リバの意味を知ること。
これぞ株の聖杯。
なぜなら、リバウンドこそ最もグイグイくるから。
リバの意味とは
相場においては、特にネット上において、リバウンドのことをリバと略称します。
リバウンドとは、ボールが再度バウンドすること。
落下したボールは勢いをバウンドに転換し、何度もバウンドを繰り返しながら、その力学的エネルギーを減衰させていきます。
すなわち、エネルギーの発散。
リバは落下の際のエネルギーが転換され、放出された結果であります。
命ついえたネコの亡骸ですらリバウンドすると言うのですから、相場と言うのはまことに奇妙なものであります。
リバ取りとは
このリバウンドを狙って行くのが、リバ取り。
相場の定石であります。
どこにリバが発生するのか。
これが読めれば、相場はリバ取りに次ぐリバ取り。
休む暇なくトレードに参戦することができます。
すなわち、相場はリバ狙いのためにある、と言っても過言ではありません。
なぜリバ取りなのか。
その答えは、リバウンドこそ、勢いのある、もっともグイグイと来るトレードが可能となるからです。
これを狙わずして、トレーディングは成り立たないと考えるのもやぶさかではない、そんな実情が相場にはあります。
リバ取りのコツ
では、リバウンドを取るためのコツとは何か。
その答えは、経験則であります。
一口にこういう場合にリバが来るとは言いにくいものがあります。
しかし、そこをあえて申すならば、以下のような事柄を列挙することができます。
- 出来高
- 反動
- 板が詰まり過ぎていない
- 幅の予測
- 皆の注目が集まっているか
出来高
ある程度の出来高のないところにリバは狙いづらい。
スカスカの閑散銘柄においてリバウンドは期待できないものであります。
なぜなら、誰も買って来ないところに、値上がりなど起こる筈もありません。
一定量の出来高はあってしかるべし。
これはリバ狙いの基本であります。
反動
リバウンドの発生原因は、ある意味、反動であります。
反動とは、揺り戻し。
行き過ぎあるところに、その反動として、リバが発生します。
すなわち、行き過ぎを探すこと。
では、行き過ぎていたなら、何でもリバって来るものなのか。
その答えは、残念ながらノーです。
リバウンドしようにも、その頭を押さえるものがあれば、戻りやしないのであるからして。
板が詰まりすぎていない
東証プライムの超大型株などでは、普段より出来高は満載、板が詰まっている傾向にあります。
板があまりに詰まった状況ですと、いかんせん、そうそうしっかりしたリバウンドは期待できません。
なぜなら、リバの頭を押さえる売り注文が殺到する場合があるだけでなく、元々上下に板がガッチリ鎮座。
このため動きやしない場合があるからです。
すなわち、当方の感触では、大型株でのリバ狙いは難しい。
リバるとしても、じわじわと時間をかけて戻っていくのであります。
これに対し、板薄の新興株では、あっと言う間の垂直リバも無きにしもあらず。
当方、このため、新興株専門でトレードをしております。
幅の予測
幅の予測とは、リバウンドがどのくらいの幅を持って起こりうるか、その目星であります。
この幅の予測ができない銘柄は、リバ取りが難しい。
例えば、当方にとって、主力大型株はその予測が難しい部類の銘柄群です。
ある時は差分1.5%しか上がらない。
またある時は、1日をかけて10%戻していく。
この1.5と10の差を、どう捉えればよいのか。
はっきり言いましょう。
リバ狙いなんざ、10%上がってくれなければ、いくらも取れないものであります。
いくらも取れないのに、リバを狙うほど効率の悪いものはなし。
すなわち幅の予測の可否。
これが出来て初めて、ある程度の確信をもってトレードができる、そんな相場の裏事情。
皆の注目が集まっているか
しょせんが相場は、どれだけの参加者が買いを入れてくるか否かです。
参加者が少ないところに大したリバは無し。
より多くのギャラリーが控えてこそ、リバウンドの余地があると言うもの。
逆に言えば、閑散ギャラリーにリバウンド無し。
相場の閑古鳥にリバ取り無しであります。
耳目を集める相場こそ、リバウンドの源泉であることは、強調をしてし過ぎることはないのであります。
【実録】リバウンド狙い【2018.11.2】
ネット上のニュースを調べても、通り一遍の情報しか得られません。
ツイッターでも検索してしまいます。
本日は寄り付きからデイトレードは控えるべく様子見姿勢。
しかし、異様に下げている株が。
寄り付きから目を離せませんでした。
「これ買ったら、リバウンドするのでは?」
悪魔のささやきが聞こえました。
毎回、同じことばかり繰り返しています。
リバウンド狙いの罠
なぜ下げているのか、理由はわかりません。
毎回同じです。
結局のところ、下げている株の理由は不明。
ニュースで1行か2行の情報を入手したところで、ほとんど何の役にも立ちません。
問題はそこで買うべきなのかどうなのか、それだけです。
意味のわからない下げ、異様な雰囲気を伴って異常な値動きをする銘柄。
そこにいつのまにか吸い寄せられてしまう悪い癖。
ネット情報の罠
- ググる
- ツイッターで検索する
このパターン、よくやります。
必ずやると言っても過言ではありません。
ツイッター民の反応
- なんでこんなに下げてるの?
- 買いました!
- 炭酸?
- 打診買いしてみた
- ツレー、ツレー
こんな情報見ても何の参考にもならない訳ですが。
肝心かなめの重要情報からは程遠い。
検索、意味なし。
ナンピン忍耐は悪習慣
間の抜けた行動を取りつつ、下がって行く株価にナンピン買い。
相場は膠着しつつあるかに見えました。
「このまま握力で持ち越すか、損切りするか」
考えることは毎回同じです。
結局のところ、その株が上がるか下がるかはわかりません。
勘です。
勘で耐えるか、損切りするかを決断する他ありません。
得られる情報に限りがあるのですから、それもやむを得ません。
すると、とんでもないことが起こりました。
白目をむいたマジで
「これ、あり得ないだろう。」
「ここまで下がってから、また下に行くのか?」
「誰が売ってるんだ?」
毎回、口をついて出る言葉は同じです。
もちろん心の中の声であって、口に出してはいません。
無言のまま、心で叫んでいる状態です。
白目をむいた状態で。
ネット民の反応
- この株、なんなんだ
- この時間になって怒りがこみ上げて来た
- 寄らずのヤバい株、つかんじまった
- さすがに買えない
大引けまで何曜日か気づかない
何と、含み損は建て代金の10%に達しました。
ストップ安に張り付けられ持ち越し。
大引け間際、今日が週末であると気づきました。
一日をかけて有無を言わさず下がっていく株。
その株をナンピンしながら、白目をむいて泡を吹く。
白目の含み損は日常茶飯事
空売りする局面だったのかも知れません。
しかし、当方、買いの判断しかできませんでした。
いくら何でもこのあたりで下げ止まるだろう、そうとしか思えませんでした。
寄り付き前、ストップ高気配。
↓
寄り付きはギャップダウン。
↓
寄り付いてからさらに急落。
↓
膠着の後、ダメ押しの急落が来てS安張り付き。
キツイ。
キツ過ぎて意識を失うレベルです。
これが相場です。
来週以降、強烈なリバウンドが来ることを祈りつつ、必死に耐える週末が来ました。
灰色の週末、残念無念です。
本日の結果と雑感
さて、本日の結果は、ノートレ。
億トレさんは全く戻ってきていません。
なぜそうわかるのか?
新興株の出来高、総量です。
普段と比べ、閑散もいいところ。
1年で一番閑散なんじゃないかな。
まさに、イナゴ同士で戦っています。
IPOが一見流行っているように見えますが、これは見せかけです。
IPO盛り上がってるぜ、みんな来いよ!
とか、あっちの水はダメだが、こっちの水は甘いぜ!
と仕切りに叫んでいるのは、相場の広告塔。
売買代金が減れば、株屋さんの手数料収入が下がってしまいますから。
そんなにそっちの水が甘いなら、いちいち言うわけないって笑
そりゃストポ買えれば強いですが、食らったら終い。
と言う訳で、本日、ノーポジ引け。
3連休後、アメリカ・カナダのスキー場から、そろそろ彼らが戻ってきます。
週明けの爆騰相場、希望。