例年8月下旬~9月上旬に開催するUSオープンテニス。
大坂なおみと錦織圭のハイライト動画について、2020年・2019年・2018年の分をまとめました。
2018年に大坂なおみが女子シングルスで優勝し、彗星のごとくスターダムを駆け上がって以来の記録です。
なお、錦織は2020年、全米オープンを欠場となりました。
(新型コロナ感染が判明した後、休養を発表しました。)
このため、2020年分の動画については以下、大坂なおみの分のみとなります。
最新の試合から順に掲載しています。
2020全米オープン女子シングルス ハイライト【動画】
2020年のシングルス女子決勝での大坂の相手は、準決勝でセリーナ・ウィリアムズを下したビクトリア・アザレンカでした。
大坂なおみが2018年以来、2度目のUSオープン優勝【2020年9月13日】
【大坂なおみ VS Victoria Azarenka】1-6 6-3 6-3
女子シングルス決勝【2020年9月13日】概況
よく言われていることですが、大坂なおみのスロースターターぶり。
その一言に尽きます。
第一セット【1-6】
あっという間にアザレンカが先取。
大坂によくある、まったく精細を欠く状況。
第二セット【6-3】
大坂の最初のサービスゲームがいとも簡単にブレークされてしまいました。
このまま良いところなしで崩れて、ストレート負け濃厚の感。
直後のアザレンカのサービスゲームをブレークし返したものの、形勢不利の印象をぬぐえず。
大坂がやっと息を吹き返したのは、何とか第二セットを取り返した後。
彼女はスロースターターのままエンジンが掛からず、格下の相手に負けることも少なくはありません。
「タマ感」が戻るのに時間がかかるタイプなのでしょう。
アザレンカが実力的に互角の相手とは言え、このまま崩れ去るようでは本人も納得がいかないだろうと思われたのもつかの間。
第三セット【6-3】
ようやくミスが減り、攻撃的なショットが少しずつ決まり始めました。
ただし、アザレンカも最後まで互角に渡り合っており、なかなか厳しい内容でした。
一歩崩れたらすぐに抜き返される状況と言って間違いないでしょう。
女子シングルス決勝【大坂 VS アザレンカ】のもう少し詳しいダイジェスト動画
結果的には二度目のUSオープン優勝。
すでに偉業達成と言えなくもありませんが、大坂なおみの破竹の快進撃はまだこれからも続きそうです。
おめでとうございます。
女子シングルス準決勝【2020年9月11日】
【大坂なおみ VS Jennifer Brady】7-6 3-6 6-3
女子シングルス準々決勝【2020年9月9日】
【大坂なおみ VS Shelby Rogers】6-3 6-4
女子シングルス4回戦【2020年9月7日】
【大坂なおみ VS Anett Kontaveit】6-3 6-4
女子シングルス3回戦【2020年9月5日】
【大坂なおみ VS Marta Kostyuk】6-3 6-7 6-2
女子シングルス2回戦【2020年9月3日】
【大坂なおみ VS Camila Giorgi】6-1 6-2
女子シングルス1回戦【2020年9月1日】
【大坂なおみ VS Misaki Doi】6-2 5-7 6-2
2019全米オープンハイライト【動画】
大坂なおみ
女子シングルス4回戦【2019年9月3日】
ランキング12位のベンチッチにストレート負け【大坂なおみ VS Belinda Bencic】5-7 4-6
すでにこのレベルとなると、誰が勝っても不思議はありません。
ベンチッチ選手は要所で的確なショットを繰り出し、大坂選手を追い詰めました。
大坂選手にとっては何とも悔しい一敗。
残念ですが、次の活躍を期待します。
女子シングルス3回戦【2019年9月1日】
次代を担う15歳を寄せつけず圧勝【大坂なおみ VS Coco Gauff】6-3 6-0
3回戦 試合直後インタビュー【大坂なおみ & Coco Gauff】
ガウフ選手、15歳の涙。
歩み寄り、語り掛ける大坂選手。
これが今後の女子テニス界を予見させるシーンとなる?
大坂選手にしてみれば久々に見る完璧な試合運び。
優勝に向けて一歩近づいたと言えるでしょう。
女子シングルス2回戦【2019年8月30日】
大坂、実力通り余裕のストレート勝ち【大坂なおみ VS Magda Linette】6-2 6-4
リネッテ選手はランキング53位と決して油断できる相手ではありませんでしたが、終えて見れば大坂選手の圧勝。
順当に歩を進めました。
女子シングルス1回戦【2019年8月28日】
第2セットをタイブレークで落とし苦戦の大坂【大坂なおみ VS Anna Blinkova】6-4 6-7 6-2
初戦にしてタイブレークを落としフルセットへ。
ヒヤリとする展開。
しかし、ランキング84位のブリンコワ選手にしてみれば格上の大坂選手。
最終セットまで抑え込むことはできませんでした。
錦織圭
男子シングルス3回戦
20歳の伏兵デミノーに必死の応戦も惜敗【錦織圭 VS Alex De Minaur】2-6 4-6 6-2 3-6
またも錦織選手、グランドスラムのタイトル奪取の夢が破れました。
アレックス・デミノー選手はランキング38位。
初対戦となるデミノー選手の若さあふれる勢いに錦織選手が屈した形になりました。
まことに残念です。
男子シングルス2回戦【2019年8月29日】
あわやフルセットか?肝を冷やし接戦制す【錦織圭 VS Bradley Klahn】6-2 4-6 6-3 7-5
第4セット終盤、ランキング108位のクラン選手を相手にフルセットにまでもつれこんでも不思議ではない内容。
そこを何とか錦織選手がおさえ、番狂わせの不安を払拭しました。
男子シングルス1回戦【2019年8月26日】
錦織優勢のゲーム展開後トランジェリティ途中棄権【錦織圭 VS M. Trungelliti】6-1 4-1
ランキング100位以下のトランジェリティ選手にしては、健闘空しく不運な試合でした。
しかし、錦織選手にしてみれば、体力を温存しつつ2回戦に歩を進めることができました。
2019年、全米オープンのスタートとしては上々です。
2018全米オープン・ハイライト
大坂なおみハイライト【大坂が全米オープン優勝】
女子シングルス 決勝
決勝 セリーナの猛抗議、観衆のブーイングの中の貴重な勝利【大坂なおみ VS Serena Williams】6-2 6-4
セリーナ選手は審判に対し、自らのルール違反はないとの抗議を行いました。
観衆はセリーナ擁護のファンも少なからず、矛先は大坂選手に対するブーイングへ。
しかし、そこで折れる大坂選手ではありませんでした。
結果は圧勝。
逆境の中、全米オープン初優勝。
その後、2つ目のグランドスラム(全豪オープン)も奪取し、スターダムを一気に駆け上がりました。
女子シングルス 準決勝
準決勝 【大坂なおみ vs Lesia Tsurenko】6-1 6-1
女子シングルス 準々決勝
準々決勝 【大坂なおみ VS Madison Keys】6-2 6-4
女子シングルス 第4回戦
第4回戦 【大坂なおみ VS Aryna Sabalenka】6-3 2-6 6-4
女子シングルス 第3回戦以前
大坂選手の全米オープン序盤は、全ての試合をストレート勝ちで飾る好スタート。
しかし、グランドスラムと言う大舞台で、誰がここまで躍進する大坂選手を予想したでしょうか?
優勝まで予想していた人はほとんどいなかったでしょう。
錦織圭ハイライト
男子シングルス 準決勝
準決勝 ジョコビッチの牙城になすすべなくストレート負け 【錦織圭 VS Novak Djokovic】3-6 4-6 2-6
王手がかかる一歩手前で、ジョコビッチ選手と言う厚い壁に行く手を阻まれた錦織選手。
果たして2019年のUSオープンでは、リベンジがかなうのでしょうか?
男子シングルス 準々決勝
準々決勝 フルセット薄氷の錦織勝利【錦織圭 VS Marin Cilic】2-6 6-4 7-6 4-6 6-4
男子シングルス 第1回戦~第4回戦
第1回戦~第4回戦 合計4試合で1セットしか落とさず安定感【錦織ハイライト】
USオープンでの戦い方
全米オープンと言うと、テニスの4大大会の中でもウィンブルドン(全英)に並び称される主要な大会です。
毎年8月末からニューヨーク、ビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで開催されます。
このコートは球速が速く、バウンドが高いのが特徴。
ウィンブルドンの芝のようなイレギュラーバウンドも少ないため、運に左右されにくく、自分の実力を発揮しやすい環境であると言えます。
とは言え、競争の激しいテニス界にあっては、プレッシャーで自滅する選手も少なくありません。
その意味では、錦織・大坂両選手にとっても、この大会で勝ち上がることはたやすくはないです。
コートの特性
コートサーフェスによる4大大会それぞれの特徴は、全仏オープンテニス 2019 錦織圭 大坂なおみ【ハイライト動画】 後半部分にまとめてあります。
全米オープンの特徴
球速が速いコート特性により、ネットプレーは効果的です。
しかし、ハードコートの特性としてバウンドが高くなる傾向があるため、ネットダッシュしてもパッシングショットで返り討ちにされる場合も少なくありません。
戦略としては、攻撃的で速い展開のゲームを心がけつつ、巧妙にネットプレーを取り入れる必要があります。
錦織・大坂両選手にとって、慣れ親しんだホームタウンである米国。
得意なコートサーフェスであると言えます。
ライバル多しと言えども、十分優勝が狙える位置にいることは間違いありません。
プレースタイルによる有利・不利
プレースタイルとしては、ネットダッシュを得意とするネットプレーヤーがやや有利。
しかし、コート後方から打ち合うグラウンドストローカーも十分勝機があり、実際に多くのストローカーが勝っています。
しかし、守りに入って打ち合いに徹するような戦術を取ると不利。
果敢に攻撃する、米国らしい競争の場と考えたほうが良さそうです。
錦織圭・大坂なおみのプレースタイルは?
いずれの選手もバックコートからの打ち合いを得意としています。
テンポの速い攻撃を得意とする両名ですのでチャンスはあります。
コンディション(体調)さえ良ければ、十分に優勝できる実力がある2人です。
ここは一つ、しっかり応援して行きたいところです。