利益が出た時、相場の運を感じます。
ラッキーパンチが当たったのだから、その利益は守るべきであります。
しかし、不思議なことに、それができないことが多い。
バブルの時代に大儲けした人も、全てをなくすどころか、借金だらけになって終わりました。
すなわち、おいしいところを温存できないのであります。
温存できないどころか、とんでもない返り討ちを浴びてしまう。
相場における、この非情なシステム。
切り抜けるには、何が必要なのでしょうか。
なぜラッキーを守れないのか
ラッキーを守れない理由、それは欲であります。
腹八分目と言われて、それを維持できる人はどのくらいいるでしょうか。
多くの場合は、欲に負け、必要以上に食べ過ぎることとなります。
食欲のみならず、相場の欲も同様です。
この利益では幾分足りない、もう少しだけ上乗せしよう。
そう思ったが最後、次のアンラッキーで利益が消し飛んでしまいます。
アンラッキーで相殺される、これが相場によくある現象。
アンラッキーで相殺される
当方、虎の子の利益を何度吹っ飛ばしたでしょう。
大きく儲けて大きく減らす、フタを開けてみれば爆損。
なぜ大損した時の謙虚な気持ちを忘れてしまうのでしょうか。
本日もやられてしまいました。
調子をこいたがために。
仕方ないので、新たなルールを創設することとします。
そのルールは、100儲けたら100日休め、と言うもの。
チャンスはどこかに固まって落ちており、運によってつかむもの。
天井3日、底100日。
手にした利益、その額に応じて、その分しっかり休むべきなのであります。
ランダム性はコントロールできない
運とは、ラッキー・アンラッキーの配列のランダム性であります。
どこにそれが置いてあるかは誰にもわからず、コントロールできません。
そして、ラッキーよりアンラッキーの頻度の方が、圧倒的に高いときています。
図示すればこんな感じです。
●●●●〇●●●●●●●●〇●〇●●●●●●●
この白丸部分がラッキーであり、頻度は黒丸部分よりはるかに少ない。
これが天井3日、底100日の実際であり、当方の新ルール「100儲けたら100日休め」のゆえんであります。
頻度と欲のデッドヒート
相場に勝つとは、頻度と欲のデッドヒートにより得られるものであります。
頻度は事実であり、欲は妄想であります。
妄想は事実に勝てません。
したがって、あくまで事実に忠実でありたい。
100儲けたら100日休み、次のチャンスを待つ。
これが本日もできなかった、と言う訳であります。
結果は、スイング負け。
相場は上がりましたが、諸事情により普通に負け。
おまけに場中、安部元首相が撃たれるという、青天の霹靂。
こんな国だったのか日本は。
ショックでトレードなど、どうでもよくなりました。
アベノミクスの張本人を、相場は失ってしまったのであります。
今はただご冥福をお祈りするばかりです。
うなだれながら含み損、スイング買い持ち。