地合いが悪い時

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地合いが悪い時の手法

トレードなど所詮は勘。

ただ盛り上がった板についていく。

それでチマチマは取れるのであります。

しかし、やられる時が問題。

一気に一直線にやられてしまいます。

このやられ対策としては、普段から利幅を多く取っておくこと。

利幅の薄いトレードは、やられる時に一気に持って行かれてしまうためです。

では、どうすれば利幅を伸ばせるのか?

利幅は地合い

地合いが良ければ利幅はイケます。

しかし地合いが悪ければ、1ティックをこそぎ取るトレードになりやすい。

グイグイ来る銘柄であれば、利幅を伸ばすことも不可能ではありません。

しかし、ショボい値動きで誰も買わない、この銘柄、一人で回してるんじゃないか?

そんな銘柄で利幅を稼ぐのは不可能と言って良いのであります。

地合いが悪ければ、利幅は稼げない。

チマチマと利を積み上げては、ある時ドカンとやられてしまいます。

結局は完全なる地合い依存。

注意すべきは、地合いが悪い時の危険な手法。

悪地合いのトレード

危険な手法は、たいていの場合、逆張りであります。

これパターン。

下げたところに入って、利幅を頂く。

しかし、この手法、地合いが悪くなればなるほど、同じことをやる人が増えます。

そこそこ稼げるが、ある時ガラが来ます。

人が集まり過ぎて、段ボールの底が抜けてしまうのです。

それでまたトライして取り返しながら、徐々に玉が大きくなっていく。

取り返すために玉がデカくなるのであります。

いわゆる、相場のアリ地獄です。

そして、逆張りである以上、インするのは谷底。

場合によってはストップ安に近いところで買っていたりするものです。

そこにガラが来て、息の根が止められる。

ストップ張り付けの刑であります。

大やられのパターン

大きくやられるパターンはたいていの場合、特売りか、ストップ安にハマった場合です。

ここで利益を吐いてしまいます。

利益を吐くどころか、胃液まで吐く場合があります。

パターンは決まっているのであります。

やればやるほど、そのパターンにハマる可能性が増えていく。

そもそもチャンスが少なくなっているところに、皆が全員、そこに吸い寄せられていくのです。

相場のアリ地獄はなぜだか皆に平等。

もがけばもがくほど、じりじりと。

そして、最終的には相場の養分に。

これが大方の典型事例です。

悪地合いの手数

地合いが悪くなったら、まず様子を見る。

手数を減らしておいて損はありません。

アリ地獄に引き込まれないための対策であります。

ともかく相場の荒野では、アリ地獄がそこいらじゅうに仕掛けてあります。

そして、できれば逆張りには慎重になったほうがよろしい。

大ヤラレを防ぐためであります。

当方の場合、あえて素っ高値を買うようにしています。

素っ高値をつけている銘柄は、地合いが悪くなると必然的に少なくなります。

これで手数を減らせるのであります。

手数の連動性

素っ高値を狙うことで、自動的に地合いに合わせて手数を調整することができます。

地合いが悪くなったのに、ここぞとばかりにインしてはならないのです。

相場が下げ始めてから、なぜ手数を増やす必要があるのか。

それは一種の錯覚。

どっちにせよ、そのうちやられるのだから、地合いの悪い時にはなるべく手を出さない。

チャンスの限定。

自動的にそうなるような仕組みが大事です。

ターゲットを絞り込む

ターゲットとは絞り込むもの。

なぜそう言えるのか?

効率を上げるためです。

では、効率の良いトレードとは何か?

分散し過ぎないことです。

分散銘柄数を抑える

分散する場合、銘柄数はあまり多くない方がよろしい。

なぜ、多くの銘柄に分散してはいけないのか。

その答えは、上がる銘柄がわかっていないと言うことにあります。

言い換えれば、絞り込みの精度が甘い。

経験則上、買い持ち数にして15~20銘柄くらいを超えてくると、勝ち幅が薄くなります。

効率が良いトレードとは、買い持ち銘柄数にして数銘柄。

少なければ少ないほど良い。

強力な値上がりとは局所的に起こるものだからです。

ぶち上げの希少性

相場において、値幅を大きく抜く、これに勝る効率的な手法はないのであります。

分散は効率の敵。

すなわち、できるだけ絞り込む。

そして、強力に値幅を抜きに行く。

ぶち上げの希少性を取りに行くのです。

どの銘柄がワープするのか。

相場はその読み合いです。

すなわち、ぶち上げの奪い合い。

絞り込みと地合い

確かに、地合いが良ければ上がる銘柄は増えます。

結果、ポジションは横に広くなる。

しかし、利幅の狭さは負けトレードを呼びます。

なぜなら、そのうち大きくやられてしまうから。

実は、下げ相場の方が、数は少ないがグイグイ上がる銘柄が出てきます。

すなわち、地合いに合わせ、絞り込み銘柄数を調整する。

効率の観点からすると、自動的にそうなります。

下げ相場の方がやりやすいとは、そういう経緯。

上げ相場は痛い

正直に言いまして、上げ相場は難しい。

下げ相場では「こいつは絶対くる」「いただきだ」と言うケースに出くわす機会が比較的多い。

これに対し、上げ相場では上がる銘柄が多いため、的が絞りにくい。

手数ばかり増えて利幅が伸ばせないのであります。

おいて行かれたら機会損失、ついて行けばコツコツドカン。

これが上昇相場の難しさ。

いただき相場の目くらまし

「いただきだ」と思いつつ期待を裏切られる。

世の中は実にそういうことが多い。

本当のイタダキ銘柄の数は、1日にして頑張っても2~3銘柄程度。

クラスに2~3人は好きな人がいる。

しかし、それを無理矢理広げる必要はないのであります。

相場の恋は追えば逃げる。

相場とは値上がりに恋をする鉄火場であります。

そして、ターゲットは絞り込まれます。

ターゲットは局在的かつ極大化した値動きです。

買い遅れ涙目とならない

買い遅れ涙目と言えば、ご存じ、相場の定番。

グイグイ来ている相場を横目に、あろうことか、ノーポジ。

なぜ買ってないんだ?

そうつぶやきながら、もはや為すすべ無し。

為すすべ無しと言ったって、何とかしなければなりません。

買い遅れ涙目から反転攻勢をかける手法。

当方の場合、それは以下のようなものです。

素っ高値のコレクション

上がり始めたら何を買うか。

当方の答えは、素っ高値銘柄であります。

安易に下げている銘柄を買っても、ロクな目に合わない。

中途半端に上げている株も難しい。

相場とは、上がっているものがグイグイ上がって、他は取り残される運命にあるのです。

当方、相場が上がり始めたら、必ず素っ高値銘柄を監視銘柄とします。

素っ高値の監視銘柄コレクションをズラッとPCに並べ、チャンスを伺う。

単純明快であります。

何を狙うのか

素っ飛びの定義とは、当方の場合、以下となります。

高値圏でじわじわ上がる株、これを持っていると言うのは、実は効率が良くありません。

持っているうちに急落するからです。

買うからには上がるだけではなく、グイグイ来てもらわにゃ困るのであります。

いちばん良いのは、買ったらすぐに素っ飛んで上がる。

しかもそのまま大引けを迎え、翌日になったら、さらに上に行く。

これがベストシナリオであり、最も効率の良い値上がりとなります。

ストポ高に全振りしない

急落の危険性は常にあります。

決して1銘柄に全力投入してはなりません。

そんなやり方を続けていれば、いつか大きくやられてしまいます。

当方、過去において、ストップ高張り付き銘柄に固執する手法を採用していました。

結果、とんでもなくエライ目にあいました。

場中、張り付いた銘柄が突如として

垂直下落

特別売り気配

そのままストップ安張り付け

翌日大幅ギャッダン

と言う憂き目にあったのです。

また、ストポ高で引けたのに、おかしな材料が出てPTSで下落。

信用で買っていたので全く逃げられず、涙にひれ伏したこともありました。

その他にも、買い持ちのストポ銘柄がPTSで爆上げ。

翌日フタを開けてみたら、普通に大幅ギャッダン。

すなわち、相場は運であります。

幸運の中から少しだけ利益を分けてもらう仕組みなのです。

おまけで買っておく

お目当ての銘柄はまぼろしであります。

不確定なものに全振りするのではなく、おまけで買っておく。

すなわち、恋に全振りすることなかれ。

間違えて上手く行ったら儲けものなのであります。

当方、ストポ高買いは、あくまでおまけで買っておく主義。

おまけがたくさん買えれば実にラッキー。

そして、10個のおまけから1つの大当たりが出る。

これで解決であります。

しかし、ここで問題が発生します。

おまけはそうそう、そんなにたくさん手に入らないのであるからして。

チャンスの掴み方

おまけがたくさん手に入るか否かは、結局のところ、地合い。

地合いが良ければ、ストポ張り付け銘柄もたくさん出ることになります。

すなわち、買い遅れ涙目で地団駄踏んでいる暇はありません。

取り残され、置いていかれて、途方に暮れる。

たくさんのおまけ銘柄を手にするチャンスは増えているのに。

すなわち、買い遅れ涙目に臆さず、素直に相場についていけばよろし。

チャンスとは、そのような類いのものであります。

手法を修正する

頭打ちは忘れた頃にやってくる。

そんな時のために、当方、データを集めています。

行き詰ったらデータの洪水の中で、水浴びをするのであります。

ついこの間も手法の修正を余儀なくされました。

その詳細は以下。

頭打ちの問題

同じことをやっているのに、急速に頭打ちとなる。

負けがこんでくる。

トレードをやっていると、こんなことが非常に多いのであります。

なぜ急にダメになるのか。

地合いか。

運か。

脳細胞の不足か。

その答えはなかなかに見つからない。

できることはデータの見直しであります。

見直したら解決する訳ではないけれど、それしかやることがありません。

データの内容

データとは、当日の4本値のみならず、出来高、値上り率、値下り率、時刻、その他であります。

出来高や値上り率、時刻などにもいろいろ種類があります。

チャート画像も保管。

最近、チャート画像も43インチモニターに合わせた大きめのものを保存。

これは細かな部分が見やすいのでヨシ。

データは食いますが。

画像はエクセルに紐づけています。

ハードディスクが一杯になりますなぁ。

古いハードディスクが捨てられません。

データが多すぎ。

見直してもどこから手をつけて良いかわからなくなります。

データのゴミ屋敷や。

そして、途方に暮れて目をつむり、頭を抱えています。

デイがマイナス

年間通して振り返るに、デイが重しになっていることが多い。

やめれば良いのではないか。

そんな気がしてきました。

スイングに全振りでいいんではないかと。

そうすっかな。

どうもスイングは全体的に収支が平均しているのに対し、デイのほうがバラツキが大きい。

コツコツドカンの程度が、デイの方が大きいのであります。

その割には損失は普通にある。

デイのほうが平均的、かつ急変動が少なくないと、旨みはありません。

ぶっこみ癖があるせいかな?

トレードと地合い

スイングの収支が平均的に推移していると言っても、デイより地合いに左右されることが多い。

相場が動かないと、スイングトレードはできないことが多いのであります。

ずっと横ヨコ相場ですと出る幕無し。

1週間も様子見が続くと、焦ってきます。

稼げねえよ、と。

これに対し、デイは地合いにあまり左右されない。

しかし、全体相場に関わらず、やられる時はやられてしまう。

これが克服できれば、ひと資産稼げるでしょうな。

逆に言えば、デイがうまいのに資産が作れない。

これはトレードが下手だと言うことに他ならない。

そんなに勝てるなら、余力を全振りしてぶっこめば良いのであります。

そうしたら資産うなぎ上り。

しかし、ぶっこんでタヒんでりゃ、世話ないわってことで。

相場迷宮の感想は以上です。


さて、本日の結果はスイング勝ち。

玉が小さく勝ち額は少ない。

目星をつけた銘柄はほとんど上がり地団太。

地合いは微妙で、どっちに行くかわかりません。

上いきそうな気がするんですが。

上げ相場確定してから買い持ちします。

大事を見てノーポジ。