っていたからこそ、おはぎゃあを食らったのです。

はっきり言いましょう。

世の中は、出来ない者が最後まで居残りをする羽目になるのであります。

なぜ居残りをしているのか?

結果が出ない。

出たとしても利益が少ない。

だからこそ、その場を離れられないのです。

酷い者になると、自分の出来なさを居残りをすることによって補強する。

言い訳ツールとしてのタダ残業。

そんなことで相場に勝てるのか?

勝てやしません。

相場の女神は、ただ強い者を選別していく。

弱者は淘汰されるのみ。

もし自分が弱者で、淘汰されるだけの人生なのであれば、身を引くしかありません。

そして、より適性のある分野で勝負するしかないのであります。

まさに弱肉強食の相場、まことに厳しい世界よのう、と言う結論。

おはぎゃあの朝、それを痛感しここに至る。

当方、そういった身の上であります。


さて、本日の結果は、スイング勝ち。

利幅が薄すぎてタヒにたくなりました。

当方の理論では、ショボ勝ちは負けに等しい。

こんなことが相場では多い。

あかん。

仕方がないのでアレな株、また買い持ち。

毎日やることは同じですな。

いい加減爆上げを頼みたい。

玉はそこそこ。