実際の話、森で熊に合ったら命の問題に関わります。
抵抗はして見るものの、生還できれば幸運。
ゴルディロックスの原理とは、野性と出会うまでの理性。
その快適な適温状態は3匹の熊と目が合うまで続きます。
それが膠着相場でしょう。
ゴルディロックスとは
相場と言うものは常に、膠着状態とそれを打ち破る動意づいた状態の繰り返しです。
膠着状態の時は様子を見て、動意づいた時に値動きを取っていくのが一番効率が良い訳です。
動かない時に損を積み重ねていたのでは、コツコツと損を重ね、さらにドカンと大損をする、“損失絶対王者” になり兼ねません。
本日は、そのコツコツ損を打破するため、何もしないと言う戦法を取らざるを得ませんでした。
もちろん、膠着ではない、動意づいた曙ブレーキ工業とか東芝とか、妙に下げている日本通信など、ずっと監視していましたが、ウトウトした瞬間に買い時を逃すなど、良いところがありません。
膠着相場の適温、恐るべし。
童話の中のゴルディロックスと3匹の熊
ゴルディロックスとはGoldilocksと書いて、イギリスの有名な童話であり、なぜだか日本では知られていません。
3匹の子豚なら知っている人が多いですが。
Goldは金。
Lockは鍵の意味もありますが、巻き髪を意味します。
巻き髪は髪の毛がロックしてできるから?
それで、金髪のことをゴルディロックスと呼び、童話では金髪の少女が主人公です。
内容は意味不明。
そもそも民間伝承と言うものは、不思議な意味不明感を含むものです。
日本の「とおりゃんせ」 の詞など、意味が分からず面白味もないのに、恐くて何か惹きつけられるじゃないですか。
それと同じく、ゴルディロックスの童話も意味がわかりません。
オチなし、ストーリー展開なし、どこが面白いの?と言う。
とおりゃんせ式の不思議な魅力で、欧州で認知されたゴルディロックスのお伽噺は、金髪の少女が適温・適度・快適な環境で時間を過ごし、3匹の熊と目が合って逃げると言うものです。
何も面白くないし、だから何なの状態。
適温・適度・快適な相場
適温・適度・快適な相場の影には、3匹の熊がいる。
ベアとブル、冷静と情熱のあいだ。
中間状態と励起状態の過渡期に存在する、不思議な平衡状態です。
意味のわからない米国株のじわじわとした上昇。
それに追随する日本株。
今日の日本株がゴルディロックス追随型の膠着状態だと考えることも可能。
2018年2月にはそれが打ち破られる動きがありましたが、再び膠着を打破する励起状態が来るまでは、短期筋が待っている動意づいた状態にはならないのでしょう。
野性と理性の共存
野性とは3匹の熊であり、金髪ゴルディロックスの少女は理性を意味します。
野性と理性が共存し保ちあいを続けます。
ある瞬間に熊と少女の目が合って、驚きの声をあげ適温相場が壊れる訳です。
私からすれば「だから何なの?その童話、面白いの?」しかありませんが、そこはとおりゃんせ式の民間伝承。
不思議ちゃん効果が織り込まれています。
理屈は後付けで、「ゴルディ、とにかく気をつけな」。
それが結論。
本日のトレードは利益も出ず、やることなしの膠着相場でしたが、大損せずにゴルディロックスを通り過ぎることに徹しました。
3匹の熊と目が合うまでは、チャンス待ちに徹したいと思います。
熊出て来たらやっつけるけどね。