買い専の心

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買い専とは

当方、売りはやりません。

空売りと言うのが、災難につけ入るようでどうも嫌なのです。

今のところ、それでも生きのびています。

生きのびられるだけ、ましなのであります。

その買い専の心とは?

買えない感を買う

当方、買えない銘柄を買うスタイルであります。

皆が買えないからこそ、買いを入れる。

買えないので売りをかける、と言うのはやりません。

冒頭で述べたとおり、性に合わないのです。

なぜ、買えないところを買うのかと言えば、それなりの理由があります。

表に現れていない割安感を狙うのであります。

表に出ている割安感と言うのは意味がありません。

すでに買いが入っているためです。

すでに買いが入り、実際には割安でなくなっています。

ですから、誰も見向きもせず、表にも出ていない買えない感。

これが当方の狙いであります。

分散する

分散するべきだ、と言うのとは違います。

そうではなくて、分散をしないと、買いを入れられないのです、おっかなくて。

一銘柄全力投入で含み損を耐えるのが何ともつらすぎる。

含み益・含み損混合スタイルが楽です。

トータルでならし、含み損がなくなるようにしたい。

自分の目に狂いがなければ、含み損ばかりになることはありません。

10銘柄買って、6銘柄上がればよろしい。

それで、翌日の値上がりに期待をつなぎたい。

ワープで含み益が伸びるのを期待するのであります。

薄利を積み上げると言うのは、効率が良くありません。

そんなに薄利が好きなら、ロットを小さくすれば、自動的に利益は薄くなります。

ロットは小さく

全体のポジションから割り出し、ロットは小さくする。

ロットが大きくて良い思いをしたことはありません。

感覚的には、自己資金を10分割し、10銘柄買い持つ、と言うようなスタイル。

ただし、相場が下げたら終わり。

買い持って相場が下げたら、どうにもなりません。

すぐにぶん投げる。

これにより、傷を小さくしなければなりません。

寄り付きぶん投げルーティーン。

深追いはしない

含み損を耐え、深追いをして、楽しい思いをしたことがありません。

ダメだったら、すぐに降りた方がよろしい。

次のチャンスにかけるために。

買い持って翌朝下げていたら、寄りから切っていく。

どうにもならないほど下げたら、どうにもならないと自覚しつつ、とにかく投げる。

これが傷を深くしない一番の方法であります。

爆上げの場合には、たいていの場合、寄り付きの時点で含み益になっています。

ポジションを継続するなら、含み益でなければなりません。

含み損になったら決して深追いはしない。

これが当方のトレードにおける、最優先事項であります。

材料・決算・IR

材料や決算内容、IRの内容は、すでに株価に織り込まれている場合が多い。

当方、常に織り込まれたかどうかを気にするようにしています。

理由もなく爆下げしたのであれば、それは何かを織り込みにかかっているのです。

材料が明らかになった時には、すでに、ひと相場終わっています。

そこから手を出すのは遅い。

好材料なのに爆下げ、と言うこともあります。

真逆の動きです。

あれを読むのは難しい。

同じ儲けるのであれば、より簡単な方法を採用した方が賢い。

すなわち、材料・決算・IRには期待しない。

最も怖い存在は、東証さんであります。

東証さんの、鬼の増し担。

増し担を避ける

増し担は、忘れた頃にやってくる。

爆上げ銘柄を買って、翌日に持ち越したらいきなり増し担。

これで一巻の終わり。

東証さんは突然宣告をして来ます。

増し担保の宣告を、あらかじめ完璧に読むことは不可能です。

あまりにも上がりが激しい銘柄については、警戒必須。

当方は、増し担保の予想サイトを参考にすることがあります。

ここで少しでも怪しいと思ったら、持ち越すのをやめるのであります。

そもそも分散ポジですから、1銘柄くらい外しても結果には影響しません。

少しでも増し担の気配を感じたら、持ち越さず。

増し担保の予想サイトは、検索すればすぐ出てきます。

最終的に判断するのは、あくまで自分ですが。

ダブルで取るのは無理

値動きの切り取り

トレードとは、値動きを切り取っているに過ぎません。

まず、エントリーポイント、次にエグジットポイント。

値動きの切り取りとは、この2つのポイントを確定する行為です。

エントリーとエグジットの相関性

エントリーとエグジットの2点は互いに相関しています。

これを別個の独立した点として捉えてはなりません。

なぜなら、2個の独立した点が読めるなら、相場を自分の財布にすることが可能。

それができないから皆困っているのです。

なぜそんなに困っているのか?

2つの点の優先度

エントリーとエグジットには優先度があります。

均等な重みである筈ではないのであります。

まず、最初にある一点が決定される、これが第一優先度。

すなわち、エントリーが決まらなければエグジットも決まらない。

出口は入り口によって規定されるのであります。

第一優先度の意味

利益の源泉

皆がより優位なエントリーポイントを奪取しよう、そう考えているのであります。

逆に言えば、これが取れれば御の字。

それだけで十分におつりがくる、そんな類いのものであります。

空売りの場合はどうか

空売りの場合は、買いと売りの順序が逆になるだけです。

売りから入る場合、エントリーポイントから入るのではなく、エグジットから入り、エントリーの個所で抜けると考えてもよろしい。

第一の優先度はやはり入り口の点です。

実際の話、空売りの場合には、

  • 空売り料の問題
  • 逆日歩の問題
  • 空売りができない銘柄が少なくない問題

など、様々な障壁があるのですが、ここではその話題は無視するものとします。

買いと同じく、まず最初の難関が第一優先度をどう取るか。

そんな問題になります。

優先度のウエイト

買いから入る場合で言えば、多くの人は、まずエントリーポイントを手にするので精一杯。

後は、含み益になって、やっとのことで、よっここいしょと利益確定するのみなのであります。

含み益にならなければ、損切りあるのみ。

含み益か・含み損か、これは運。

オレはエグジットポイントがわかっている。

そううそぶいたところで、結局は相場の見えざる手が勝手に運命を決めているに過ぎないのであります。

すなわち、優先度は圧倒的大差でエントリーポイントにあります。

相場においては出口を語ってはなりません。

なぜなら、エグジットポイントは運任せであるからです。

最終決済ポイントは、買いから入る場合でも、売りから入る場合でも同様。

お祈りに頼らざるを得ない、そんな結論になります。

エントリーもエグジットも把握する男

エントリーポイントとエグジットポイントの両者を把握している。

すなわち、オレは相場のデザインを全て掌握しているのだ、などと豪語する者がいます。

これが買いも空売りもダブルで取ろうとする者です。

たしかにダブルで取れれば、想定上チャンスは2倍に増え、結果、利益も2倍。

極めて高効率なトレードが可能となります。

しかし、これは相場の神をも恐れぬ行為であります。

仕手株の上げで取り、下げでも取れれば、極めて短期間、数日で一財産を作ることも不可能ではありません。

ダブルで取る方法はアリか

買いでも空売りでも取る方法とは、まず

  • エントリーポイントを把握した上で
  • エグジットポイントまでも完璧に掌握する

と言う、二段構えの能力が求められます。

はたしてそんなことが可能であるのか?

当方に言わせて頂ければ、それはほぼ夢物語。

相場においては誰しも片張りにならざるを得ない。

と言うより、片張りで取れれば十分な利益が出るのであります。

それ以上欲張る必要がどこにあるのでしょうか、と言う話であります。

買いの条件

相場において、買いの条件とは何か?

これに一言で答えるのは難しい。

しかし、難しいながらも、明らかにしておかなければなりません。

物事は明らかにならない以上、先に進めないのであるからして。

当方の考える買いの条件、それは以下となります。

予想に反し動かれたら

予想と逆に動かれたらどうするのか?

多くの人は忍耐します。

予想をつけている時点で、少々逆に動かれたからと言って、その予想を覆すことなどできません。

そうそう簡単に自分の見込みを返上するようでは、その見込みとは一体何なのでしょうか。

見込みではなくて、単なる思いつき、気まぐれでしょう。

すなわち、その予想に確度があればあるほど、見立てを覆すことなど、簡単にできやしないのです。

そして、とりあえず、まず第一に忍耐する。

そうせざるを得ない。

これが最も良くあるパターンであり、避けることのできないパターンなのであります。

相場の掟

オレは切る、切るんだオレは。

そうつぶやいたところで、結果は同じです。

心理的に、そして行き掛かり上、どっちにしても忍耐してしまう結果となるのです。

何がどうあっても、ある一定レベルのところまでは我慢せざるを得ない。

そうなると、どうせ忍耐するのであれば、元の位置まで戻ってきてくれる株を買わねばなりません。

じわじわと下げ、挙句に爆下げが始まるような株は明らかにダメ。

ではどんな株を買えばよいのでしょうか。

結局のところ、これが全てとなります。

買う銘柄によって、全てが決まるのであります。

悲しいかな、それが相場の掟。

条件の要点

買いの条件、その要点とは何か。

その答えはこうです。

「ある条件を満たした時、必ず上げる」と言うことです。

上げ幅が大きい・小さいではありません。

値動きはとりあえず置いておく。

そして、まず

  • 何らかの条件が当てはまり
  • その後に必ず株価が上がる

すなわち、一定条件のもとで高確率に株価の上げに結びつく。

そこには、原因と結果の相関関係が存在します。

ザラ場において、それらを発見しておく必要があるのです。

買いの条件とはすなわち、相関関係の発見であります。

必ず上げると断言できるか

自分が買った株が必ず上がると断言できるのか。

そもそも、世の中に必ずなんてことはありません。

絶対は存在しない。

ですから、「ある程度の高確率を持って」株価が上がる。

しかるに、下げ始めたらある程度の忍耐をせざるを得ない。

そして、どうにもならなくなって初めて、ブン投げるしかできなくなるのであります。

と言うことで、上がると断言する、その確率。

これを上げる必要があり、それが全てです。

そして、確率が低い場合、別の表現をすればそれは、トレードが下手であると言うことに他なりません。

結局何が必要なのか

相関関係を相場の中に見つける。

トレード巧者になるためには、それが必要となります。

しかし、日本国内の場合では特に、何かを見つけることは評価されません。

何かを理解して習熟することの方が重視されるのであります。

自ら発見するのではなく、既に過去、先人によって発見されたものを与えられ、習熟することが求められる。

親、教師、先輩などをリスペクトする習慣もそのコンセプトの表れと言えます。

相場において何かを発見できるのでしょうか。

私たちにとって、これはなかなかに不慣れな作業なのであります。

難攻不落の荒野にて。


さて、本日の結果はスイング負け。

10時まで持っていればプラ転だった、しかし持っていられなかった、と言うわけであります。

こんなことが非常に多い。

相場は主力株から小型株にシフトしてきているのか?

相場はあいかわらず良いけど、夏枯れと言うのもあるので警戒していきたい。

そもそもこんなスッ高値買えねえよマジで。

とか言ってたら、勝手に手が出て主力商社、新興株、IPO、ク●株スッ高値、ほとんど全力で買い持ち。

なんで買ったんだおい