エバーグランデと聞いて、女優かと思っておりました。
確か映画、見たことある、と。
美人だったような。
いやいや、そうではありませんでした。
エヴァグリーンと間違えた。
(フランスの女優。)
今話題のエバーグランデは、中国の企業。
ざっとその内容は以下。
エバーグランデの概要
エバーグランデとは、中国の広東省、深セン市にある不動産会社です。
恒大集団(こうだいしゅうだん)とも呼ばれ、巨額の債務問題を抱えています。
巨額とは、およそ33兆円。
ここまでは、かの国の遠いお話のように感じられます。
ところが、理財商品の件。
理財商品とは、中国における、資産運用のための商品です。
これがいささか嫌な記憶を思い起こさせてくれます。
リーマンショックの時の記憶です。
リーマンショックが始まった当時、直接日本に影響があると考える人は少なかったのです。
専門家と呼ばれる方々ですら、取り立てて問題視はしていなかったことは、記憶に新しいのであります。
ところが、早晩、そうではなくなりました。
サブプライムローンの問題は、世界の金融機関にリンクしていたのです。
知らぬ間に。
そもそも、米国の相場があれだけ下がれば、世界は無関係ではいられませんが。
たちかわって、この中国のエバーグランデはどうか?
中国のリーマンブラザーズ説
デフォルトリスクにさらされているエバーグランデ。
中国は長らく、不動産ビジネスが経済をけん引してきました。
しかし、その終焉がついに来ました。
そんな見込みが台頭。
恒大集団の株価を見ますと、1年で10分の1にまで下がっています。
特に直近の1ケ月では、株価が半分ほどに。
これ、リバウンド狙えるんじゃね?
などと、いやらしい気持ちが沸き上がって来るのはさておき。
相場ばかり見ていますと、まことに値動きにばかり目を取られてしまいます。
ただ、この値動きは、明らかに「キテ」います。
ただでは済まない。
で、大丈夫なのか?
日本は、そして、世界に影響はないのか?
たいしたことない説
リーマンショックの際、確かに日本ではたいした影響がないと囁かれていました。
どこがやねん。
こちとら大損しとるわ。
もう、たいしたことない理論にはこりごりや。
一説によると、次週(2021年9月20日からの週)にもエバーグランデの明暗ははっきりするとのこと。
すなわち、債務不履行となるであろう週であります。
リーマンショックの当時、某匿名掲示版では、このような状況を以下のような書き込みで表現していました。
「ごくみ。」
ごくみとは、ネットスラングで、ツバをごくりと飲み込む音。
今はまさにごくみ、であります。
にしても日経は強い
リーマンショック直前、専門家は危機を予見できませんでした。
確かに、当時の相場は悪くなかったのであります。
2003年を大底に株価は上昇基調にありました。
しかし、ひとたび事が起これば、結果はご存じの通りであります。
現在の日経は、リーマンショック直前の当時よりもさらに良い。
こいつは90バブル高値を超えるのではないか。
この勢いをもってすれば、当然エバーグランデ問題など無関係。
そう考えて不思議なし。
なにせ、当方も買い持ちであります。
どんな株を買い持ちしているか?
相場がわいをこうさせた
当方、やばい株を持ち越すのを常としています。
一種の癖であります。
どんなやばい株かと言いますと?
不動産関連、しかも中国と密接にリンクした銘柄。
おいおい、大丈夫なのかよ。
ただいま爆下げ中。
爆下げを買い向かう。
これがリーマンショック以来、やめられない癖となってしまいました。
トラウマが当方の性癖を変えさせたのです。
わいが悪いんじゃない。
わいをこうさせた相場が悪いんや。
全部リーマンショックのせいなんや、と。
さて、本日のトレードですが。
アレな株が運よくリバってくれ、助かりました。
スイング益、デイトレも益。
デイトレは朝方強かった主力株。
ここのところ、主力株デイ手法の調子が良いんであります。
あとは、今持っているやばい系の株がリバってくれることを祈るのみ。
連休前、またもやごくみの展開であります。