ストップ安で売れない場合どうする?

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結論から言いましょう。

S安を食らったら「誰より早くあきらめる」と言うことです。

これは忍耐力を美徳と考える文化とは逆の発想であります。

ストップ安からのリバウンド狙い、これすなわち逆張り癖。

思わず反発狙いの手が出る、と言う仕組みであります。

そして、ややもするとそのまま一巻の終わりに。

すなわち、S安張り付けガンジガラメ。

さあどうするか?

S安2連もありえます。

2連で済めば、まだよろし。

これが相場によくある負けトレード。

買ってすぐストップ安に張り付けられた当方の記録、それは以下のようなものです。

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買いの手は誘惑に始まる

あまりに急激な爆下げ。

そんなもの、相場にはいくらでも落ちています。

そして、その爆下げは甘く危険な香りを漂わせています。

ツイッターで小耳に挟んだ、某有名トレーダーが買い持ちしているとの情報。

こんな態度がそもそもの間違いです。

なぜ小耳に挟んだ情報に誘われるのか?

当方、密かにこう考えていました。

億トレさんがナンピン買いをしてくるのでは?

したがって物凄い値動きで戻すのでは?

すなわち当方、そのリバをすべて頂きにかかると言う魂胆です。

しかし、その銘柄、どうやら腕利きのデイトレーダーばかり集まっているのでしょうか。

なぜだか誰も上の板を買ってきません。

下にすっと板が入ってきては、徐々に上がるかな、と言う感じ。

かと思えばじわじわ下がる。

やりにくいことこの上なし。

そんな時に限って、他に良さそうな銘柄も見当たらず。

逆張り精神の特徴

逆張りで入っては、チマチマと抜く。

なぜチマチマなのか?

その理由は、ビビっているから。

なぜビビッているのか?

相場には勝てっこないからです。

そして、下げてはひたすら我慢。

大口トレーダーのナンピン買いを期待するなど、全くおめでたいよ。

下げたから戻す、なんてのは幻想です。

下げたから、さらに下げる。

こちらの方ががむしろ現実に近い。

なぜストップ安なのか

そもそも株価は安くなっている。

その安いところから、さらにどんどん下げて来る。

なにコレ安い。

ストップ安をつけたところで、ついつい手が出る。

自分が悪いのではありません。

思わず手を出させた、この本能が悪いのです。

相場において儲かりたいと言う本能、これはある時、みずからの息の根を止めて来ます。

本能とはそもそも、トレードの原動力であります。

原動力そのものが息の根を止めて来るとは、まことに皮肉な話ではありませんか。

正直に言いましょう。

思い切り食らった、と。

逆張りイケる→即ガンジガラメ

それでも、いったんは利益を確保。

利益額は全然。

玉が小さすぎ。

これで前場10時、ため息をついてデイトレの手じまい。

そのまま後場までやることなしか?

しかし、確かに当方には聞こえました。

悪魔の囁きが。

「戻すでしょ?

持ち越せば、多少リバるんじゃないか?

下げすぎだもの。」

なぜ、ここで自分が抑えられなかったのか?

それを思うと胸が痛いばかりであります。

相場の誘惑に乗ってはならない

ストップ安よりちょっと上で買い。

するとどうでしょう。

瞬間的にS安に張付くではありませんか。

「わざとかよ?」

思わずつぶやいても、時すでに遅し。

リバウンドすると見せかけておいて何なんだコレは?

彼女はその時こう言いました。

「甘いんだよおっさん、あんたの出る幕じゃないんだよ、カネ払え!」

おわかりでしょうか?

美人局と書いてツツモタセと読む。

これが勝利の女神による美人局と言うもの。

ガンジガラメのまま地面にひれ伏し、尻をムチで打たれて。

相場の女神に逆らう事なかれ

張付き枚数が10億円分くらいあるところを見ると、明日もドン下げ間違いなしであります。

あきらめたら試合終了?

誤ったお題目であります。

そうではなくて、誰より早くあきらめろ。

相場においては、特に短期売買においては、これが一面の真実と言ってよろしい。

当方、やむなく敗戦処理へ。

「わかりました。払えばいいんでしょ。払いますよ。」

この男、つくづく女神さまに嫌われていると見えます。

引け後のPTSで食らったことも

大引け直後のPTSで、たまたまS安をつけた銘柄を見つけたこともあります。

これ、誰も気づいていないんじゃないか?

PTSで急落のストップ安など、わいしか知らんわ。

こっそり買ったれ。

相場の悪魔は常に当方に取り付いていて、こう囁くのです。

「行ったれ、ストップ安買いや」と。

気づいた時には、当方、完全に張り付けにされておりました。

結局どうすればいいのか

どうもこうもありません。

ただ張り付けられ、身動きが取れません。

何もすることができないのであります。

しかも、翌日、寄り付くかと思ったらどうでしょう。

目を疑いたくなるとは、このことであります。

まだ張り付いとるわコレ。

何コレ安いで買って、何やコレ、と言う。

これが相場によくあるパターンであります。

ストップ安を食らわない方法

ストップ安張り付けの刑を食らい、含み損のまま持ち越し。

これを避けるためには、以下の知識が機能しないこともありません。

  1. 値がさ株は警戒する
  2. S安前に「エイヤ!」とブン投げる

値がさ株は警戒する

値嵩株、すなわち、株価がお高い銘柄群はストップまでが近い。

前日終値からストップ安値までの率を計算すると、株価1000円~1200円台の銘柄が最も「距離がある」ことになります(下表)。

100円以下の低位株も値幅制限の幅(率)は大きい。

しかし、低位株のトレードには独特の難しさがありますので、今回は省いてあります。

ストップ安値までの率

前日終値制限値幅騰落率
699円-100円-14.3%
999円-150円-15.0%
1000円-300円-30.0%
1250円-300円-24.0%
1499円-300円-20.0%
1995円-400円-20.0%
4995円-700円-14.0%
6990円-1000円-14.3%
9990円-1500円-15.0%

S安まで-30%と-15% どちらを取る?

値動きの大きい銘柄ですと、1分とかからず、5%くらいは動いてしまいます。

特別売り気配を食らったら、余裕でもっとやられます。

ですから、値幅制限、すなわちストップまでの「距離」を意識することは大事です。

1000円~1200円台の株であれば、少なくともS安までの距離において、若干の安心感があります。

もちろん、油断は禁物ですが。

当方の場合、

  • 1000円~1200円の株
  • 7000円~10000円の株

においては、後者の場合により警戒するようにしています。

「ストップ安が近いぞ」と。

S安前に「エイヤ!」とブン投げる

  • ストップ安張り付けに巻き込まれて持ち越し
  • 損失を確定させてブン投げ

両者を天びんにかけるとすると、どちらに軍配が上がるでしょうか。

当方の経験則ですと、前者が精神衛生上よろしくありません。

特に、週末にそんなことが起こりがち。

大幅な含み損、暗黒の週末がやってくるのであります。

すなわち、S安の界隈ではブン投げ正義。

これをマイルールとしています。

月末最終日2時50分の怖いやつ

IPO株、初値寄り付き3分後、いきなり。

寄ってすぐの特別売り気配。

あれは月末最終営業日、大引け間際だったな。

これがIPO初寄り、2時50分の恐怖であります。

IPOとは、通常、午後2時15分あたりまでに初値がつかないと、そのまま出来ず引けとなります。

初値は翌日まで持ち越されるのです。

しかし、大引け間際に突如として大玉の売りが出た場合は別です。

はっきり言いましょう。

当方、それを食らったことがあります。

「ここで来るか?」

その答えはこうです。

「いくらでも来ますよ。

いつでもどこでも。」

大引け間際にやられ、月間利益を全て吹っ飛ばす含み損。

そして涙目持ち越し。

S安でアレが発動

相場においては、急転直下、あれよと言う間の2割下げ。

これを食らった時、どうなるか?

当方、あるものが眼前を駆け巡りました。

だからこそ、切れない。

ただただモニターを凝視。

白目をむいて、泡を吹きながら。

人は命の危険が迫った時、あることが起こります。

走馬灯のように記憶が駆け巡るのです。

S安を食らうと、それが発動されます。

ストップ安走馬灯。

ストップ安を予想することはできるか

できません。

運です。

確かにストップ安になる理由はさまざまです。

しかし、さしたる理由のないストップ安張り付きさえ存在します。

はっきり言いましょう。

ストップ安は偶然です。

なぜそう言えるのか?

偶然でないなら、空売りで大儲けできるからです。

相場の女神がそれを許す訳がありません。

偶然・必然の別は、相場が引けてから判明するものであるからして。

ストップ安10連はあるか

新興株や小型株ではストップ安が連続することもあります。

過去には、10営業日以上連続でストップ安になった例もありました。

これは相場の記録として、語り継がれています。

本当にまれなことですが、運悪くそれを1回でも食らうとひどい目にあいます。

ですから、卵を一つの籠に盛ってはなりません。

短期売買を繰り返すことで買いのタイミングは分散されている筈。

さらに1銘柄投入資金を小さくすることで、分散効果を大きくすべし。

当方のコンセプト、そんなところで精一杯。

ストップ安買い手法の行く末

ストップ安張り付き銘柄に買いを入れる。

そんな手法を使っていた時もありました。

リバウンドが来る時は大きいので、そこを狙う。

しかし、リバが来なかったら、どうしますか?

どうしようもなし。

全くリバウンドなしと言う場合も多い。

リバウンドがある場合でも、1日じわじわ下げて膠着状態になった後、急速にリバウンドしてくる場合などがあります。

非常に予測がしにくい。

株と言うのは、やらずに見ているだけなら損はしません。

要は、ストップ安銘柄で利益を出すのは難しい。

危うきには近寄らず。

そして、食らったらあきらめる。

これが当方の、偽らざる思いであります。

抜け目なしの方法

玉が小さければ、間一髪、何とかなります。

当方も抜け目がなくなりました。

万が一に備えよと。

今では、けっしてS安張り付きに全力でぶっこむようなことは致しません。

そう誓ったのであります。

アレな株に全力はしないと。

成長したなぁ。

自分をほめてやりたい。

しかし、張り付けの刑を食らっておいて、自分をほめるとはどうかしておる。

ようやく理解いたしました。

どうかしているのであります。

そう思ったせつな。

逃げたるわ

相場の女神はいつでも姿を変えます。

相場の悪魔へと変幻自在に。

当方、長らく、相場の悪魔と戦っていた気がします。

まさにラットレースであります。

ラットレースとは、回し車と言う装置の中で、ねずみが走り続ける状態のことを指します。

何のために走っているのか。

そう問われても、当方にはわかりません。

やっと気づいたわ。

わいはラットやったんや。

今後もつぶらな瞳で相場と戦うことでしょう。

さて、本日のトレードは、スイング勝ち。

しかし、いまいち利幅がしょぼい。

握力が足りない。

しかし、握力を発揮すれば、ラットレースに巻き込まれる。

したがって、当方、指先でそっと相場を扱うことにしました。

手のひらの中にそっと小鳥を抱えるかのように。

相場の人生とは、このようなものです。

買いたい銘柄は全てストップ高し、買い遅れ涙目でノーポジ。