目的
今回の目的は以下となります。
ルーティーンに反したおかしなトレード、これによる損失がどれだけのものであったのか?
過去の損失を集計し、この危険性を脳に刻み込む。
そして、二度とヘンなトレードをしない。
当方、長年に渡り、このルーティーン違反により、大きな損失を抱えてきました。
数限りなく失敗を繰り返してきたのです。
この失敗が防げていればどうなっていたか?
「損失が防げていれば」と考えることを、界隈においては、タラレバと呼びます。
こうしていれば助かった、すなわち、それはタラレバ。
もし~ならば、すなわち、それは仮定法。
相場において、仮定法は何の意味も持たないのです。
意味がないばかりでなく、悪影響さえあります。
言い訳を好み、しゃべってばかりいて、利益が出ないと言う悪影響が。
そこで、当方、今さらながら有意な対処法を考えました。
対処法とは、無意味な仮定法を繰り返すことではありません。
記録を残し、検討し、改善する必要があるのであります。
失敗を減らすこと。
どうすれば失敗を減らすことができるのか?
ルーティーンのトレードを崩さないことです。
ルーティーンを崩し、思い付きで動いたために、かえって傷を広げる。
この思い付きによるトレード、その機会は、相場の誘惑によって増加する傾向があります。
相場の誘惑を断ち切る。
このためには、相場の誘惑がどれだけ危険なものであるか、それを実感すること。
ルーティーンに反した場合にどうなったのか?
それを一覧として集計表とするのであります。
集計表の概要
表のイメージは以下となります(当方の実際のデータではありませんのであしからず)。
| 日付 | トレードA | トレードB | トレードC |
| 101 | |||
| 102 | |||
| 103 | |||
| 104 | -2.14 | ||
| 105 | -6.34 | ||
| 106 | |||
| 107 | |||
| 108 | |||
| 109 | |||
| 110 | |||
| 111 | |||
| 112 | |||
| 113 | |||
| 114 | |||
| 115 | |||
| 116 | |||
| 117 | -65.78 | ||
| 118 | |||
| 119 | |||
| 120 | |||
| 121 | |||
| 122 | |||
| 123 | |||
| 124 | |||
| 125 | |||
| 126 | |||
| 127 | |||
| 128 | |||
| 129 | |||
| 130 | |||
| 131 | -15.81 | ||
| 201 | |||
| 202 | |||
| 203 | |||
| 204 | |||
| 205 | |||
| 206 | |||
| 207 | |||
| 208 | |||
| 209 | |||
| 210 | |||
| 211 | |||
| 212 | |||
| 213 | |||
| 214 | |||
| 215 | -20.10 | ||
| 216 | |||
| 217 | |||
| 218 | |||
| 219 | |||
| 220 | |||
| 221 | |||
| 222 | |||
| 223 | |||
| 224 | |||
| 225 | |||
| 226 | |||
| 227 | |||
| 228 | |||
| 229 | |||
| 301 | |||
| 302 | |||
| 303 | |||
| 304 | |||
| 305 | |||
| 306 | |||
| 307 | |||
| 308 | |||
| 309 | |||
| 310 | |||
| 311 | |||
| 312 | |||
| 313 | -1.70 | ||
| 314 | -10.00 | ||
| 315 | -26.89 | ||
| 316 | |||
| 317 | |||
| 318 | |||
| 319 | |||
| 320 | |||
| 321 | |||
| 322 | |||
| 323 | |||
| 324 | |||
| 325 | |||
| 326 | |||
| 327 | -3.00 | -78.76 | |
| 328 | -34.00 | ||
| 329 | |||
| 330 | |||
| 331 | |||
| 401 | |||
| 402 | |||
| 計 | -72.99 | -78.76 | -112.77 |
| 総計 | -264.52 |
まず、大きな損失を被ったトレードを抽出。
そのうち、思い付き、相場の誘惑、その他の要因で行った、いつもと違うトレード。
これをルーティーン外トレードとしましょう。
すなわち、どんなルーティーン外トレードがあったかのかを調べます。
当方の場合、その類型は主に3つです。
トレードA、B、C。
手の内をすべて明かすことはできませんので、ここでは3つのうちの1つを明らかにしましょう。
当方のルーティーン外トレード、大きな損失の原因となるもの。
その1つは、スキャを含む比較的短時間で終えるトレードです。
すなわちデイトレ。
このデイトレは、利幅が狭いことにより、結果として大きな損失に結び付くことがあります。
まず、頻回にトレードしないと利を積み上げることができません。
このため、トレード頻度はやればやるほど上がる一方、しかも利幅は常に狭い。
つまり、利小。
利幅がある程度積みあがったところで、いつか大きくやられることとなります。
これが損大。
結果、損大利小が完成すると言うシステム。
当方の場合はですが。
このデイトレがトレードの類型A。
当方、現在ではこのデイトレをほとんどやりません。
しかし、たまにはやる。
そして、その際、大きくやられることがそこそこあるのであります。
ルーティーン外トレードは、その他に2種類、トレードB、C、計3種類となります。
当日にそのルーティーン外トレードを行わなかった場合に、どれだけ損失を避けることができたのか?
これを記録として残していきます。
すなわち、マイナスの記録です。
期間経過後、合計の損失額も割り出します。
この表を見返せば、どれだけルーティーン外トレードを行い、それらが悪さをし、結果大損をしていたかがはっきりします。
上表の例で言えば、3カ月の積算で、トレードA(デイトレ)で食らった損失が-72.99、トレードBが-78.76、トレードCが-112.77の総計-264.52となります。
すなわち、もしこれらのルーティーン外トレードを行わなければ、収支は現状より264.52多かった、と言うことになります。
昨年後半にこの表を作った時はさすがに当方、面食らい、頭を抱えたものです。
効果
この集計表による効果は、ルーティーン外取引による悪影響を痛感することにあります。
すなわち、A、B、Cのトレードを行った結果、期間内にどれだけの傷を被ったのか。
実に痛々しい。
ただし、痛々しければ痛々しいほど、このトレードはヤバいのだと心から思うことができます。
のど元過ぎれば熱さを忘れる、それが相場によくあるトラップです。
決して痛みを忘れない、だからこそ二度とこの危険なトラップには引っ掛からない。
はっきり言いましょう。
このA、B、Cのトレードさえしなければ、収支は今よりも少なくとも確実にマシだったのであります。
すなわち、この一覧表作成は、トレードの効率を上げる際の一助となります。
いやー、痛いの何んの。
もう相場、やめよかな。
そんな思いの弥生、3月配当落ち日です。

