夏枯れ相場はいつから?

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夏枯れ相場(なつがれそうば)はいつから

夏枯れ相場がいつから始まるか?

当方の感触では、中高生の夏休み期間と同時期です。

そもそも一年を通し、膠着相場の方が長い。

そう思って常に警戒しておけば問題なし。

勝っているなら早目に降りて正解。

いつまで夏枯れ相場が続くかと言えば、これも答えは同じ。

少なくとも中高生の夏休みが終わるまでは続きます。

夏枯れ相場の買い時

夏枯れ相場の買い時はいつなのか?

その答えは、相場のことは相場に聞け。

個別株につくのか、時節柄の流れに乗るのか。

ともかくヒントは相場の中にあり、チャンスを探す他ないのであります。

そもそもが休むも相場で正解の時期。

そんな中、儲けの種がどこにあるのか。

それはみずから探さなければならないと言うことです。

夏枯れ相場は下がる?【過去27年】

夏枯れの時期の日経平均を振り返ってみましょう。

結論を言いますと、夏枯れ相場はどちらかと言うと下がる傾向。

あくまで過去の限定期間のみで言えることですが、夏底などと言う語はここからくるのか?

日経月足の陽線・陰線出現履歴

下表は1996~2022年の日経平均月足チャートの陽線を+、陰線を-として表記したものです。

7月 8月
1996
1997
1998 +
1999 +
2000 +
2001
2002
2003 + +
2004
2005 + +
2006 +
2007
2008
2009 + +
2010 +
2011
2012 +
2013
2014 +
2015 +
2016 + +
2017
2018 + +
2019
2020 +
2021 +
2022 + +

日経月足の陽線・陰線出現回数

+と-の出現回数は下表。

7月 8月
+ 11 11
16 16

日経月足の陽線・陰線出現率

過去27年のうちの何回+、あるいは、-のいずれが出たか、その出現率を示すと下表となります。

7月 8月
+ 40.74% 40.74%
59.25% 59.25%

夏枯れ相場はなぜ起こる?

なぜ夏枯れ相場で出来高が減って来るのか?

実際の話、相場から離れる人が増えるからです。

相場に参入する人が増えたら、出来高が上がりますので。

出来高が減って来たら、危なっかしくて仕方ないのであります。

そもそも相場に夏休みはありません。

放っておいたら夏休みゼロで、平気で株をやってしまいます。

それがそもそもの間違い。

休まずして勝利の女神は微笑んでくれません。

休みなく相場に向かって儲かるなら良いですが、実際そうは問屋がおろしてくれません。

閑散相場のパターン

年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み。

この期間は、トレードをする者にとっては要注意です。

これら3つの期間では、いつのまにか相場全体の出来高が減ります。

しかも、夏枯れの時期は年末年始・ゴールデンウィークよりずっと期間が長い。

これが夏枯れの難しさです。

気づかないうちに負けが込むこと少なからず。

知らず知らずのうちに徐々にやられ、しかもそれが長く続く。

最も注意を要する夏枯れのパターンです。

理想は、勝てる時に着実に勝ち、さっさと休むも相場の態勢に持ち込むこと。

相場は負けが込むと、取り返そうとして余計な手出しをしさらに傷口を広げる。

このパターンが非常に多いのであります。

暑ければ夏枯れる

小中高生の夏休みはだいたい7月21日からが多い。

北海道・東北の場合は7月26日と遅い場合もあり、これは県ごとに違いがあります。

資産が余っていて儲かりまくっていたら、子供を連れて旅行に行ってしかるべし。

また、孤独な人こそ自由にどこかに行くでしょう。

モニターにずっと向かい合っていても意味はありません。

それで夏枯れ相場が来る訳です。

暑いのだからどこかへ行こうよと。

乾燥している地方に行けば、快適極まりないのであるからして。

快適過ぎる砂漠気候

例えば、ラスベガスのように砂漠に作った街なら、気温40℃でも、シャワーに入らなくて平気です。

(入ったほうが良いですが…。)

汗をかいても瞬時に乾く為、非常に心地がよろしい。

しかも肌が常に乾燥しているおかげで、ばい菌も繁殖しないと来ています。

日本の夏に比べたらはるかに快適です。

ちなみに某年7月10日の日本、気候データは

最高気温32.8℃
最低気温25.4℃
平均湿度78%
晴れ時々薄曇り

(気象庁ホームページより)

アメリカ映画などではしばしば、川にざぶざぶと服を着たまま入って、出てきてもそのまま拭きもしません。

あれ、日本でやったら一日中乾きやしません。

不快極まりない上、ばい菌が繁殖して臭くなります。

米国では乾燥しているからこそ、雨に濡れても平気。

そのまま外を歩くし、川でもプールでも服のまま飛び込む気になる訳です。

日本では服を着たまま川に飛び込む人はいません。

服はちょっとやそっとでは乾かない、それを体験的に知っているからです。

一旦びしょびしょに濡れたら、半日干しておいても乾きません。

それが高温多湿の気候です。

スタスタ歩かず休め

日本の夏は湿度が100%近くになります。

ほとんど飽和水蒸気圧です。

飽和水蒸気圧とは、限界いっぱいまで湿度が上がっていると言うこと。

やかんでお湯を沸かしたスチームサウナと大差ありません。

これに対し、砂漠の湿度は10%~20%程度。

気温が50℃近くあっても湿度が低いおかげで、日本よりはるかに過ごしやすい気候です。

飲み水さえあればの話ですが。

日本の旅行者はそのような乾燥気候の知識がありません。

快適なのを良いことに砂漠地帯をスタスタと歩き回ります。

その結果、水分摂取が足りなくなって、いきなり昏倒する人がいるそうです。

水分摂取不足のまま意識を失うのは非常に危険。

絶命の危険すらあります。

お気をつけください。

相場の砂漠を毎日さまよっているトレーダーには、このような予備知識が大事です。

休むも相場は誰から?

じわじわ負ける、ドカンと負ける、このどちらもダメです。

理想は勝って休む。

じわじわ負けていると、それを取り返そうとして、結局ドカンと負けてしまいます。

大きめの勝ちの後に、早降りをするため損切りをするのが理想です。

そういう場合の損切りは痛くも痒くもありません。

はっきり言いましょう。

最も注意を要する3つの期間、年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み。

これらの期間は、資金力のある勝っている投資家から切り上げ、休暇に入る傾向にあるのであります。

結果、全体の出来高がじわじわ減ります。

そして思いもよらぬ急落や、特別売り気配がやってくるのであります。

ツイッターを見ていても、ある程度資金力がありそうなトレーダーに限って、「明日から休暇に入る」などのツイート。

専業投資家のメリット

専業投資家は、好きな期間に休みが取れると言う、大きなメリットがあります。

資金力のある、儲けているトレーダーから休暇に入るのは当然の成り行きです。

そのおかげで大きな玉がブン投げられ、こちらが被害を受けるのであります。

このへんで手打ちにしよう、手を引こう。

そう考えている矢先に急落が来ることも。

夏については、お盆休み(8月15日を含む週)の前後が閑散となることが多い。

しかし、必ずしもその期間に限定されている訳ではありません。

場合によっては、7月中にいきなり夏枯れ相場に入る場合も少なくありません。

相場の参加者は、お盆休みに合わせて休暇を取るとは限りませんので。

昔かたぎのサラリーマンのような人、最近は減ってきています。

お盆休みなんてない人のほうが多い。

交代で有給休暇、あるいは、ブラックで休みなし。

ですので、注意すべきなのは、7月に入ったら夏枯れ相場を警戒し、8月末まで続くと考えたほうがよろしい。

日本は高温多湿と言う気候の特性上、夏枯れ相場の期間が長いのであります。

お盆休みの1週間は、逆に個人が好む株(新興株や材料株)の出来高が上がったりします。

ふだん株をやっていない人がいきなりデイトレを始めたりするからです。

ゴールデンウィークも同様。

最近では夏枯れの傾向は早まり、梅雨の時期から夏枯れモード入りなんてこともあります。

梅雨の6月から3カ月夏枯れもある。

当方、最近ではそう頭に叩き込んでいます。


さて、本日の結果は、スイング負け。

ク●株を持ち越したら何の音沙汰もなく、動きやしない。

微損だったから良いものの。

もう腰の入った買いは期待できません。

なぜなら梅雨からの夏枯れ入りやも知れない。

ここからの3カ月は極めてチャンス限定、ホントに行ける場合のみイク!

そんな手法に切り替えたいと思います。

すなわち、休むも相場であります絶対に。

勝手に手が出てやべー株たっぷり買い持ち。

全然休んでね。