横ヨコ、小動き、ボックス、ペナント型相場、いろいろな言い方があり、パターンがありますが、総じて揉みあい相場は買い。
その理由は、揉みあっている隙に、おいしい所を頂くことができるからです。
ただし、条件があります。
当方の独断と偏見による、揉みあい相場突破法。
なお、以下はあくまで素人の感想であり、参考にならない面は少なくありません。
十分にご注意ください。
団子チャートは買い
当方、様々なパターンの揉みあい相場を総称して、団子チャートと呼んでいます。
団子をいくつか無造作に放り投げたようなロウソク足。
これが揉みあい相場における、よくあるチャートであります。
方向感が定まらず、買っても売っても、どんぐりの背比べ。
そうそう儲かりゃしないのではないか?
こんな時、当方はたいていの場合、スイング買いを入れて行きます。
全体相場が揉みあったら、ひたすら買う。
相場がはっきりしなければ、はっきりしないほど、買い。
そう考える根拠は、上がる銘柄を買いさえすれば、すべてが解決するからであります。
上がる銘柄とは
当方の場合、上がる銘柄とは、偶然上がるのではなく、何らかの強力な理由によって、やむにやまれず強引に上がって行ってしまう銘柄を指します。
このような頑強銘柄は、相場に方向感が出ていない時こそ、グイグイ来るのであります。
揉みあい相場など、上がる銘柄にとっては全くもって関係なし。
従って、買える銘柄を買っていけば良いだけ。
日経平均を見て、マザーズ指数を見て、ダウ平均を見て、S&P500を見て、半導体指数を見る。
そんな余計な心配をしなくても済む相場、それが揉みあい団子相場なのであります。
にも関わらず、多くの人が揉みあい相場を不得意としています。
方向感がつかめず、ポジションを控え、様子見に徹する場合が少なくありません。
なぜ、そうなるのでしょうか。
揉み合いが難しい理由
なぜ揉み合いで勝てないのか?
その理由は、上がる銘柄が判別できないからであります。
実に単純な理由であります。
上がる銘柄を抽出できないがために、ポジションを外し、様子見をする。
逆に言いますと、どんどん上がる銘柄を横目に、次のチャンス、すなわち相場が良くなるまで待たなければならないのであります。
この機会喪失感。
問題は、上がる銘柄をいかに抽出するか、のみと言っても過言ではありません。
この抽出力があれば、団子チャートこそ、くみし易い。
頑強銘柄さえわかれば、素っ高値だろうが底値だろうが、その銘柄を買い持つだけで解決するのであります。
揉み合いで買う理由
迷い相場こそ、頑強に上がる銘柄で取りやすい相場です。
その理由は、
- 上がるかどうかわからない
- 下がるかどうかもわからない
- 横ヨコかどうかもわからない
からです。
もっと言えば、大きく下げない限り、買いなのです。
であるならば、一番ガツンと上がる株を買って行きましょう、と。
確かに、下がる相場で買い持つのは、難しい。
全体相場に押され、やられてしまうからです。
しかし、そうではないのであります。
せっかく揉み合い相場が来た。
これは貴重な機会であります。
上がる銘柄がわかりさえすれば。
上がる銘柄の選び方
頑強に上がる銘柄には、いくつか種類があります。
おおまかに分ければ、
- 素っ高値を更新する銘柄
- 戻り歩調の銘柄
- 底値で反転しそうな銘柄
の3種類であります。
日本市場において、銘柄は4000内外あります。
ここから最も上がりそうな銘柄を、この3種類の場合分けにおいて、選び出す。
それさえできれば、解決であります。
当方、揉み合いが来たら、このコンセプトに従い、頑強銘柄をセレクトします。
4000あれば、該当銘柄は少なくとも、そのうち数銘柄程度はあるものであります。
どうやってそれを探すのか?
その答えは、何のためにチャートが存在するのでしょうか、と言うことであります。
過去のチャートを見れば、その答えは出ています。
実にパターン・マッチングに過ぎません。
当方、この方式により、揉み合い相場で買いを入れることを、揉み買いと呼んでいます。
ただし、注意事項はあります。
揉み買いの注意事項
- セレクト方法
- ポジションの大きさ
に細心の注意を払うと言うことです。
セレクト方法
頑強銘柄をセレクトする場合には、条件をいくつか設け、4000の中から該当銘柄が数銘柄となるように、段階的に抽出します。
条件の例としては、出来高がいくら以下のものは排除する、などです。
頑強に上がる銘柄が、そんなにたくさん存在する筈もありません。
理詰めのフィルターに何枚か通し、結果として絞り込みができるようにすると、よろしゅうございます。
ファンダメンタルを盛り込むかどうか、これは個人の裁量であります。
当方の場合には、盛り込まない場合、多し。
短期ですから。
ポジションの大きさ
ポジションは決して大きくしてはいけません。
チャンスが来たと言えども、全体相場がこっぴどく急落すれば、お目当ての銘柄も下がってしまう可能性は高いのです。
暴落がいつ来るかは誰にもわかりません。
もしそうなった場合に、とんでもない目に合わずに済むよう、玉をおさえる。
玉を小さくおさえた上で、分散買いをする方法もあります。
団子相場で買い、上手く行かないと言う場合には、上記の2条件のうち、いずれかが欠けているに過ぎません。
条件さえ満たせば、こんなにチョロい相場はないのであります。
迷い相場こそ
気迷い相場こそ、仕手株など、頑強に上がる株で取りやすい機会であると。
まあ、何を持って仕手株と呼ぶのかは、諸説ありますが。
そして、この団子相場において、スイング玉をポジれず、様子見をするなど、当方としてみれば愚の骨頂。
他で稼げる機会は、多くはないのであるからして。
しかるに、日経や米国株で団子チャートが出現したならば、気にせず買い持ちできるチャンスである、と。
さて、本日のトレードですが。
デイなし、スイング負け。
なんやねん負けとるやないか。
団子相場、買いやなかったんかい。
チョロくて愚の骨頂がどうたらやなかったんかい。
やってられんグレたるわ。
テケトー買い持ち、再度団子勝負!